マスタング専門店とも言えるほど、多くのマスタングを販売するガレージダイバン
マスタング専門店とも言えるほど、多くのマスタングを販売するガレージダイバン。様々な世代やグレードを販売していくなかで、積極的に導入しているのがMT仕様。その理由はただひとつ。マスタングで走りを楽しむオーナーが増えているからだ。
マスタングを本当に楽しむならMTだ
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2020 FORD MUSTANG Eco Boost MT
速さだけじゃなくクルマを操る楽しさ
様々な車種を販売し車両の入れ替えがコンスタントにあるガレージダイバンだが、ショールームに必ず並び展示されているのがマスタングだ。車両は基本的にはノーマルで、05年以降の第6世代、15年からの第7世代の中から、選りすぐりのモデルを展示している。限定エディションなど特別なモデルも多く仕入れているが、積極的に仕入れているのが、マニュアル仕様だ。
マスタングには、直4エコブースト、V8が存在するが、チャレンジャーのように「絶対V8」を叫ぶユーザーは少なく、エコブーストを指名買いする方も多い。しかしそうしたエコブーストを希望するユーザーであっても、「走りを楽しみたいから、MTが欲しいと言うユーザーさんもいます」とはガレージダイバンの営業・吉川さん。確かに、MTを希望するユーザーの多くは速さを求めてV8を選ぶ傾向にあるようだが、ガレージダイバンでは、エコブーストに乗るユーザーに対してもMTという選択肢を与えて、「マスタングの走りを楽しんで欲しい」と考える。
そんなMT仕様だが、そもそもの数が少ない上に、半導体不足の影響で高年式の中古MT仕様は本国でも入手困難。今回撮影した20年型エコブーストMTは、かなり希少なモデルといえるだろう。速さだけじゃなく、クルマを操る楽しさを感じるチャンスだ。
エコブーストにも上級パッケージのプレミアムが設定されるが、撮影モデルはベーシックモデル。カスタムはされておらず純正のまま。唯一変更されているのが、車検対応の社外テールレンズだ。
5.0ℓV8(460hp)のGTと比べると、エコブーストはかなり劣ると思われがちだが、搭載する2.3ℓ直4ターボエンジンは、最高出力310hp、最大トルク48.4kg-mと、ポテンシャルは高い。軽快なレスポンスであるため、街乗り走行ではエコブーストMT仕様の方が楽しめる。
ガレージダイバンで積極的に導入するMT仕様。クルマを操る楽しさを味わうため、幅広い年齢層がMT仕様を求めるという。この傾向は、特にマスタングユーザーに多いとか。
★ Thanks:GARAGE DAIBAN【ガレージダイバン】
TEL:03-5607-3344http://www.daiban.com
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2022年6月号掲載
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