希少なJeepにさらなる個性をプラス

Jeepに首ったけ
CADを駆使して創る自作デカール類が光る
JEEP WRANGLER UNLIMITED RUBICON Sky One-Touch Power Top
トランスフォーマーのバンブルビーへの憧れか、「いつか黄色いクルマがほしいなー」と思っていたという佐藤さん。そして同時に、お子さんが大きくなったらJeepにも……。
「当時はアルファードに乗っていたんですが、日本でもJLが出る? 出ない? という時期でした。こりゃあもう、乗るしかない、って感じでした」
そして日本での発表と同時に、JLのオーダーを入れてしまったという。
「はじめはホワイトが確保しやすい、ってことでホワイトをオーダーしていたんですが、納車を待っている間にディーラーの方から“ルビコンの限定車(スカイワンタッチ)が出る”というお話があって。聞けばイエローの設定もあるっていうじゃないですか!」
もちろん、そちらにオーダー変更したのは言うまでもない。
さて佐藤さんのJeep、色や仕様の稀少さ(全国49台)もさることながら、カスタムの方向性もオリジナリティたっぷり。自分だけのアイデアを実際のカタチにした、そんなスタイルもマインドもカッコいいJeepなのだ。とりわけ目を引くのがステッカーやデカール類。すべて自分で、CADを駆使してデザイン。キャリアやロールケージ(風)の仕上げなど、参考になることばかりだ!
フロントバンパーはラギッドリッジのショートタイプ。グリルまわりにもデカールで独自のアレンジが施されていて、ほかにはない個性的な表情を創りあげている。
リアにはヒッチキャリアも装着して、バイクやアウトドアグッズなどを運べるようになっている。道具として使い倒すアクティブなイメージが、Jeepのキャラクターともマッチしている。


撮影時、サスペンションはコイルスペーサーで2インチアップ。ショックアブソーバーはルビコンの純正だが、ブラケットで2インチアップに対応。ただしすでに3.5インチアップのカスタムをオーダー済み。37インチタイヤをより生かせる仕様にする予定だ。
スカイトップを生かすため、ルーフキャリアはあえてJL専用品を選ばなかった。車高は上がってしまうが、サイドにサンドラダーなどを備えるアドベンチャラスなスタイルを作り上げている。趣味を満喫するためのパーツが各所に散りばめられている。


全国49台限定で販売されたルビコン・スカイワンタッチ・パワートップ。この開放感を生かすため、ルーフキャリアやライティングのカスタムも、よく考えられている。ちなみにキャリアへの荷物の積み降ろしも、ルーフトップから行なうそう。




ボディのあちこちに張られたデカールやステッカーは、すべて自分でデザイン、制作したもの。そのクオリティは高く、販売されていてもおかしくないほどの仕上がり。
「#jeepteamyellow」のメンバーでもある佐藤さん。とにかくクルマだけでなく、身の回りのものすべて“黄色”にこだわっているのだ。Jeepのホビーカーも、自分の愛車とまったく同じ仕様に!
佐藤綾太さん
トランスフォーマーに憧れ、黄色いJeepを“それ風”に仕上げてしまった佐藤さん。測量の仕事で培った技術を生かした緻密な自作パーツ&ステッカーの数々は、販売してほしいほど!
PHOTO:浅井岳男
TEXT:高坂義信
アメ車マガジン 2023年3月号掲載
最新記事

2025/09/18
【ウイングオート】車両の購入やメンテだけでなく クルマを走らせる楽しさも提供
愛車のポテンシャルを引き出して走るは、技術や知識が必要となる。ウイングオートではドライビングアカデミーを開催し、それらを提供する機会と場所を提供する。

2025/09/16
【モーターファンフェスタ 2025】様々なクルマを身近に感じられる日本最大級の「体験・体感」イベント
MOTOR FAN FESTA 2025
in 富士スピードウェイ
20th Apr 2025

2025/09/11
足利から宇都宮に場所を移したが、変わらずアメ車ファンが押しかけた。【K-Styles × DETERMINATION】
K-Styles × DETERMINATION
20th Apr 2025
マロニエプラザ

2025/09/09
【1985 シボレーC-10】人気爆上がりの第3世代後期 激レアのディーゼル
シボレー・C/Kモデルの第3世代(1973~1987年)。特に角目4灯に変更された後期型の人気は高く、車両の争奪戦が行なわれている。スカイオートで販売中の85年型C-10は、ディーゼルエンジンを搭載する超激レアモデルだ。