【ダイレクトイグニッション】アメリカン雑貨屋ではなく「こだわりのカーショップ」
ビンテージは生半端な思いで買うべきではない。理想と現実をしっかり伝え、ユーザーが本当に欲しいクルマを徹底的に探し出すダイレクトイグニッション。店舗内に飾られる無数の雑貨コレクションやビンテージカーは博物館レベルで、それらを眺めながら夢のアメ車購入を目指そう!
アメマガリコメンドショップ
生粋のコレクターだからこそ、お宝探しは得意分野
DIRECT IGNITION(ダイレクトイグニッション)
JR札幌駅からクルマで約20分の場所に店舗を構えるダイレクトイグニッション。店舗外観は現状、小さな看板を掲げるのみ。今後改装する予定もあるようだが、来店は事前連絡をするのがいいだろう。車両はオーダーによる販売システムで、基本的に在庫車は置いていない。陳列する雑貨は岡﨑氏のコレクションで非売品なのであしからず。
博物館級のコレクションは必見!世界中にアンテナを広げ激レア車両を仕入れる
雑貨を集めていくと愛車にも愛着が湧く
ダイレクトイグニッションは、とにかく特殊なカーショップだ。日本中、世界中を探してもこんなショップはここだけだろう。店舗外観を見ても、ひっそりと看板を掲げるだけで、基本的に店舗前に販売車両が置かれることはない。オーダーを受けて車両を探し販売するシステムだ。これだけを聞けば、そんなショップはありそうと思うだろう。だが「特殊」と言える部分は、店舗内にある無数のアメリカン雑貨コレクションと、それらを収集するプロデューサー・岡﨑氏のコレクター魂だ。

岡﨑氏のクルマ販売歴は、26年にも及ぶ大ベテラン。国産車・輸入車の様々な車両に精通するが、岡﨑氏は自他共に認める生粋のアメ車ビンテージファン。その知見を活かし、7年前にオープンさせたのがダイレクトイグニッションである

店舗内に足を踏み入れると、とにかく圧倒されるのがダイキャストを中心とするアメリカン雑貨たち。アメ車ファンなら絶対に欲しくなるアイテムが所狭しと並ぶが、これらは販売商品ではなく、全て20年以上掛けて岡﨑氏が収集したコレクション。日本で一般的に売られている物には興味が無く、ネットを駆使して世界中から収集しているアイテムたちは、大部分が希少価値が跳ね上がり博物館に飾るレベル。そして、それらアイテムに隠れるように陳列している70ロードランナー、72ダート、幻のクルマであるプリムス・サッポロなどの希少車も、岡﨑氏のコレクションだ。
雑貨にしろビンテージカーにしろ、全て非売品。岡﨑氏は「店舗に売れるものはありません(笑)。でも、こんなコレクションをするコレクターに、雑貨を探して欲しいと思いませんか? クルマも同じで、僕はユーザーさんが本当に乗りたいと思ったものを、世界中から徹底的に探します。雑貨を見て分かるように、僕はネットの隅々まで探しますから(笑)。だから店舗に来るユーザーさんは、何となくビンテージが欲しいと言う方ではなく、『絶対にこれに乗りたい』と言う方が来られます」。そうして購入したユーザーたちは、ほぼ全員が愛車と同じダイキャスト収集にハマり、より愛車に愛着を持つようになっているそうだ。
そんな岡﨑氏だが、誰にでもビンテージを勧めるワケではない。「やっぱり維持管理は大変です。生半端な思いで買うのは勧めません。カッコ良く乗れるアメ車はたくさんありますから、変なプライドを捨てて余裕ある予算で購入した方が、長くアメ車を楽しむことはできますよね」。生粋のコレクター兼ビンテージマニア。ダイレクトイグニッションは、まさに唯一無二のショップだ。
ランダム陳列ではなくジャンル別で仕分ける雑貨類


ダイレクトイグニッションのプロデューサー岡﨑氏が、20数年掛けて収集した雑貨コレクションが店舗内に飾られている。メインとなるのはダイキャストで、無秩序に山積みしているのではなく陳列は各所テーマ別に仕分けられ、マスタング系などの車種別、モパー系などメーカー別、ドラッグレース、ワイスピ、ホットウィール、映画劇中車などなど、部屋のエリアゾーンで細分化。これらは日本で購入するのではなく、アメリカのメーカーサイトやオークションを始め、様々な海外ルートから購入するという。収集するだけではなく、それに付随する知識も持ち合わせているのが岡﨑氏だ。
プリムス・サッポロって何? 多くの激レア車もコレクション


店舗には販売車こそ置いていないが、岡﨑氏の希少なビンテージコレクションが並ぶ。ざっと見渡すと、70 プリムス・ロードランナー、72 ダッジ・ダート、73 ダッジ・D300、73(71 ルック)プリムス・ダスターに加え、超激レアの83 プリムス・サッポロ。いずれも本州のカーイベントにも呼ばれるほど美しい状態を保ち、雑貨に囲まれた光景はまさに博物館。特にサッポロ(三菱ギャランΛのアメリカ版)は、現車を見たことがある読者はどれぐらいいるだろうか。そんなモデルが、札幌にあるのだから感慨深い。因みに、ナンバーもサッポロをもじって「32-46」となる。
ダイレクトイグニッション
所在地:札幌市北区篠路3条4-5-15
TEL:011-776-0001
URL:https://d-ignition.xyz
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜日

Photo&Text:相馬一丈
アメ車マガジン 2026年1月号掲載
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