ストリートロッドのベース車として、ダントツ人気のデュースこと32年型Ford
乗って楽しむことこそが、ロッダーの流儀なだけに、コスパに優れるピックアップでフレンドリーに楽しむのがオススメ!
STREET ROD ECSTASY
1932 Ford Pickup
コスパに優れたピックアップという選択
ステイタスの高い“デュース”において、フレンドリーなコマーシャル(商業車)をベースにしたストリートロッドは、コストパフォーマンスに優れ、カジュアルに付き合える魅力的な存在なのだ。
ストリートロッドのベース車として、ダントツ人気の“デュース”こと32年型Fordは、社外製パーツを駆使して、新車として構築するケースが主流。オリジナル品となると希少なだけでなく、ボディ単体でも数万ドルを超えるケースもあるほどバリューが高いため、ファクトリーのスチールボディ車にこだわると、手の届かないほどの高額になってしまう…。それでも、コマーシャル(商業車)であるピックアップがベースであれば、この個体のように、パッセンジャー用のグリルを採用し、ストリートロッドとしてそつなくアレンジした状態でも、400万円~で乗り出すことが可能なのだ。
ピックアップは最もアメリカらしいカッコ良さを備えているし、ホビーとして割り切れば、室内の狭さも問題なし。高い理想を掲げても、入手できずにいるならば、コスパに優れるピックアップを入手して、HOT RODライフを満喫する方が遥かにスマートだろう。何はともあれ、実際に乗って楽しむことこそが、ロッダーの流儀なだけに、コスパに優れるピックアップでフレンドリーに楽しむのがオススメ!

本来縦長なキャビンは、絶妙なチョップトップによって、スタイリッシュなシルエットを獲得。ピックアップなどの商業車では、チープで武骨な専用グリルが採用されているが、パッセッンジャー用のいわゆる“ デュースグリル” にアレンジ済み。

ストックに準じたドロップチューブは、理想的なプロポーションを構築するうえではワイドトレッドは不向き。そのため日本のFF車用のオフセットのホイールを採用することで、足回りの変更をせずしてクールなルックスを確保。FORDのハブキャップをアレンジすることで、違和感なくまとめたトリッキーかつスマートな手法。

この個体は351クリーブランド&C4と、FORDの血統でアップグレード! マッスルカーとしては誇れなくとも、軽量なストリートロッドにおいては、必要にして充分なポテンシャルを発揮する。

スチールむき出しで簡素なドアパネルは、コマーシャル・ビークルならでは。ダッシュは、本来ゲージが収まる中央部分をスムーシング。そのためなのか、ゲージ類はファイヤーウォールに設置というイレギュラーなスタイル。

Special Thanks ◆ Deuce Factory
Phone:045-333-4877
Photo & Text ◆ Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2018年 9月号掲載
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