淑女のフリをした魔性の化け物 チャレンジャーその究極形【フェアライン】

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チャレンジャーのラインナップでトップに位置し、707馬力ものハイパワーを誇るモンスターグレードがSRTヘルキャットだ。

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2017 DODGE CHALLENGER SRT HELLCAT

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チャレンジャーのラインナップでトップに位置し、707馬力ものハイパワーを誇るモンスターグレードがSRTヘルキャットだ。こうした上級グレードの扱いに定評があり、確かな販売実績を持つ愛知県のフェアラインであれば、その魅力をタップリ体感できて、購入の不安も解消されるはず。今こそヘルキャットを手に入れる!

アメ車上級グレードが豊富なフェアライン

チャレンジャー・SRTヘルキャットは、カマロ・LZ1、マスタングのシェルビーGT500、あるいはスカイライン・GTR、ポルシェ・GT3に相当する、スペシャルモデルに付けられるブランドネームだ。ヘルキャットが持つ最大の特徴は心臓部分である。クライスラー系の定評あるHEMIエンジンをベースにスーパーチャージャーを搭載し、最高出力は707hp、最大トルクは89.9kg・mをマークする。

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しかもこのスペックは「本当はもっとイケるが、ここで抑えておいた」というもの。クルマの場合、エンジンだけが強力でも、放熱、トランスミッション、ブレーキなど、他とのバランスが重要な要素になる。そうした整合性をパーツや設計で調整した上で、それでも707hp、最高速度320km超を実現したのだから驚かされる。それでいて乗用クーペモデルなので扱いやすい。

高速道路で余裕の走りを味わせてくれるだけでなく、最寄りのコンビニに行くのにも問題なく、見た目にも悪目立ちしない。そもそもアメ車は大排気量エンジンの扱いに長けているのだ。そこに可変バルブなどの高度な技術が組み合わさり、大排気量エンジンの長所であるハイパワーを発揮することも、敢えて抑えることも、ドライバーのさじ加減ひとつになる。

チャレンジャーに限らずアメ車のハイスペックモデルはしばしば「クレイジー」と表現されるが、少なくともヘルキャットはちっともクレイジーなんかじゃない。アメリカンスタイルのスマートそのもの、どこでも余裕を見せられる賢いクルマなのである。2種類の鍵(黒・赤)であらかじめ馬力の調整ができるというユニークさもある。

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ヘルキャットをはじめ、アメ車の上級グレードや逆輸入車など、新車もしくは低走行車を日本へ積極的に直輸入することで知られる愛知県のフェアラインには、最近このヘルキャットとスキャットパックシェイカーを目当てに、若い大学生が訪れたという。例えばこの1台のプライスが798万円という事実は、能力的には同等のスーパーカーあたりと比べてずいぶん手が届きやすい。

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チャレンジャー好きの行き着く先は、やはりヘルキャットになるのだろう。今まさに、そのチャンスが到来しているとも言える。チャレンジャーには大幅なモデルチェンジが噂されている。やがて変更されて、その次代モデルでもヘルキャットが登場するかどうかは分からないし、ご時世的にも厳しい気配も…。マッスルカーが持つ魅力そのものとも表現できる、このヘルキャットのようなクルマに乗れるチャンスは、じつはもう少ないのかもしれない。

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モンスター的な心臓があるのにも関わらず、パッと見た雰囲気はわりとおとなしいのがヘルキャットの魅力。左右2本出しの標準マフラーからは心地よいV8サウンドが発せられる。車高はSRT392よりも若干下げられており、キビキビとした走りになるよう調整されている。

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運転席側に向けて角度を付けてある、コクピット感の高い空間設計にはカーボンパネルを多数使用。トランスミッションには6MTもあるが、この1台は8ATモデル。ステアリング裏のパドルシフトでも操作できる。レザーとアルカンターラのコンビで設計されたシートにはSRTヘルキャットのロゴが刺繍されているなど、トップモデルに相応しい仕様になっている。  

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ヘルキャットのエンジンは6.2?V8にスーパーチャージャーを搭載する。他グレードとは一線を画す仕様になっており、最高出力707hp、最大トルクは89.9kg-m。最高速度は約325km/hをマークし、世界で名だたるスポーツクーペのトップ層に名を連ねる。  

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最高速300km/hに対応したタイヤ幅275、扁平率40のピレリタイヤに、SRTと刻まれた20インチのホイールを装着。また、ブレンボブレーキを採用しており、ハイパワーエンジンとのバランスをとった形となる。

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フェアラインの店内には、このヘルキャットの他、スキャットパックシェイカーも展示されていた。店はアメリカ本国の最新モデルを積極的に直輸入することでも知られており、今年早々にはT/Aパッケージも到着する。  


FAIRLINE【フェアライン】
●所在地/愛知県小牧市村中新町78
●TEL/0568-77-7389
●営業時間/10:00~20:00
●定休日/水曜日、第2火曜日


写真&文/加藤山往(ハチメガプロダクション)
アメ車マガジン 2018年 3月号掲載


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