せっかくアメ車に乗るんだからネガティブな部分も魅力
初めてのアメ車は、桁違いなエンジンに惹かれたC1500・454SS。それ以来アメ車の魅力にハマり、数々のアメ車を手にしてきたKAZさん。現在の愛車はダッジデュランゴ。
SOUL OF MOPAR -我らを魅了して止まないモパー-
奥さんがクルマを買う、だったら俺も何か欲しい!
'99 DODGE DURANGO
アメリカ軍用車両などのミリタリーが好きなKAZさんは、そうした車両が出てくるアメリカの映画を見ているうちに、登場するアメ車にも興味を持ち始めていく。そして、アメ車の知識は無いままに、見た目のカッコ良さに惹かれてプリムス・バラクーダを見に行くも、その隣に置かれていたC1500・454SSの超弩級エンジンに魅了され即決。それが約20年前の出来事で、それからどっぷりアメ車の沼にハマっていくことになる。

KAZさんがアメ車の沼にハマることになった要因は、アメリカンミリタリー好きだったこともあるが、454SS所有時代にメンテで訪れた、千葉県銚子市のガレージジョーカーの存在が大きい。「何も知らないまま乗ってメンテとか苦労した時に、アメマガに乗っていたジョーカーさんを知って訪れて、社長からメンテのことやアメ車の魅力をタップリ教えてもらったんです。見た目は怖かったですが…」。信頼できるショップを得たことで、不安なくアメ車を所有することになったKAZさんは、74マーキュリー・クーガー(現在も所有)を皮切りに、XJチェロキー、パークアベニュー、ブロアムなど、気になるアメ車を次々と購入。

そして5年前に購入したのが、現在の愛車である99年型デュランゴだ。奥様がクルマを買い替えるためにガレージジョーカーを訪れた際、色々選ぶ奥様の事が羨ましく見え、我慢できずに「俺も何か欲しい!」。その結果、手にしたのがこのデュランゴというわけだ。「もちろん何でも良かったわけじゃなく、5.9ℓOHVという、いかにもアメ車らしいエンジンに惹かれました」。因みに、奥様は国産車を購入したが、チェロキーやパークアベニューは奥様が好んで乗っていたと言うから、立派なアメ車女子だ。
デュランゴは、購入当時からバンパーガードは装着されているが、KAZさんの好みは純正スタイル。乗り心地を高めるためのショック交換も定番だが、「それも含めてアメ車らしい」と、敢えて強化品を使わない拘りぶり。現在は、クーガーを自らの手でレストアに励むなど、アメ車のある生活がライフスタイルになっている。


純正スタイルが好みであるため、カスタムには興味が無いKAZさん。バンパーガードも購入当時のもの。柔らかめの足回りなどはアメ車らしさとして受け入れているが、ブレーキだけはドリルドスリットローター、カーボンパット等で強化されている。プラグ交換もKAZ さんが行なうなど、休みの日はクルマイジリが日課となっている。

デュランゴを購入する決め手となったのが、搭載する5.9ℓOHVエンジン。「個人的にアメ車はやっぱりOHVだと思うので、新しいタイプのアメ車には興味はないです」と、KAZさんが選ぶアメ車の基準は「アメ車らしさ」。

OWNER : KAZさん
初めてのアメ車は約22年前に購入したC1500・454SS。その後クーガー、奥様用としてXJチェロキー、パークアベニューを購入し、現在のデュランゴに至る。現在もクーガーは所有しており、コツコツと自らの手でレストアに励んでいる。454SS所有時代からガレージジョーカーに足を運び、家族のクルマを含めて頼りにするショップだ。
GARAGE JOKER【ガレージジョーカー】
TEL:0479-25-7740
HP:https://www.garage-joker.com
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2023年5月号掲載
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