ノーマルだけど普通じゃない、そんな右ハンドルのマスタングあります!
「輸入車だから左ハンドルが良い!」というのは昔の話。今や欧州車の多くは右ハンドルを採用するし、日本で運転するなら間違いなく右ハンドルの方が便利。そんな乗りやすいアメ車がフォード四日市にはある。
華麗なるフォード
スタイルや便利さだけでなく高い運動性能が最大の魅力!
FORD UK MUSTANG GT & MACH 1
RIGHT HAND DRIVE PONIES
今まで何台もアメ車を乗り継いできた人にとって左ハンドル車の運転はどうってないこと。でもアメ車に初めて乗ろうと思う人にとっては意外にも高いハードルであると言えるだろう。ましてや夫婦やパートナーとクルマを共有する人の場合、そう簡単にOKを出してくれるとは思えない。でも「右ハンドルの新車のアメ車って、どこにも売ってないでしょ?」と思うかもしれないが、実はあるんですよ!
四日市、松阪、岐阜に店舗を構えるFLCは、元々はフォードジャパンの正規販売店。今まで培ったノウハウを活かし、現在では英国仕様のマスタングを初めとする、様々なフォード車の輸入・販売を実施している。国内でも6代目マスタングは正規販売されていたが、搭載エンジンはエコブーストで左ハンドルのみ。
それに対し今回紹介するGTとMACH1は、いずれも5ℓ V8を搭載する、ハイパフォーマンスモデル。マッスルカーの暴力的ともいえる加速を楽しめるが、日常の使い勝手、運転のしやすさは国産車と同等なので、ある意味究極のワガママを実現したクルマだ。

まずはスタンダードモデルのGTを見てみよう。ボディカラーは鮮やかだが深みのあるアトラスブルーで、まさにフォードのコーポレートカラーそのものといった感じ。トランスミッションは10速ATで、走りを意識したモデルらしくブレーキはブレンボを標準装備。取材時点での在庫はアトラスブルーのみだが、今後も入荷が見込まれているため、それを待ちたい。

対するMACH1は、2021年に17年ぶりに復活したモデル。ベースモデルはGTだが、シェルビーを彷彿とさせる専用エアロパーツを採用。またエンジン出力、クリーナー形状に違いがあり、よりアグレッシブな走りが楽しめる。ボディ色のファイタージェットグレーは特別色で、レカロシートとホイールはオプションとなる。トランスミッションはこちらも10速ATで、サーキットをガンガン走ると言うよりも、気持ちの良いクルーズを楽しむのが似合いそうだ。
もちろんFLCでは継続的に車両をオーダーしているが、次回の入荷は未定。本気で走れるマスタングが欲しいのなら、現車がある今がチャンス。もしかしたら第6世代の右ハンドルの新車で手に入れられるのは最後となるかも知れない。スタイリッシュで走りも妥協したくない。しかも運転もしやすい三拍子揃った非の打ちどころのないマスタング。決断するなら、今しかないだろう!
2021 フォード マスタング MACH 1


ブラックとオレンジのストライプが、お洒落でセンスの良さも感じる。19インチのY字スポークのアルミはオプション。またそこから見えるブレンボの6ポッドキャリパーもオレンジとするところが流石だ。

MACH1のエンジンにはカバーがなく、インテークパイプが剥き出しとなる。またエアクリーナーもファンネルタイプとなり、出力も変更。余計なものは徹底的に省き、走りに特化したモデルらしい部分だ。

フロントシートは、オプションのレカロシートを採用。なおスカッフプレート部分の色はMYカラー設定で変更することが可能。コンパクトなトランクスポイラーを装備。またリアディフューザーは、戦闘機の排気口を彷彿とさせるようなデザインとなる。
2022 フォード マスタング GT


ブラックペイントされているが、ブレーキはブレンボを標準装備。MACH1と同じ19インチだが、こちらはY字の10スポークタイプを採用。リアバンパーにはデュフューザーも装備。スポーツマインドをくすぐられる。

5ℓ V8の第3世代コヨーテエンジンを搭載。アメ車のV8と聞くとついOHVをイメージしがちだが、実はDOHCを採用。可変バルブタイミングも採用しており、旧来のアメ車のイメージを完全に覆す。

英国仕様のマスタングなので、ステアリングは右側に。ちなみにVINナンバーのシリアルも運転席側となる。なお、エンジンオープナーは米国仕様と同じで、左側の足もとにある。ノーマルでもバケットシートを採用。ホールド性は高く、シートヒーターも装備する。
FORD YOKKAICHI【フォード四日市】
所在地:三重県四日市市日永四丁目2-7
TEL:059-346-5322
https://www.fordchubu.jp/shop/yokkaichi.html
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野陵
アメ車マガジン2023年7月号掲載
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