【キャデラック エスカレードESV】銚子に来なかったら、アメ車に乗っていないかも

SUV

キャデラック

アメマガ2023年6月号

ガレージジョーカー

千葉県

エスカレード ESV

やっぱりGMが最高

とにかくデカいクルマに乗りたい。二十歳の時、初めて購入した愛車はハマー・H2。お金は働いて返せばいいだけ。そのH2の故障は想定外だったが、乗り換えたのはさらにデカいエスカレード・ESV。豪快で肝が据わる男、それがオーナーさんだ。

やっぱりGMが最高


態度と器とクルマはデカい方がイイ

'05 CADILLAC ESCALADE ESV

千葉県のガレージジョーカー。長年の読者ならお馴染みの、小川代表が率いるアメ車ショップ。時にはマフィア、時には反社とも間違えられる小川氏に初見で出会うときは、ほとんどのオーナーがたじろいでしまう。そんな小川氏が「久々に肝が据わったオーナー」と言わしめるのが佐藤さんだ。もちろんだが、佐藤さん自体も反社ではないことは言うまでもない。

 

佐藤さんが初めての愛車として選んだのは、ハマー・H2。会社の先輩がチャージャーを所有し、その先輩からアメ車の事を教えてもらい興味を持つようになり、いつか乗るクルマは「とにかくデカいクルマ」と決めていた佐藤さんは、アメ車の中でもトップクラスの大きさを誇るH2にロックオン。先輩が通うガレージジョーカーを紹介され、迷うことなく即決で購入を決める。その時、なんと20才と言うから恐れ入る。「周りから心配されたのは、やっぱりお金のこと。でも働いて返せばいいことでしょ? 今しか乗れないクルマだし、全く迷いませんでした」。

手にしたH2は、大径ホイールのラグジュアリースタイル。にも関わらず、佐藤さんは道なき道を豪快に走ることも多かったため、ついに足回りを損傷。修理するよりも新たなクルマに乗り換えることを決め、購入したのが現在の05年型エスカレード・ESVだ。「ジョーカーさんでカスタムしたエスカを見て、エスカもいいなと。でも普通のエスカじゃ小さくて嫌だったので、ESVを選びました」。

すぐにカスタムにも着手し、グリルやエンブレム等をゴールドペイントし、オールテレーンタイヤも装着。「クルマ選びからカスタムやメンテも全部ジョーカーさん。もしジョーカーさんと出会ってなかったら、アメ車は買っていないかも。たまたま仕事の赴任先が銚子だったのも、運命だったかもしれないですね」。何事にも物怖じせず豪快に生きる佐藤さんの趣味は「温泉巡りです(笑)」。何かと人を惹きつける魅力のある男だ。

H2と入れ替えで購入した05年型エスカレード・ESVプラチナム。ゴールドが好きと言うことで、グリル、エンブレム、ドアノブ、17インチホイールをゴールドペイント。H2時代に無茶な走りで故障を経験しているため、タイヤはオールテレーンを選択。休みの日は温泉巡りを楽しむなど、クルマ選びも含めて23才には見えない佐藤さんだ。


OWNER : 佐藤雅浩さん


GARAGE JOKER【ガレージジョーカー】
TEL:0479-25-7740
HP:https://www.garage-joker.com


Photo&Text:相馬一丈
アメ車マガジン 2023年6月号掲載


関連記事

RELATED


【キャデラック エスカレード】悪い先輩に影響され(笑)思い切ってアメ車デビュー

遠距離恋愛を続ける彼女と過ごす貴重な時間は、行きたい所ばかりでハードスケジュール。でも、愛車の軽自動車では行く場所も限られ、男としてなんだか不甲斐ない…。優越感のあるクルマに乗って彼女とドライブするため、22才の成さんは初めてのアメ車を手に入れる決断をする。

【C1500 454SS】たかが230馬力?454SSの凄さは決して数値じゃ表せない

4年間の限定生産だったこともあり、もはや絶滅危惧種となっている、90年代を代表するハイパフォーマンストラックC1500・454SS。小さなボディに7.4ℓのビッグブロックを搭載した破壊力は、230馬力という数値だけでは決して表せない魅力がある。

【ガレージジョーカー】本国との深いパイプで新たなカスタムを提案!

本国アメリカと太いパイプを持つガレージジョーカー。そのパイプを活かし、消耗品はもちろん、希少な雑貨やカスタムパーツの輸入も行なっている。今回は、2024年に発売されたCKカスタムフェイスを装着したタホを紹介しよう。

【インフィニティQX56】手頃な価格で購入できるプレミアムSUV

90年代を中心に高品質な車両を扱うガレージジョーカーだが、近年は2000年代の車両も多く扱う。今回紹介する08年型インフィニティ・QX56もその一台で、手頃な価格で乗れるプレミアムSUVとして注目だ。

販売する車両は美しく快適にそれがガレージジョーカーの流儀【PATRIOTを購入した話 ③】

軽自動車を愛車にする編集部カズの奥さんが、「軽じゃ友達と遠出できないから違うクルマに乗りたい。小さくて個性的なアメ車って無いの?」との発言からスタートしたクルマ探し。数ある候補から購入を決めたのはジープ・パトリオット。納車に至るまでに様々な作業を行なってきたので、その作業を紹介しよう!

 

最新記事


2025/11/06

統一感が生む独自の世界は近未来な印象を抱かせる【ハマーデザイン】

クーペ

ビンテージ

シボレー

ショップ

ハマーデザインの濱岡氏がアメリカ滞在時に出会ったダニーD氏。彼に亡き今、その遺志を継承し後世に広める者として、様々な作品を濱岡氏は生み出し続ける。

2025/11/04

【FIELD STYLE JAPAN 2025】450社以上が出展するアジア最大級のアソビの祭典

イベントレポート

FIELDSTYLE JAPAN 2025
AICHI SKY EXPO(愛知国際展示場)

2025/10/30

【マッスルカーナショナルズ14】イベントの主役は、1960~70年代のアメリカンマッスルカーたち

イベントレポート

MUSCLE CAR NATIONALS 14
18th May 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場

2025/10/28

夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】

クーペ

ダッジ

フォード

一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!

ランキング


2025/11/04

【FIELD STYLE JAPAN 2025】450社以上が出展するアジア最大級のアソビの祭典

イベントレポート

FIELDSTYLE JAPAN 2025
AICHI SKY EXPO(愛知国際展示場)

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2018/03/05

BOSS302カムを搭載したフォードトリノGT / マリーナブルーのシボレーインパラコンバーチブル

クーペ

オープン

ビンテージ

シボレー

フォード

日本のビンテージアメリカンと言うと、どうしてもマッスルカーやスーパースポーツのイメージが強い傾向がある。だが、おおらかで大陸的な走りを体感できる大衆車こそ、アメリカの空気を感じるには最適。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger