ジープ初となる四輪駆動ハイブリッドモデル「アベンジャー 4xe Hybrid」爆誕
2024年9月にジープとしては初となるBEV(電気自動車)モデル「Avenger(アベンジャー)」が導入されたが、それから1年半後となる2026年3月5日に、今度はジープ初の四輪駆動ハイブリッドモデル「Avenger 4xe Hybrid」の発売を開始した。
Stellantis ジャパン株式会社
強さに、自由を。
Jeep Avenger 4xe Hybrid【ジープ アベンジャー 4xe ハイブリッド】
コンパクトながらしっかりとJeepらしさを漂わす
ジープブランド初の電気自動車(BEV)として、2024年9月から日本市場へ投入された「ジープ・アベンジャー」。現ラインナップではもっともコンパクトなSUVとして人気を博すなか、それからわずか1年半後となる2026年3月に、これまたジープブランドとしては初の四輪駆動ハイブリッドモデル「ジープ・アベンジャー 4xe Hybrid」がラインナップに加わった。

4xe Hybrid最大のトピックは、始動用モーターをセットした、最大出力136ps、最大トルク23.5kg-mを発揮する1.2ℓ直列3気筒ターボエンジンと、最高出力21ps、最大トルク5.2kg-mの前輪駆動用モーターを内蔵した電子制御式6速デュアルクラッチトランスミッションを備え、さらにリアアクスルにも最高出力29ps、最大トルク9.1kg-mの後輪駆動用モーターを配した48VハイブリッドAWDシステムを搭載していること。

電動AWDには、路面状況に応じて走行特性や駆動力配分を最適化する「Selec-Terrain(セレクテレイン)」システムを導入し、「AUTO」「SPORT」「SNOW」「SAND/MUD」の4つの走行モードを設定。AUTOモードは約30km/hまでの低速域では電動モーターによるFWD(前輪駆動)で走行し、90km/hまでの中速域ではFWDを基本としながら状況に応じて後輪を駆動するオンデマンドAWDへと切り替え、そして約90km/h以上の高速域では効率を優先した前輪駆動での走行となる。
また、SPORTモードでは40km/hまで前後のモーターから電力が供給されるe-BOOSTによるAWDに設定されて力強い加速を生み出す。40km/hを超えるとFWDへと切り替わる。SNOWとSAND/MUDモードをセレクトした場合、約30km/hまでは前後50:50にトルクを配分する常時AWDに設定され、ASR(トラクションコントロール)とESP(横滑り防止装置)が作動して最適な駆動力を提供。そして後輪側には22・7:1の減速機を介して駆動力を増幅する電動モーターを搭載し、1900Nm相当のホイールトルクを発生させることで、悪路でも高い走破性を実現すると同時に、力強い牽引力を発揮。さらにヒルディセントコントロールを標準装備して、急な下り坂でも車速を一定に保ちながら安定した走行をサポートする。

オフロードでの走破性が高められた4xe Hybridは、リアに専用に設計されたマルチリンクサスペンションを採用。荒れた路面での走破性の向上のみならず、オンロードでのコーナリングや高速走行でも快適な乗り心地と安定した走りを実現している。さらに最下部のスプリングリンクにはラバー塗装を施し、フロア下にも鉄製のガードを装備して悪路での金属面へのダメージを防止するなど、過酷な環境下でも安心して走行できるような配慮がなされている。小さくても“Jeep”らしさに溢れたモデルだ。


フロントフェイスはジープならではの7スロットグリルと台形ホイールアーチがあしらわれるだけでなく、フロントバンパー下部は傷が目立ちにくいモールドインカラーを施すだけでなく、渡河性能400mmを示すジープダックのマーキングされている。また、ジェリー缶からインスパイアされた「X」をカモフラージュデザインに仕立てた「X-camo(エックスカモ)」をテールライトをはじめ、ボディの各所に配置している。

速度域に応じて前後の駆動力配分を最適化する電動AWDシステムを搭載。走行モードシステム「Selec-Tettai n(セレクテレイン)」にはAUTO、SPORT、SNOW、SAND/MUDの4モードを設定。後輪側には減速比22.7:1の減速機を介して駆動力を増幅するモーターを搭載することで1900Nm相当のホイールトルクを発生させ、ぬかるみや雪道、砂地などで高い走破性を実現。加えて力強い牽引力も発揮。リアのフックは伊達ではないのだ。

ブラックの17インチホイールに、215/60R17のオールシーズンタイヤを組み合わせたボトムス。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがマルチリンクを採用。スプリングリンク下部にはラバー塗装が施してダメージを防止する配慮を施す。

136psを出力する1.2ℓ直列3気筒ターボエンジンに始動用と前輪駆動用の2つのモーターを配置し、さらにリアアクスルにも後輪駆動用モーターを組み合わせた48VハイブリッドAWDシステムを搭載しているのだが、これはジープとしても初めての試み。


ラングラーからインスピレーションを得てデザインされたという水平基調のダッシュボード。メーターパネルにはフルカラーの10.25インチマルチビューディスプレイがあしらわれ、その横にも10.25インチのタッチパネルモニターを配置。


さらにセンターコンソールにはエアコン操作スイッチにスイッチ式シフトセレクター、ワイヤレスチャージングパッド、ドライブモードセレクターを集約。また、ダッシュボードの下部と大型センターコンソール、ドアポケットに合計約26ℓもの収納スペースも備えて、視認性に操作性、機能性を徹底的に考慮した造りとなっている。

Upland 4xe Hybrid専用の撥水加工が施されたファブリックシート。表面には“X CAMO” をモチーフにした模様を取り入れて、エクステリアの雰囲気と同じくアクティブなイメージを取り入れている。カラーはブラック/グレー。

コンパクトモデルながらもラゲッジの収納は大容量。1001mmの間口と726mmの高さがあるため、大きな荷物の出し入れもしやすい。そしてハンズフリーパワーリフトゲートを標準装備。


スノーボーダー平野歩夢氏をブランドアンバサダーに起用

2026年3月5日に新宿区歌舞伎町にて開催された「新型 Jeep Avenger 4xe Hybrid プレス発表会」。ステージにはまずStellantis ジャパン代表取締役社長の成田氏が登壇。続いてStellantis ジャパン・アメリカンブランド事業部アメリカンプロダクト・スペシャルプロジェクト・ジェネラルマネージャーである御舘氏が、さらにStellantisジャパン・アメリカンブランド事業部ブランドヘッドであるブレット・ランブル氏が登壇してAvenger 4xe Hybridの魅力を詳解した後に、満を持して今回ジープのブランドアンバサダーに就任した平野歩夢氏が登壇。

平野氏は「初めて乗ったクルマがJeepで、ブランド創立85周年を迎えたJeepのアンバサダーになれたことを嬉しく思います」と語った。そして最後にStellantis ジャパンは、世界を舞台に真摯に限界へ挑み続ける平野氏の姿勢は、Jeepが大切にする「自由」「冒険」「本物」「情熱」というブランドバリューと深く共鳴し、今後は様々なコンテンツとチャンネルを通じて、Jeepが提案する生き方と世界観を共に発進していくと力強く宣言して締めくくった。
問い合わせ:Stellantis ジャパン株式会社
HP:
https://www.jeep-japan.com/
PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2026年6月号掲載
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