ラプターであってラプターに非ず! 猛禽類を恐竜クラスにアップデート!

ピックアップトラック

フォード

ラプター

広島県

ヴェロキラプター

アメマガ2018年10月号

デュークスインターナショナル

ベースとなったラプターの名前は


Hennessey VelociRaptor 6x6 【ヘネシー・ヴェロキラプター 6×6】

FORDはもちろん、アメリカを代表する車種と言っても過言ではないF-150。中でも、ハイパフォーマンス性能を追求したラプターは、全地形に対応したスポーツカーと形容すべき。そのラプターをベースに、ヘネシー・パフォーマンスが6輪駆動にストレッチしたベロキラプターの日本1号車を、広島のデュークスインターナショナルがついに輸入した。

全長は7m級!恐竜を思わせるサイズ!

_N6I2959

2017年に2代目が登場したラプター。2017年のSEMAショーでヘネシー・パフォーマンスが発表したチューンドモデルは、何と6×6の6輪車! ベースとなったラプターの名前は、そもそも鷲や鷹などの猛禽類に由来しているが、今回紹介する6輪仕様はもはやその域にとどまらず、白亜紀後期に生息していたドロマエオサウルスにちなみ「ヴェロキラプター」と名付けられている。

ヘネシー・パーフォマンスと言えば、フォードGTなど、スペシャルティーカーのチューニングブランドというイメージが強い。もちろん、ベッド部分をただストレッチし1軸増やしたのではなく、トータルのバランスを追求しているのは言うまでもない。

全長は7mに達するかというほどで、ノーマルよりも6インチほどリフトアップを実施。これにより、37インチのTOYOオープンカントリーR/Tを装着し、実に違和感なく収まっている。 オリジナルのラプターも非常に個性的で存在感を感じられるが、このヴェロキラプターと並べて見てしまったら、残念ながら霞んで見えてしまうかも知れない。

_N6I3125

巨体を軽々走らせるエンジンはツインターボで600hpを発揮!

_N6I2800

どんな地形も走破する最高の性能を実現

世界中で限定50台のみが発売されるヴェロキラプター。今回、日本に初めて輸入したのは、広島のデュークスインターナショナルだ。同社は車両の販売だけでなく、XOラグジュアリーや2CRAVEなど、輸入ホイールの日本総代理店としても展開中。アメリカと密接な関係にあるので、どこよりも早くヴェロキラプターを輸入できたという訳だ。

SEMAで発表された当初はバンパーとガードが別体型であったが、市販化に伴い一体型仕様に変更。更に、バンパー中央&コーナーなどにRIGIDのLEDランプを装備。ルーフ部分にもボディの幅に匹敵するライトバーを追加しており、それぞれ独立して点灯可能だ。また、1mほど延長されたベッド部分にはシンプルなロールケージを追加。

オーバーフェンダーは2軸を包み込むような大型のものに改められているが、実に違和感のない仕上がりを実現している。 もちろん、車両重量の増加に合わせて、エンジンのパフォーマンスも向上されている。インタークーラーの見直しやECUの書き換え、吸排気系のチューニングを行なうことで、600hpまでポテンシャルを引き出している。

流石に公道でこの巨体をバーンナウトさせる訳にはいかなかったが、このサウンドとスタイルには、誰もが注目せずにはいられない。事実、撮影中はわざわざ引き返して車両のことを聞きに来る人もいたほど。こんな刺激的なクルマ、生で見られるだけで幸運だ。 ちなみに、今回現地ヘネシーとやりとりしたことにより、ヘネシー正規輸入元として認定も受けた同ショップ。今後ヘネシーモデルを検討するならば、デュークスインターナショナルが一番の近道となる。

_N6I2877 _N6I2884 _N6I3055

フロントバンパーはヘビーデューティなスチールタイプに変更。発表時とバンパー形状が変更になり、コーナー部分や中央にはRIGIDのLEDランプがビルドインされている。

_N6I3016 _N6I3003

V6・3.5?のエコブーストツインターボを搭載。排気量こそベーシックラプターと同じだが、吸排気系の見直し、タービンやインタークーラーなどをアップグレードすることで、600hp、最大トルク85.9kg-mという、まさに怪物級のスペックを実現。ちなみに0→60mph加速は、わずが4.9秒だ。

_N6I2818 _N6I2830

リヤバンパーもフロントと同様スチールタイプに変更。リヤバンパーの両サイドから出ていたマフラーは、助手席側のキャビンのすぐ後ろからに改められている。

_N6I3099 _N6I2912

最大のポイントはリヤセクション。フロントサスはメンバーダウンを実施し、約6インチリフト。2軸目のデフはプロペラシャフトが貫通しており、3軸目へ動力を伝達する。

ショックは全てFOXのリザーバータンク付きで、リヤフェンダーから2セット見えるのは圧巻。37インチオープンカントリーR/Tにメソッドを組み合わせる。

_N6I2855 _N6I3131 _N6I2928 _N6I2935 _N6I3074 _N6I2810

DUKES INTERNATIONAL

https://duke-s.jp/

●所在地/広島県安芸郡熊野町平谷3-9-1

●TEL/082-855-4500

●営業時間/9:00~19:00

●定休日/年中無休

写真/浅井岳男 文/空野稜

アメ車マガジン 2018年 10月号掲載


関連記事

RELATED


【1951y フォードトラック】愛らしいルックスから。「パンプキン」などという愛称で呼ばれたりする

1951y FORD TRUCK
フルスロットル

【フォードマスタングGT500E】ピンクを大胆に注入したエレノア仕様のマスタング

マスタング乗りの憧れであるエレノア仕様に変更しながら、そのゴリゴリのスタイルをあえて消し去るピンクをボディ各所に注入。こんな斬新なやり方は、とっても個性的だし何より面白い

ランチェロを毎日乗り回せる、その秘密とは【フォード ランチェロ】

自分自身でクルマを操るワクワク感それがアメ車にはある!【カーボックス】

数多くの欧州スポーツカーを所有してきた西井さん。だが、何か物足りない…。もっとワクワクする楽しさが欲しい。そこで出会ったシェルビー・GT500から「クルマの楽しさ」を知り、次々とアメ車を手にしていく。

【フォードマスタングGT】派手さの中に垣間見える、繊細な拘りも見逃せない

日本のカスタム技術をフルに取り入れ、SEMA SHOW出展を果たしたジェットシティのマスタング。その雄姿に触発され、「世界基準」のマスタングに乗るべくジェットにカスタムを依頼したオーナーさん。その全貌が遂に公開された!

 

最新記事


2025/08/23

【ジェネラルホームアメリカン】憧れのリアルアメリカン住宅で毎日を楽しく過ごす

HOUSE

ジェネラルアメリカンホームで建築し、アメリカを感じながら生活を送るオーナーたち。すべてのオーナーに共通するのは、家族全員が毎日を楽しく過ごしていること。2024年にアメマガで紹介したオーナーを改めて振り返ってみよう!

2025/08/21

イベントをキッカケにショップを訪れる人も増加中【ALICE JACK 2025】

イベントレポート

ALICE JACK 2025
23th Mar 2025
アリスガーデン

2025/08/19

【ガレージジョーカー】本国との深いパイプで新たなカスタムを提案!

SUV

シボレー

本国アメリカと太いパイプを持つガレージジョーカー。そのパイプを活かし、消耗品はもちろん、希少な雑貨やカスタムパーツの輸入も行なっている。今回は、2024年に発売されたCKカスタムフェイスを装着したタホを紹介しよう。

2025/08/18

アメ車ガールズミーティング in NAGOYAの会場を彩った出展ブースたち

アメマガミーティング

イベントレポート

2025.6.29[SUN]
アメ車ガールズミーティング in Nagoya
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場

ランキング


2025/08/21

イベントをキッカケにショップを訪れる人も増加中【ALICE JACK 2025】

イベントレポート

ALICE JACK 2025
23th Mar 2025
アリスガーデン

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2022/07/14

チャレンジャーとチャージャー、実はこの2台は双子の様な存在と言える。

セダン

クーペ

ダッジ

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK WIDEBODY[SUBLIME]
2018 DODGE CHARGER DAYTONA392[YELLOWJACKET]