驚異のポテンシャルを秘めた ハースト・チャレンジャー

クーペ

ダッジ

ダッジ

ケニーベル

ハースト

HURST

チャレンジャー

KENNE BELL

CHALLENGER

「人と被ることを許さない」ことを追い求めて辿り着いた、こだわりのマシン。ハースト仕様のダッジチャレンジャー。

とことんモダンマッスルと戯れる!!


AMERICAN MODERN MUSCLE CARS

見た目はハースト、でもその中身は強心臓!!

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人気モデルともなれば当然誰かと被ってしまうことは仕方のないこと。しかしそれを良しとせず、チャレンジャーをベースとしながらもスペシャルなマシンを手に入れ、さらには圧倒的なポテンシャルも手に入れて、違いをアピール。

2010 DODGE CHALLENGER SRT-8 HURST KENNE BELL SUPERCHARGED

思いを実現するために講じたとっておきの策

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誰かと同じでは物足りない、というか満足できないというのは、アメ車オーナーたちを取材しているとよく耳にする話。でだ。オーナーである高山さんもこの思いをかなえるために馴染みのショップに相談。しかし、返ってきた言葉は「これは難しいんじゃない…」と。そう言われても一度点いてしまった火は簡単には消せない。

ちなみに高山さんが喉から手が出るほど欲しがっていたクルマはチャレンジャーなのだが、もちろん通常のラインナップにあるモデルではなく、シフターと言えば真っ先に名の挙がる、あのハーストが製作したコンプリートカー。「最後まで希望をすてちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ」という某漫画の有名な台詞のごとく、決してあきらめなかった高山さん。

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思いは実現して7年前に納車を果たす。チャレンジャーを目にする機会の多い我々編集部員でも、ハースト仕様のチャレンジャーなんてそうは出会わないという希少車だけに、オーナーもさぞや満足しているのかと思いきや、まだまだと言いたげな様子。ちなみにだが、ハースト仕様のチャレンジャーはシリーズ2(R/T・SRT)、シリーズ3(R/T&スーパーチャージャー)、シリーズ4(SRT&スーパーチャージャー)、シリーズ5(SRT&スーパーチャージャー)まで用意され、シリーズ2は全米のダッジディーラーでオーダーすることができた。

高山さんのチャレンジャーはシリーズ5で、ストックの状態でも572hpを発揮するチューニングマシン……なのだが、これをあっさりと捨て去ってモアパワーを追求!!このノリこそまさにアメリカン♪ 聞いているコッチも楽しくなってくる。本来は心臓部にボルテックのスーパーチャージャーが搭載されていたのだが、これに替わる新たなスーパーチャージャーとしてケニーベルをチョイス。

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とはいえ、これをただ単にポン付けすればいいというわけではない。最高のパフォーマンスを発揮させるためには関連するあらゆる箇所を見直し、度重なるセッティングを経る必要がある。そして最終的に導き出されたパワーは707hp。

なんだヘルキャットと同じじゃん!!と思った人もいると思うが、これはタイヤでの計測値だけに、エンジン本体で考えたらそれ以上ってことで、ヘルキャットを凌ぐ強心臓と化したモンスター。ちなみにトルクは97.6kg‐mで、ヘルキャットより約8kg‐mアップしている。とにかく「人と被ることを許さない」ことを追い求めて辿り着いた、こだわりのマシン。目下の課題は冷却性の強化のみ。

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ボディ回りで手を加えたのはフロントノーズとリアウイング、そしてドルフィンアンテナカバーのみ。これらはいずれもキャンディゲート製で、販売開始早々にオーダーして装着したとのこと。

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ハーストバージョンのマフラーにはマグナフローのキャットバックエキゾーストが採用されている。ヘダースはエンジンをチューニングすると同時にアメリカンレーシングへと交換して、排気効率が見直されている。

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エンジンと追加したボディキット以外はストックのハーストバージョンのままのフォルムを維持。助手席側のダッシュボードにはハーストであることを証明するプレート。ナンバーは16。そしてトランクフードの内側にもサインが施されていた。

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2010年型SRT-8をベースとしているため、ユニットは6.1L V8HEMI。ハーストはこれにボルテックのスーパーチャージャーを組み込んで最高出力572hpとしていたわけだが、これに満足することなくさらなるパワーを追い求めてケニーベルの2.8Lスーパーチャージャーをインストール。そして最高出力707hp、最大トルク97.6kg-mという領域にたどり着く。

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アイバッハの調整式コイルオーバーサスペンションが組み合わされているハーストバージョンだが、よりパワーアップした強心臓に対応させるためにアラゴスタの調整式コイルオーバーサスペンションを採用。

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OWNER Noriyuki Takayama

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■Photo&Text:編集部
2018年 アメ車マガジン 2月号掲載


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