マスタングの第6世代では、直列4気筒のエコブーストが設定された。

クーペ

フォード

マスタング

アメマガ2018年11月号

Ford Mustang & Chevrolet Camaro

フルハウス

埼玉県

最新2018年型マスタングを6MTで楽しむという贅沢と優越


Ford Mustang & Chevrolet Camaro

現在に至るまで鎬を削り合ってきたポニーカー

モダンマッスルカーではチャレンジャーの勢いが凄まじく、パワーウォーズでも一歩先を行っている。だが決してマスタングとカマロも黙って見ているわけではない。この車両も負けじと魅力的なモデルをラインナップし続けている。ポニーカーの礎となったマスタングと、それを追いかけて鎬を削り合ってきたカマロ。両車に注力する。

最新2018年型マスタングを 6MTで楽しむという贅沢と優越

2018 FORD MUSTANG 直4 2.3? エコブースト 6MT、フルハウス

技術の進歩はスバラシイ。ここで紹介する直4 2.3?エコブーストエンジンを搭載した2018年型マスタングは、6速マニュアルトランスミッション車ということもあり、実に楽しくドライブできる。しかも経済性に優れているのだから言うことなしだ。スタイリングも2018年型からさらに洗練され、マスタングヒストリーにおける「名車」となることは間違いないだろう。

2018 FORD MUSTANG 直4 2.3L エコブースト × 6MT

ハイパフォーマンスながら経済性に優れるエコブースト搭載

2018年 フォードマスタング、フルハウス

アメ車の枠を超えて幅広い層から人気のマスタング。ポニーカーという新たなジャンルを確立した象徴であり、アメリカを代表するスポーツモデルとしてもお馴染みの存在。

そんなマスタングの第6世代では、直列4気筒のエコブーストが設定された。日本人からすると、アメ車=V8というのが完全に定着しているだけに、ネガティブな印象を受けるかも知れないが、エコブーストは環境対策に向けて排気量をダウンサイジングしたターボエンジンながら、最高出力310hpを発生するハイパフォーマンスなユニットでもあるのだ。

2018年 フォードマスタング、フルハウス

そのため、ホットロッドの世界では、旧車への換装エンジンとしてエコブーストを採用するケースも珍しくない。環境対策が万全なうえでハイパフォーマンスが味わえ、それでいて経済性にも優れているのだから、文句無しだ! そのポテンシャルは、実際にドライブすることで、その高さを体感できる。V8搭載車よりも100kgほど軽量なだけに、6速マニュアルとの組み合せで軽快なドライブを味わうのがナイス! 

エンジンサウンドに関しては、V型特有のワイルドさは得られないものの、「アクティブ・ノイズ・コントロール」たるシステム(エンジン本来の音に人工的な音をミックス)によって低音の効いた重厚な音色を奏でる。これまで以上に世界中の市場を視野に入れて開発されたエコブーストの導入で、アメ車における新たなスタンダードが生まれるかもしれない。

エクステリアをはじめインテリアにおいても、これまで以上にモダン&スポーティな印象が高まったこともあり、気分的にもその気にさせられる! 2.3?直列4気筒ターボのエコブーストは、最高出力310hpとあって、期待以上に力強い走りを披露してくれた。

ブーストのかかり具合を含めたエンジン・フィーリングに対して、車重、ギヤレシオ、タイヤ直径とのバランスが絶妙なので、どの領域からでもリッチなトルクが発揮される。V8にこだわらなければ、1台のスポーツモデルとしてコスパも含めて実に魅力的だ!

全長が4790㎜にダウンサイジングしながらも、よりロー&ワイドを強調したダイナミックなフォルムが印象的。クォーターガラス部のアレンジによって、ピラーレスのクーペ同様のルックスに。それに伴い、ルーフ、リアウィンドーからデッキにかけてのフォルムが滑らかになり、よりファストバックらしさが強調されているのがポイント。顔付きは戦闘的かつモダンなイメージが高まっている。

  デザインコンセプトは引き継がれながらも、よりモダンでスタイリッシュなデザインとなる。全体的に角が取れ引き締ったことで、居住性が高まった印象。コンソールも引き締り、シフトする祭に腕が当らない素直なポジションになった。パワーステアリングの機能は、新採用された電気式。  

搭載される2.3?直4エコブーストターボエンジンは、310hpを発生するハイパフォーマンス・ユニット! 

搭載される2.3L直4エコブーストターボエンジンは、310hpを発生するハイパフォーマンス・ユニット! 直4ならではの軽快なエンジンフィーリングを満喫するなら、マニュアルミッションが最適。シックスマスタングのV8搭載車よりも100kg軽い軽量な車重も貢献して、最も俊敏な走行を味わうことができる仕様だ。

ちなみに、ATはGMとの共同開発による10速が設定されている。サスペンションは4輪独立懸架にアップグレードされたうえに、従来以上に制御を緻密に行なうマグネティックライド・システムによって、スポーツ性能と乗り心地の良さを両立する。


SHOP Infoフルハウス
●所在地/埼玉県三郷市南蓮沼253-1
●TEL/048-949-3030
●https://www.fullhouse-mac.com/


日本車のネオクラシック、ヨーロッピアンスーパースポーツ、新旧アメ車まで、創業30年以上のキャリアで培ったノウハウによって、幅広いラインナップをストック。また、ストックにない車両においてもオーダーで対応する。今回フィーチャーするマスタングも自社でアメリカより直輸入した新車で、日本では珍しいエコブーストを搭載する6速マニュアル車なのだ。

フルハウス、埼玉県三郷市

Photo /能勢博史 Text/石橋秀樹
アメ車マガジン 2018年 11月号掲載


最新記事


2024/04/20

細さを追求したスポークが軽快さや躍動感を予感させる【WORK GNOSIS CVF】

ホイール

WORK GNOSIS CVF

2024/04/20

エントリー条件はただ1つ、WORKを装着していること【WORK WHEELS JACK 3rd】

ホイール

イベントレポート

WORK WHEELS User Event
WORK WHEELS JACK 3rd

2024/04/19

老若男女、誰からも愛される、お店のマスコットとして活躍【アーラキッチン】

バン

198号線(河内長野美原線)から一本離れたローカルロードに店舗を構えるアーラキッチン。田園風景に馴染む様に佇む黄色いスクールバス、そして大きなどんぐりの木は、メインストリートからでも一際目を引く!

2024/04/18

自然な流れのボディパーツにカナードを追加で進化を遂げる【エッジカスタムズ チャレンジャー F】

クーペ

ダッジ

日本はもちろん、世界中のチャレンジャーカスタムを牽引するLUXZ。2021年に登場した初のフルバンパー仕様となる「CHALLENGER F」。そのエボリューションモデルが完成したので、早速紹介しよう!

ランキング


2024/04/19

老若男女、誰からも愛される、お店のマスコットとして活躍【アーラキッチン】

バン

198号線(河内長野美原線)から一本離れたローカルロードに店舗を構えるアーラキッチン。田園風景に馴染む様に佇む黄色いスクールバス、そして大きなどんぐりの木は、メインストリートからでも一際目を引く!

2024/04/18

自然な流れのボディパーツにカナードを追加で進化を遂げる【エッジカスタムズ チャレンジャー F】

クーペ

ダッジ

日本はもちろん、世界中のチャレンジャーカスタムを牽引するLUXZ。2021年に登場した初のフルバンパー仕様となる「CHALLENGER F」。そのエボリューションモデルが完成したので、早速紹介しよう!

2016/11/04

超レアなマスタング、1969年モデルのBOSS429!

クーペ

ビンテージ

フォード

1969y FORD MUSTANG BOSS 429

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】