個性派を貫くマストな選択肢としてラッピングを推奨
ラッピングと聞くと派手な色目を採用した個性派と言ったイメージだったが、春素材や色味に加え、全面貼りか否かでもかなり印象が変わる。そんなラッピングカスタムの最前線をJKラングラーと共に紐解く。
Jeepに首ったけ
昼夜で表情を一変させるスチールジェットブラックの魅力
JEEP WRANGLER UNLIMITED WRAPP MAKE
人気が高くなるのと比例してカスタム車両も多くなり、同じ様なスタイルが街に溢れるのが世の常。そこでひと癖愛車にプラスして個性的に彩る選択肢としてオススメしたいのがラッピングだ。ラングラーの様に元々ハードシェルとボディの質感や色味が異なる車両なら、ラッピングでアレンジを利かせる絶好のベースとなる。
撮影したJKラングラーは大阪府堺市美原区のカラカスが、自社のラッピング技術をアピールするデモカーとしてはもちろん、オーナーのカズマさんがファミリーカーとしても愛用する自家用兼営業車。どうせなら派手なラッピングカラーで目立たせればとも思うが、良い意味でそういったラッピングの認識を覆したいのが本音。
このラングラーを見た第一印象は派手さがない。どちらかと言うと昔ながらの硬派な四駆らしい鉄の塊感に溢れている。実はそこが狙いだ。暗がりでみると普通の黒いラングラーに見えて日中に太陽の光を浴びるとブラッククロームの鏡面が際立つ「スチールジェットブラック」を採用しつつ、シェルやグリルはマットカラーでメリハリを利かせる。さらには元色の純正レッドを部分的に残すことでアクセントカラーとなり、表情の異なる黒を引き立てる。奇抜な色で個性を演出するのはイージー。だからこそ落ち着いた色味で勝負する所が粋な計らいだ。
ルーフ、ボンネット、バンパー部分のバーライトを皮切りにスチールバンパーやサイドステップなどワイルドなオフローダーらしい装飾と、ラッピング施工によるブラッククロームの表情が絶妙に融合。
2インチボディリフトとラフ& カントリーの3インチリフトアップコイル&ショックアブソーバーにタイヤ外径をプラスすると約6インチアップとなるリフト量。ワイドフォルムも相まってワンランク上の車格と言った印象だ。
22インチTISオフロードホイールに37インチのマットテレーンをマウントするディープリムなボトムス。シッカリとカバーするフラットワイドフェンダーもクール!
ファミリーカーとしても愛用するため、お子さん同乗時やご近所ではノーマルサウンド、イベント参戦時などはギブソンサウンドにコントローラーで切り替え可能に。
エクステリアの赤い差し色からリンクする様に赤基調のインテリア。ラッピングの場合、ドア内が赤いままなのでむしろこれ位色を合わせていく方がベターだ。
黒ベースの鏡面が個性的なスチールジェットブラックという名前のラッピングを採用。カッティングシートで予めデザインして張った後にラッピングで綴じるエンボスアレンジを利かせることで、表情の奥行き感やメリハリを効果的にプラスさせている点も特筆物だ。
THANKS:CARACAS
TEL:072-362-0077
https://6caracas9.com/
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2023年3月号掲載
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