世田谷ベースの影響を受けてガレージライフを実現!

ガレージハウス

MY GARAGE STYLE

アメマガ2018年9月号

American Cars & Garage Life

ガレージライフ

アメ車を購入してハーレーを手に入れて、それを綺麗に維持していきたいとの思いから始まったガレージライフ!


いかにもアメリカンガレージ的ではない 秘密基地感が魅力

American Cars & Garage Life

MY GARAGE STYLE FILE.03

当初は飾り気のない自宅ガレージだったが、アメ車を購入してハーレーを手に入れて、それを綺麗に維持していきたいとの思いから始まったガレージライフ! ここを拠点に第二の人生が始まる…。

年式を感じさせない、美しさに磨きを掛ける

大阪府豊中市、都心部からのアクセスも良い住宅街に、まるで秘密基地かの如くひっそりとガレージライフを楽しむ小畑さん。グーグルマップに教えてもらった住所を打ち込んでクルマを走らせるも高級住宅街へ迷い込み、到着した際は本当にここにアメリカンなガレージがあるのか? と疑心暗鬼になった筆者は、思わす電話で連絡した。

「目的地には到着しているのですが見当たらなくて…」と話すと目の前のシャッターが開く。と同時に極上ボディーの1998ハーレーと磨き上げられたカマロが現れた。シャッターゲートから中へ斜面になっていて、ゲートが閉まっているとおそらく誰に気づかれることもないであろう外観。

これぞ秘密基地と言わずに何と例えるだろう。と到着するや否や良い意味で期待を裏切られた筆者。聞くところによると撮影車両はコブラを購入する予定がエンジン到着に手違いがあって、偶然ショップに在庫してあった69年型カマロを購入したというセカンドカー。残念ながら撮影時は横浜のロッドモータースに預けていたデーモンの方が大本命との話。

もちろんファミリーカーとしては別に国産ミニバンを所有しており、どちらも小畑さんのコレクションとして大切に保管されている代物である。60年代、70年代と手の掛かる二台をどちらも極上コンディションで所有するなんて、実に羨ましい。

何か事を起こすのに、年齢なんて関係ない! 男は永遠の少年

ところで本題のガレージを拝見させていただくと、ウッドを側面にあしらってアメリカンなプレートをさりげなく飾るに留めた控えめな雰囲気。スペースがあれば飾りたくなっても可笑しくはないが、60歳を控えた小畑さんにとってあまりにガチャガチャと飾り過ぎるインテリアは好みではない。

どちらかと言えば落ち着いたシンプルで大人な空間のガレージに徹しているのが印象的。そんな中で目についたのが、一般的なオーナーとは思えないレベルの磨き道具。実は小畑さん、この夏からガレージを拠点にデントリペア、ポリッシュ、ガラスコーティングを主とするビジネスに挑戦するという。

欧州車のアルマイト錆の除去からバイクのポリッシュ、凹んだタンクのデントリペアなどを手掛けていくとのこと。新車時から20年が経過したとは思えない極上のハーレーは、そのデモンストレーションとして日夜磨き上げている。

アメリカ映画が好きで、世田谷ベースに影響を受け、気が付けば自宅ガレージがアメリカンに。そしてそれを磨きぬくことに魅了されてショップを開業するまでに至るプロセス。年式を感じさせないのはクルマのみならずオーナーも然り。男を磨いてクルマも磨いてこそ一流と言えるのだ。

DSC_9906

ウッドを基調に落ち着いた雰囲気のガレージは、アメリカンなサインプレートをさりげなく装飾。ダクトがむき出しの換気扇も無機質で味がある。専用ラックで二台保管してある自転車も雰囲気の良いオブジェに。生活感をあまり出さないのが好印象。 DSC_9923 DSC_9921

ガレージには一通りの工具がツールボックスに収まり、それとは別に業者レベルの磨きアイテムがズラリ。デントリペアやコーティングのスクールも受講しており間もなく開業との話。 DSC_9933 DSC_9912 bkapahfamjhnckin のコピー

Mobile:050-5329-9731 Mail: info@tmgarage.jp

1971 Dodge Demon

IMG_8185 (2)

所有歴8年で死ぬまで手放さないと決めているデーモン。ショックやマフラーをワンオフ物に変更しつつも、LEDテールと元のウィンカーを切り替え可能にするなど、オリジナルから遠ざけない様に考慮しながら各部をカスタム。 2012年 元旦 061 2012年 元旦 069

1969 Chevrolet Camaro

DSC_9951 DSC_9949

アメリカンレーシングのホイールにワンオフのサスに換装しつつも、当時らしさを色濃く残したオリジナル重視のカスタム。SSのどことなくファニーなフェイスに淡いブルーのボディカラーも好印象。 DSC_9961 DSC_9963  

ファニーなルックスとは裏腹に、ハイカムを組んで走りに徹したチューンを施すエンジン。クーラー管を利用してガソリンが沸騰しない様に夏場のオーバーヒート対策を施工。その他、ラジエターファンを3つ設置しており、一つはオート、残りの2つは夏と冬で切り替えられる様に車内にスイッチを設置している。

DSC_9988 DSC_0001 DSC_0002  

世田谷ベースファンである小畑さん。ステアリングはもちろん所さん仕様で、インテリアも必要最小限に手を加えるにとどめている。デーモンを含めカスタムやメンテナンスはすべて大阪から横浜のロッドモータースへ持ち込んでいるとのこと。 DSC_9975 DSC_9978

1998 HarleyDavidson FXDL

DSC_9891

ローライダー、エボリューションエンジンの最終モデルとなる98年型FXDL。ハンドルやマフラー、ウィンカーにオーリンズサスペンションと手を加えつつオリジナルを重視。鏡面レベルのタンクを見れば磨きのテクニックがいかに高度かが伝わってくる。 DSC_9875 DSC_9882

■Photo&Text:石井秋良
アメ車マガジン 2018年 9月号掲載


最新記事


2025/11/20

【1970 ダッジ チャレンジャー】オリジナルストックがそそるモパーマッスルの大本命!

クーペ

ビンテージ

ダッジ

バニシングポイントなど、劇中車としてもその人気を博する1970年型ダッジ・チャレンジャー。半世紀以上の時を経て、コンディションの良い個体は激レアとなりつつある昨今、バーニーズでお宝を発掘!

2025/11/18

【シボレーファンデイ2025】モータースポーツの聖地「FSW」シボレー派が大集合!

イベントレポート

CHEVROLET FAN DAY 2025
富士スピードウェイ

2025/11/14

【ジープファンミーティング2025】夏から秋へ、ジープファンミ新時代!快適さと熱気が共存した

ジープ

アメマガミーティング

イベントレポート

日本最大級のジープイベント『ジープファンミーティング2025』

2025/11/14

ジープファンミーティング2025の会場を彩った出展ブースたち

ジープ

アメマガミーティング

イベントレポート

日本最大級のジープイベント『ジープファンミーティング2025』

ランキング


2025/11/20

【1970 ダッジ チャレンジャー】オリジナルストックがそそるモパーマッスルの大本命!

クーペ

ビンテージ

ダッジ

バニシングポイントなど、劇中車としてもその人気を博する1970年型ダッジ・チャレンジャー。半世紀以上の時を経て、コンディションの良い個体は激レアとなりつつある昨今、バーニーズでお宝を発掘!

2025/11/18

【シボレーファンデイ2025】モータースポーツの聖地「FSW」シボレー派が大集合!

イベントレポート

CHEVROLET FAN DAY 2025
富士スピードウェイ

2025/10/16

名称を変更して3回目となるAME★JAM開催!【AME★JAM vol.3】

イベントレポート

AME★JAM MARCHE vol.3
American fun jamboree
18th May 2025
ウラレナ向かい駐車場

2024/11/05

【シェベルマリブワゴン】現代に美しく見事蘇った初代インターミディエイト

ステーションワゴン

ビンテージ

シボレー

1965年前後、アメリカ車のラインナップにコンパクトとフルサイズの中間を埋めるべく新たにインターミディエイトが加わることとなった。そのキャラクターはリーズナブルな価格で楽しめるフルサイズの雰囲気でありワゴンはその代表だった。