初代チャレンジャーの魂を色濃く反映 MOPARらしさが光る「T/A 392」

クーペ

ダッジ

CHALLENGER

T/A

チャレンジャー

バーニーズ

T/A392

アメマガ2018年8月号

BERNESE

三重県

モパー

MOPAR

ダッジ・チャレンジャーはトランザムレース参戦を前提として1970年に新設計で投入されたスペシャルモデルである。


ACCELERATING DODGE CHALLENGER

進化&人気が加速するチャレンジャー!

IMG_0716

ダッジ・チャレンジャーはトランザムレース参戦を前提として1970年に新設計で投入されたスペシャルモデルである。三重県に店を構えるバーニーズでは、ホモロゲモデルとしてラインナップされたチャレンジャーのルーツに直結した「T/A」の2018年版の「T/A 392」を投入。その渋いアピアランスとスペックを紹介することにしよう。

2018 CHALLENGER T/A 392

初代「T/A」のイメージを踏襲した新型「T/A 392」

IMG_2549

創業54年を誇る三重県内では唯一のGM認定サービス工場である「バーニーズ」では、アメ車のあらゆるモデルに対応。車両販売においても同様で、ストックにない、または、そもそも日本に輸入されていないモデルであっても、オーダーでアメリカより輸入してくれるのだ。

今回紹介する、この「チャレンジャーT/A 392」も、ユーザーの依頼によりバーニーズが輸入したものだ。 2017年モデルより新グレードとしてGTと共に追加された「T/A」は、チャレンジャー誕生に深く関わる重要なモデル。チャレンジャーはそもそも、Trans‐Am(トランザム)レース参戦モデルとして1970年に新設計で投入されたダッジ初のポニーカーだ。

プリマスのバラクーダとはEボディを共有する兄弟車の関係ながら、ホイールベースなども異なる。 T/AはSCCAが主催するトランザムレース参戦車として、70年型にだけラインナップされた。ホモロゲーション取得規定台数の2500台(出荷数は2399台)が市販されたスペシャルモデル。

ファイバーグラス製フード、前後スポイラー、サイドマフラー、6バレル・キャブレター、クイックレシオのステアリングギアボックスなど、専用パーツとMOPARらしいインパクトのある独自のカラースキムで武装。この2018年型「T/A 392」は、そんな初代T/Aのキャラクターを色濃く反映したモデルなのである。

初代チャレンジャーを彷彿とさせる ハイインパクトカラーがクール過ぎる!

往年のMOPARの雰囲気を絶妙に再現

IMG_0727

マイナーチェンジを受けた2015年以降にラインナップされている現行モデルには、様々なグレードが存在するが、「T/A 392」は、AWDのGTと共に2017年より投入(復帰)された往年のスタイルを色濃く反映したMOPARマッスルを象徴するパッケージである。

初代のT/Aはホモロゲモデルだが、現行のT/Aは初代のキャラクターを復活させたトリビュート的なアプローチとあって、搭載エンジンや仕様はトランザムレースの規格とは関係なく、5.7?HEMIを搭載するR/Tベースと、ここで紹介する6.4?の392HEMIを搭載する 「R/T SCAT PACK」ベースとの2ライン。 

目を引くサイドストライプは初代のデザインを採用。ブラックアウトされたフードやリアスポイラーも、初代T/A同様に専用デザインによる軽量な樹脂製を装備している。軽量化フードの装着に伴って、専用のダンパーと、MOPARのMマークが刻まれたフードピンが備わっている。

さらにブレンボ製6ピストンブレーキや、ビルシュタイン製サスペンションなどで足回りを強化。 モデルのキャラクターに見合う高いスペックも魅力だが、何はなくとも、往年のMOPARマッスルを象徴する「ハイインパクトカラー」が採用されたT/Aのカラースキムのカッコ良さは格別!

IMG_0735

R/T SCAT PACKベースとなるT/Aでは、最高出力485hpを発生する6.4?の392HEMIを搭載する。トランスミッショッンは8速AT。マニュアルモードでは、ステアリング・パドルシフトによってスポーツ走行が楽しめる。

IMG_0762 IMG_0808

シートはT/Aの文字が刺繍で入る専用アイテム。アルミニウムインテリアベゼルやホワイトメーターは、T/Aでは標準装備。内装はブラックで統一。

IMG_0780 IMG_0795

初代T/Aのカラースキムを採用しつつ、デッキリッドもサテンブラックで統一。専用の軽量な樹脂製フードの先端には、MOPARのMマークが刻まれるフードピンを装備。

ヘッドライトの内側2つは、リングタイプを採用し、エアインテークとして機能する。車体色は往年のMOPARマッスルにラインアップされていた“Go Mango”だ。

IMG_0755 IMG_0758

ブラックアウトされた純正ホイールは軽量なアルミ鍛造製。20インチ直径×9.5インチ幅。タイヤはピレリ製Pゼロ(275/40ZR20)。ブレーキは前後共にブレンボ製(F:6ピストン/R:4ピストン)。アンチスピンディファレンシャル、ハイパフォーマンスサスペンション&ビルシュタインショックを装備。

IMG_0726 IMG_0736


Contact:BERNESE

IMG_9615
TEL. 059-227-6365
URL. http://bernese.co.jp/


撮影&原稿◆石橋秀樹
アメ車マガジン 2018年 8月号掲載


最新記事


2025/06/27

当時らしさを色濃く感じさせる200hpのアストロ

バン

シボレー

ブルーリバー30周年に相応しい30年前のシボレー・アストロ。それは奇しくもアストロが様々なアップデートを果たす過渡期だった。現車は当時流行したカスタムを随所に感じさせ、まるでタイムスリップしたかの様な当時感溢れるスタイルをストック!

2025/06/25

【シェルビーGT500 エレノア】スクリーンで見たエレノアの再現ではなく、それをさらに進化させた仕様

クーペ

ビンテージ

フォード

映画の中で疾走する姿を見たことが、アメ車に乗るきっかけという人は非常に多い。でもそれだけでは飽き足らず、そのクルマに乗りたい!という願いを叶えてしまった人がいる。これはまさに「究極のエレノア」に呼ぶに相応しい。

2025/06/23

ハワイを感じながら子供たちが毎日楽しめる家

HOUSE

近所の目を気にしながら子育てするのはもうウンザリ。自分たちも、子供たちが自由に遊べる一軒家が欲しい。大好きなハワイを感じられる、理想は兄夫婦のようなカッコイイ住宅。

2025/06/20

奥さんに内緒でプチカスタムマフラーエンド交換【PATRIOTを購入した話 ④】

SUV

ジープ

コラム

軽自動車を愛車にする編集部カズの奥さんが、「軽じゃ友達と遠出できないから違うクルマに乗りたい。小さくて個性的なアメ車って無いの?」との発言からスタートしたクルマ探し。数ある候補から購入を決めたのはジープ・パトリオット。基本的にノーマルだが、やっぱりカスタムしたくなってきたのでピットインアクツへGO!

ランキング


2016/11/04

超レアなマスタング、1969年モデルのBOSS429!

クーペ

ビンテージ

フォード

1969y FORD MUSTANG BOSS 429

2025/06/27

当時らしさを色濃く感じさせる200hpのアストロ

バン

シボレー

ブルーリバー30周年に相応しい30年前のシボレー・アストロ。それは奇しくもアストロが様々なアップデートを果たす過渡期だった。現車は当時流行したカスタムを随所に感じさせ、まるでタイムスリップしたかの様な当時感溢れるスタイルをストック!

2016/12/08

ただでさえ渋いポンティアック中でもカタリナは最上級の渋さ!!

セダン

ビンテージ

ポンティアック

1965y PONTIAC CATALINA
マルセロ

2025/06/25

【シェルビーGT500 エレノア】スクリーンで見たエレノアの再現ではなく、それをさらに進化させた仕様

クーペ

ビンテージ

フォード

映画の中で疾走する姿を見たことが、アメ車に乗るきっかけという人は非常に多い。でもそれだけでは飽き足らず、そのクルマに乗りたい!という願いを叶えてしまった人がいる。これはまさに「究極のエレノア」に呼ぶに相応しい。