黄色のカマロには興味なし一目惚れしたのは悪役マスタング
小学生の頃に見た映画「トランスフォーマー」。誰もが黄色のカマロに夢中になる中、オーナーさんは悪役のポリスカー・マスタングに目を輝かせた。そして19才で憧れのマスタングの購入を果たすのだが、徐々に芽生えてきたのがV8サウンドとモアパワーだった。
華麗なるフォード
乗り換えの絶対条件は、MT仕様であること
2019 FORD MUSTANG BULLITT
小学生の頃、兄と一緒に映画「トランスフォーマー」を見ていた際、主人公の黄色のカマロよりも興奮して目で追ったのが、当時はクルマの名前も知らなかった悪役のポリスカー・マスタング。「大きくなったら、これに乗りたい」。小学生のあしゅんさんは何とかクルマの名前を調べ、いつか絶対乗るクルマと心に決めるのだった。
そして19才の時、初めての愛車として選んだのが、マスタング・エコブースト。「アメ車って壊れやすいと聞いて、少し躊躇したけど、そんなの気にしてたら好きなクルマには乗れないと決断しました。ネットでマスタングを売っているお店を調べて、一番カッコイイお店がアズールモータリング・アメリカンショールームだったんです(笑)。でも、税金が高くてエコブーストにしたんです…」。
長年憧れたマスタングを手にし、威風堂々とドライブすることが日課となったあしゅんさん。しかしとある日、信号待ちで偶然横に並んだ轟音のサウンドを響かせるマスタングを見て「やっぱりV8スゲェ…」と劣等感を覚える。やっぱりV8が欲しい…。
我慢できずに再びAZRを訪れ、V8に乗りたいことを相談。だが、V8・GTなら何でも良かったわけではなく、好きなボディカラー、パフォーマンスPKGなど、絶対に譲れない拘りもあったため、さすがのAZRも車両探しに苦戦。そこで提案されたのがブリットだ。好きな色合いのボディカラー、チューニングされて馬力はGT以上。そして、一番の要望だったMT仕様であることから、あしゅんさんはブリットへの乗り換えを決断する。
購入間もないため現在はノーマルだが、トランクスポイラーや樹脂パーツペイントなど、カスタム構想を練っているあしゅんさん。因みに、映画「ブリット」をまだ見たことがないのはご愛嬌。
ボディカラーに強い拘りがあるあしゅんさんも気に入った、映画と同じボディカラーのダークハイランドグリーン。今後、フロントスポイラーなどの樹脂パーツをグロスブラックに塗装し、トランクスポイラーの装着も検討している。
ベースエンジンはV8・GTと同型の5.0ℓだが、チューニングが施されて480hpを発揮する、2年間だけ限定生産されたブリット。ブリットロゴが入るタワーバーも、GTとの違いを感じられる部分だ。
エコブースト時代もMT仕様だったため、乗り換えで絶対条件だったのがMT仕様であること。白く丸いシフトノブは映画ブリットに登場するモデルと同じなのも、映画ファンには嬉しい仕様。GT500もスペック的に気になる存在だが、MTが設定されていないため購入の候補にはならないようだ。
Owner:あしゅんさん
AZZURRE MOTORING アメリカンショールーム
TEL:0562-95-1118
HP:http://azzurre-motoring.com
Photo &Text:相馬一丈
アメ車マガジン2023年7月号掲載
最新記事
2025/01/16
2列シートのグランドチェロキーに対応するBCDボディキットの発売を開始
ジープ・グランドチェロキー専用のボディキット「BCD」をプロデュースするセンスが、3列シートのグランドチェロキーL用に続き、2列シートのグランドチェロキーに対応するBCDボディキットの発売を開始した。純正デザインを崩さず、違いを表現したいというニーズが高いだけに、益々BCDを求めるオーナーが増えそうだ。
2025/01/16
アメ車マガジン2025年3月号 絶賛発売中!
アメ車に乗る最大の理由「カスタムを楽しみたい」に焦点を当てた特集号。そしてアメ車マガジン初開催のアメ車女子会も完全レポートします!
2025/01/15
【シボレーカマロ】オリジナルへのこだわりを棄てることで手にした悦楽
シボレー・カマロといえばアメリカン・マッスルカーの象徴。その誕生は1966年。フォード・マスタングに勝つために生まれたのは有名すぎるストーリー。その初代モデルの中でもSSグレードが、三重県のバーニーズの店頭に並ぶこのクルマである。
2025/01/14
熊本にカスタムカーが大集合、過去最大の盛り上がり!【KCM FESTIVAL 2024】
アメ車のみならず、オールジャンルのカスタムカーの一大イベント。開場してから終了まで、オーディエンスの入場がひっきりなし! また2025年の盛り上がりにも期待しよう!