フォードFシリーズの初代モデル 1951y フォードトラック / 2代目モデルのコンバーチブル仕様 1956y シェビーベルエアコンバーチブル【フルスロットル】

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アメリカンビンテージvol.01

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フルスロットル

1951y FORD TRUCK
1956y CHEVY BEL AIR CONV


フルサイズ・ピックのルーツもGMパーツでメンテ性がアップ!

1951y FORD TRUCK

1951y FORD TRUCK バックスタイル

フルサイズのピックアップトラック 、といえば、最もアメ車らしいクルマの1つ。ビッグス リーはそれぞれラインナップを持ち、それは現在も確固たるマーケットを築いているが、そのうち、フォードFシリーズの初代モデルが、このクルマだ。

 

デビューは1948年となるが、こちらは'51年型。その愛らしいルックスから。「パンプキン」などという愛称で呼ばれたりする。ボリュームたっぷりのフォルムにシングルキャブ、デッキまわりは後のステップサイドの源となった。こんなパンプキンにも、今どきのクルマとして楽しく乗れるカスタムを加えるのが、『フルスロットル』流だ。

 

メーカーはフォードだが、なんとパワートレーンにはGMを移植。エンジンは350(5.7ℓ)、ミッションもそれ用のものに変更している。さらにそれに伴って、デスビ、ブレーキ、そしてサスペンションまでGM製に。GMのほうがパーツデリバリーがよくメンテナンスしやすい。

1951y FORD TRUCK エクステリア

まさに'50'sそのものの、乾いた中西部の風を連想させるエクステリアデザイン。丸みを帯びたボディは意外なほど大きく、フルサイズ・ピックのルーツを感じる。フロントグリルなどは、アフターパーツに変更。カスタムベースとしても、にわかに人気を集めているのである。

1951y FORD TRUCK ハンドル 1951y FORD TRUCK シート
1951y FORD TRUCK 計器類 1951y FORD TRUCK

インテリアは天井部の張り替えも含め、フルカスタム。シートは換装し、 今どきのローバックタイプに。インパネは、 はっきり言ってトラックそのものだったのだが、 パッセンジャーカーライクな快適仕様になっている。

1951y FORD TRUCK エンジン 1951y FORD TRUCK エンジン

パワートレーンは大々的に手が加えられていて、 フォードでなくGM製に変更されている。350 V8エンジン、 ミッションなど、 パーツが手に入りやすく、 メンテナンスしやすいのがポイント。ちなみにノーマルは216/直6から、337/V8までラインナップ。

アメ車がもっとも華やかだった…そんなころの、代表的モデル

1956y CHEVY BELAIR CONV

1956y CHEVY BELAIR CONV フロント

1950年に登場以来、'50sのシボレー の黄金 期を支えたモデルがベルエアだ。流線型のイカしたスタイルは、当時としても最先端のカッコよさ。もちろん、今見てもアメ車らしい、華やかな雰囲気がある。『フルスロットル』から紹介してもらったこのベルエアは'56年型、2代目モデルのコンバーチブル仕様。ほぼオリジナルのコンディションで、フルレストアが行なわれている。

 

当時は2ドア&4ドアハードトップや4ドアセダン、2ドア&4ドアのステーションワゴンも存在していたが、やっぱりコンバチはバツグンのカッコ良さだ!

 

エンジンは、当時は存在しなかった350を搭載。しかしフルサイズのボディ、そして最上級のインテリアには、このくらいのエンジンがちょうど良い。ボディ同色にまとめられたインテリアカラー、前後ベンチシート、2トーンのシートカラー、すべてが乗る者のテンションをアップさせてしまう。フルオープンで街を流すだけで、アメリカングラフィティの世界に浸り切れてしまう。

1956y CHEVY BELAIR CONV バックスタイル

アメ車が一番元気だった'50年代。シボレーも隆盛を極めたが、その中心的な人気車がベルエアーだった。豊富なラインナップ、スタイリッシュなボディフォルム、そしてゴージャスな装備群。その雰囲気は、今のユーザーが見ても、テンションが上がる。

1956y CHEVY BELAIR CONV ハンドル インテリア 1956y CHEVY BELAIR CONV シートはホワイト×レッドの2トーン

ボディと同色のカラーコーディネイトで統一されたインテリア。デザインの先進性、 装備の豪華さも当時を彷彿とさせる。シートはホワイト×レッドの2トーンと、 ヴィンテージ ・アメリカンでないとありえないカラーリング。これがまたシブい!

1956y CHEVY BELAIR CONV エンジン

エンジンは当時、 直6と265、283、2つのV8エンジンが用意された。ただし今回のモデルは350(5.7ℓ) にスワップ。シボレー のエンジンでは標準的な排気量で、 もっとも多く採用されるユニット。メンテナンスの点でも安心だ。


取材協力:フルスロットル
http://www.fullthrottleinc.jp/

Text & Photos|AMERICAN VINTAGECAR magazine

アメリカンカンビンテージ vol.01


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