希少なJeepにさらなる個性をプラス

SUV

ジープ

アメマガ2023年3月号

JLラングラー

ラングラー

Jeepに首ったけ

ラングラーアンリミテッドルビコン

Jeepに首ったけ


CADを駆使して創る自作デカール類が光る

JEEP WRANGLER UNLIMITED RUBICON Sky One-Touch Power Top

トランスフォーマーのバンブルビーへの憧れか、「いつか黄色いクルマがほしいなー」と思っていたという佐藤さん。そして同時に、お子さんが大きくなったらJeepにも……。

 

「当時はアルファードに乗っていたんですが、日本でもJLが出る? 出ない? という時期でした。こりゃあもう、乗るしかない、って感じでした」

 

そして日本での発表と同時に、JLのオーダーを入れてしまったという。

 

「はじめはホワイトが確保しやすい、ってことでホワイトをオーダーしていたんですが、納車を待っている間にディーラーの方から“ルビコンの限定車(スカイワンタッチ)が出る”というお話があって。聞けばイエローの設定もあるっていうじゃないですか!」

 

もちろん、そちらにオーダー変更したのは言うまでもない。

さて佐藤さんのJeep、色や仕様の稀少さ(全国49台)もさることながら、カスタムの方向性もオリジナリティたっぷり。自分だけのアイデアを実際のカタチにした、そんなスタイルもマインドもカッコいいJeepなのだ。とりわけ目を引くのがステッカーやデカール類。すべて自分で、CADを駆使してデザイン。キャリアやロールケージ(風)の仕上げなど、参考になることばかりだ!

フロントバンパーはラギッドリッジのショートタイプ。グリルまわりにもデカールで独自のアレンジが施されていて、ほかにはない個性的な表情を創りあげている。

リアにはヒッチキャリアも装着して、バイクやアウトドアグッズなどを運べるようになっている。道具として使い倒すアクティブなイメージが、Jeepのキャラクターともマッチしている。

撮影時、サスペンションはコイルスペーサーで2インチアップ。ショックアブソーバーはルビコンの純正だが、ブラケットで2インチアップに対応。ただしすでに3.5インチアップのカスタムをオーダー済み。37インチタイヤをより生かせる仕様にする予定だ。

スカイトップを生かすため、ルーフキャリアはあえてJL専用品を選ばなかった。車高は上がってしまうが、サイドにサンドラダーなどを備えるアドベンチャラスなスタイルを作り上げている。趣味を満喫するためのパーツが各所に散りばめられている。

全国49台限定で販売されたルビコン・スカイワンタッチ・パワートップ。この開放感を生かすため、ルーフキャリアやライティングのカスタムも、よく考えられている。ちなみにキャリアへの荷物の積み降ろしも、ルーフトップから行なうそう。

ボディのあちこちに張られたデカールやステッカーは、すべて自分でデザイン、制作したもの。そのクオリティは高く、販売されていてもおかしくないほどの仕上がり。

「#jeepteamyellow」のメンバーでもある佐藤さん。とにかくクルマだけでなく、身の回りのものすべて“黄色”にこだわっているのだ。Jeepのホビーカーも、自分の愛車とまったく同じ仕様に!


佐藤綾太さん

トランスフォーマーに憧れ、黄色いJeepを“それ風”に仕上げてしまった佐藤さん。測量の仕事で培った技術を生かした緻密な自作パーツ&ステッカーの数々は、販売してほしいほど!


PHOTO:浅井岳男
TEXT:高坂義信
アメ車マガジン 2023年3月号掲載


関連記事

RELATED


高級ホイールメーカーが手掛けた魅惑のエアロ【AGGRESSOR KIT】

オフロードを走るポテンシャルをスポイルすることなく、アーバンにもマッチするパーツをまとったラングラー。スポーツフィール溢れるエアロやイルミをインストールしたフェンダーはラングラーに新たな存在感を与える。

カスタム済みの中古車なら購入時からスタイリッシュ!【トップスピード】

最近、JEEPが気になる人が増加中!でも、今からディーラーに新車を買いに行っても数年待ちは当たり前。「今すぐ乗りたいし、カスタムしたい!」という人に、TOPSPEEDのラングラーをお勧めしよう!

快適で乗りやすいドッグファーストなジープラングラー

個性派を貫くマストな選択肢としてラッピングを推奨

ラッピングと聞くと派手な色目を採用した個性派と言ったイメージだったが、春素材や色味に加え、全面貼りか否かでもかなり印象が変わる。そんなラッピングカスタムの最前線をJKラングラーと共に紐解く。

求める性能やスタイルに合わせ、最適なカスタムメニューを提案する【TAKE-OFF】

カスタムだけでなく、国内をはじめ北米大陸やグアム島のオフロードレースに長年参加し、本場アメリカのオフロード文化を体験する中でジープの独自性を経験したテイクオフ。ゆえにラングラーのカスタムは得意中の得意で、多種多様なスタイルを提案中だ。

 

最新記事


2025/10/30

【マッスルカーナショナルズ14】イベントの主役は、1960~70年代のアメリカンマッスルカーたち

イベントレポート

MUSCLE CAR NATIONALS 14
18th May 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場

2025/10/28

夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】

クーペ

ダッジ

フォード

一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!

2025/10/23

兄のゴリ推しで実現させた!?兄弟でアメ車を所有する喜び【ナビゲーター&300Cツーリング】

ステーションワゴン

SUV

リンカーン

クライスラー

25歳で初めての愛車にキャデラック・SRXを購入していらいアメ車の虜となった兄のNATSUKIさん。一方「国産ミニバンや1ボックスが便利!」とアメ車に無関心だった弟のNORIさん。弟にアメ車に乗ってもらって、その魅力を共有したい!その想いよ届け!

2025/10/21

自然豊富な故郷に建てた家族が毎日笑顔になる家

HOUSE

家族5人で暮らすアパート暮らしは窮屈そのもの。新たに家族が増えることが分かり、家族みんなが笑顔になれるマイホームを建てることを決意した藤本さん。奥様が憧れたリアルアメリカンの住宅を建てるべく、大家族の夢がスタートする。

ランキング


2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2023/01/20

発展の可能性を秘めるパシフィカは今後も注目!?

SUV

クライスラー

最先端を走るアズールモータリング・アメリカンショールームだけに、カスタムベースはトレンドモデルと思われがちだが、実は今、在庫車にカスタムされている面白いモデルが販売中だ。それが現行のクライスラー・パシフィカ。オリジナルホイール「SKYフォージド」を履いた、日本で唯一のカスタムモデル!?

2025/10/30

【マッスルカーナショナルズ14】イベントの主役は、1960~70年代のアメリカンマッスルカーたち

イベントレポート

MUSCLE CAR NATIONALS 14
18th May 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場