ストリートロッド界きっての、激レアでマニアックなスポーツクーペ
![](/cms/amemaga/uploads/2018/11/IMG_3212.jpg)
ストリートロッド界きっての人気モデル“デュース”の中でも、激レアでマニアックなスポーツクーペ。
STREET ROD ECSTASY
1932 Ford Sport Coupe
激レアなスポーツクーペをクールにアレンジ
ストリートロッド界きっての人気モデル“デュース”の中でも、激レアでマニアックなスポーツクーペ。コンバーチブルを思わせるも、バイナルトップ同様のコスメティックなスタイルなのがポイントだ!
ストリートロッドにおける人気モデルといえば、何はなくとも“デュース”の愛称でお馴染みの「32年型FORD」。また数あるボディスタイルにおいては、ロードスターを頂点に、コンバーチブル、3Wクーペ、5Wクーペの順で人気がランキングされる。その点、この個体は、一見すると、コンバーチブルに思えるが、Bピラーが存在するし、ドアは骨格を持つクーペと共通するミクスチャーなデザイン。
トップは開閉式ではなく、バイナルトップと共通するオシャレなアプローチによる「スポーツクーペ」というレアなバリエーションなのだ。この個体は、クラブクーペの持ち味を保持しながらも、フェンダーを撤去したハイボーイなストリートロッドとしている。
往年のフラットヘッド・エンジンや、FORD純正ホイール、コマーシャル(商業車)用の大型ヘッドライトなどを採用したトラディショナルなスタイルにまとめている。アメリカでも希少なだけに、ストリートロッドとしてアレンジする人は、相当のマニアだ。
そんなスポーツクーペを日本でドライブするオーナーは、他にも同等のホットロッドを複数所有するハードコアな吾人だったりする!
コンバーチブルのソフトトップを閉じた状態に見えるも、実際はバイナルトップ同様のお洒落仕様で、トップは開閉せず固定式。基本的なボディ形状は、5ウインドー・クーペに近い。反艶のブラックペイントながらも上品な印象。
フラットヘッド・V8エンジンはデュースでも純正採用されたが、この個体ではマーキュリー製に換装し、ツインキャブなどのモディファイを施した、ホットロッド創成期を連想させる手法を採用。トランスミッションはストックの3速マニュアル。
インパネはストックをキープしながら、ゲージ類は社外品でアップグレード。リアガラス一角が、ファスナー式で室内に収納可能。これによって、予想以上の開放感が得られ、トランク部分を後部座席とするランブルシートの搭乗者とのアクセスにも機能する。
サスペンションはストックのメカニズムを保持しつつ、ドロップI ビームや、40年代のファクトリーパーツでアップグレードした、往年のスタイル。見るからにクラシカルなスキニーなバイアスタイヤは、往年のデザインによるFirestone製。
Special Thanks ◆ ANDY's Rod Works
Phone:047-713-9122
Photo & Text ◆ Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2018年 9月号掲載
最新記事
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_DSC7442.jpg)
2024/07/26
物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!
燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/DSC_2937.jpg)
2024/07/25
ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】
70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_DSC7249.jpg)
2024/07/24
アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ
名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_K2A80611.jpg)
2024/07/23
仮契約までしたけどLBスタイルに惚れて変更【ダッジチャレンジャー】
過去2回、LBワークスで武装したチャレンジャーに乗ってアメマガ主催イベントamZに参加したみっちさん。軽自動車が長年の愛車だった彼女が、初めてのアメ車としてチャレンジャーを手にするストーリーとは。