【カマロSSコンバーチブル】見た目だけのカスタムでなく運動性能も追求したカスタム

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アメマガ2025年6月号

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カマロSSコンバーチブル

ビンテージカーやホットロッドなど、様々なジャンルのカスタムを手掛けるグレイスキャブ。今回紹介するカマロはエアサスを組み込みつつ、運動性能も追求したスタイルだ。

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吸排気系チューンに加えブレーキやボディも補強

'13 CHEVROLET CAMARO SS CONVERTIBLE

一般的な傾向として、マッスルカーにエアサスを組むのはスタイル重視派で、車高調を装着するユーザーは走りを重視すると言えるだろう。確かにエアサスの場合、厳密な意味ではスプリング部分の形状が一定していないし、金属製のスプリングのような剛性感が得られないためアクセルを踏み込めないと言う人もいる。だが、エアサスで理想のスタイリングを追求しつつ、走りの性能もスポイルしていないのが、このカマロの最大のポイントだ。

ベースは国内で正規販売されていなかったコンバーチブル。風を感じながらドライブできるのはコンバーの特権で、真夏や真冬はともかくとして今の季節に最適。停車した時の美しさを追求するためにサスペンションはライドテック製のエアサスに変更。20インチのrotiformの3ピースをセレクト。細いスポークの奥に見えるSS純正ブレンボキャリパーやドリルドスリットローターが、スタイルだけを優先したカスタムでないことを物語っている。

それはエンジンルームや車内にも言えることで、フロントとリアにタワーバーを追加して剛性をアップ。またステアリングやシフトもスポーティな仕様に変更。様々なブランドを組み合わせているが、世界観が統一されているのでバランスとセンスの良さが感じられる1台だ。

フロントバンパーにはリップスポイラーを、リアバンパーにはカーボン柄のディフューザーを追加し、CORSAのマフラーを組み合わせる。存在感とクルマの低さを強調するのに非常に効果的と言える。グリルをブラックアウトすることで、ホイールの輝きが強調されていると言えるだろう。

エアサスはライドテック製をチョイス。トランクルームにタンクと2基のコンプレッサーをセット。20インチのrotiformは、リムをバフポリッシュで、ディスク部はブラッシュドと異なる表面処理を採用。これにより、立体感を強調。また、ノーマルブレーキローターとの違いをしっかりアピールする。

ボディ剛性を高めるために、BMRのストラットタワーバーを追加。エアクリーナーはK&Nのファンネルタイプに交換。またラジエターキャップなどもビレットタイプに変更。細かな部分だが冷却性能を向上。

ステアリングはNRGのディープコーンタイプに変更。ノーマルよりも小径で、バックスキン素材なのでホールド感も良好。ATのセレクターもアルミ削り出しに交換し、レーシーな雰囲気を醸し出している。シートはノーマルのままだが、セミバケットタイプなのでしっかり体を支えてくれる。


THANKS:GraceCab
TEL:0568-35-7790
http://gracecab.jp 


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン2025年6月号掲載


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1969 CHEVY CAMARO

 

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