現場資材や工具はカーゴトレーラーをけん引するスタイル

既製品じゃ物足りない!ユニークな発想力!
もっともアメリカンスピリットを踏襲するアメ車
タフでパワフルなアメリカン4×4
大きなエンジンに大きなボディ、タフでワイルド、たくさんの人と荷物を乗せての移動も快適、これからがアメリカン4×4最大の長所。まさにアメリカらしい世界観。今一度戯れたいアナタに贈る大特集。
カスタムオーディオで失ったベッドスペースはトレーラーで「いつかはフルサイズトラック!」と免許を取る前から憧れ続けていた憧れのシルバラードを1年半ほど前に購入。しかし音楽好きが高じてベッドスペースにカスタムオーディオインストール。その解決策としてのアイデアがこれまた斬新!!
Chevrolet Silverado
既製品じゃ物足りない!ユニークな発想力!
父の仕事の都合で25年前にブラジルから来日。幼少期からずっと滋賀県で育ったという岩永さん。ポルトガル語、スペイン語、日本語を話せるトリリンガルだが、人生の大半を日本で過ごしているとあって流暢な関西弁が実に印象的。
琵琶湖や山と大自然に恵まれつつも大阪や京都など都心部へのアクセスも良い滋賀県を愛しており、数年前に自宅を購入。今回はそのご自宅へ伺ったのだが、到着して真っ先に目に飛び込んできたのが、軽トラックの荷台をベースに製作したカーゴトレーラー。
以前出会った際にヒッチ系アイテムを色々と製作しているとは聞いてはいたものの、まさかここまで本格的なものだとは思っていなかっただけに驚いた。実はこのトレーラーは仕事用で中には工具がギッシリ。シルバラードのベッドはカスタムオーディオが占拠しているため仕事用のクルマとしては使えない。なので現場資材や工具はカーゴトレーラーをけん引するというスタイル。
しかしこれだけでなく、現在軽ハコのボンネット部分をぶった切ってのキャビンまるごとトレーラーを製作中。屋根付きで鍵も付いて積載力アップはもちろん、防犯効果まで高まるとのこと。
完成すれば現在使用中のカーゴトレーラーはアウトドア用品やマリンスポーツとプライベート用に使い分けることで、わざわざベッドの荷物を積み替えることなくヒッチ一つで簡単にオン・オフのライフスタイルを使い分けられるという理想のスタイルに。
シルバラードは憧れ続けていた大切な愛車でありファミリーユースとしても活躍するメインカーである。そこへビジネスもアウトドアもと貪欲に詰め込みすぎるのではなく、等身大のトレーラーヘッドの如く荷物を積むのではなく、用途に応じて引っ張って運ぶという画期的な発想力は称賛に値すると言えるだろう。
マットブラックで塗り分けられたワイルドなフェイス回り。社外ヘッドライトのスモークカバーはなんと女性用ストッキングという荒業(笑)。安価ながらその仕事っぷりはなかなかのものでリアテールにも採用する。
フェスが好きでノリの良い音楽をこよなく愛する岩永さんにとってカスタムオーディオは欠かせない。ベッド部はもちろんセンターコンソール前までDIYでインストールする。母国の国旗を飾るリアガラスもポイント高し!
ボートトレーラーのフレームをベースに軽トラックの荷台をドッキングした自作のカーゴトレーラー。まだ完成形ではないというがもう一台軽ハコで製作しており、完成すれば用途に応じて使い分けるという夢のトレーラーライフが実現する。
岩永工業の社名で会社を経営している岩永さん。妻と3人の子供たちのために仕事に励み、休みの日は琵琶湖を中心とした自然豊かな場所でアウトドアライフを家族で思いっ切り楽しむ。「オンもオフも全力で!」が彼のスタイルだ。
Owner:岩永ヘイナルド
■Photo &Text:石井秋良
アメ車マガジン 2018年 12月号掲載
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