ただでさえ渋いポンティアック中でもカタリナは最上級の渋さ!!

セダン

ビンテージ

ポンティアック

神奈川県

EXCITING60’s

カタリナ

マルセロ

1965y PONTIAC CATALINA
マルセロ

EXCITING60’s


1965y PONTIAC CATALINA

60年代のアメ車らしくボディも存在感もビッグ!

1965y PONTIAC CATALINA

C3コルベットでおなじみの横浜「マルセロ」からは、かなりレアな1台がお目見えした。1965年型ポンティアック・カタリナだ。ファイヤーバードの存在から、スポーティカーのイメージが強いポンティアックだが、こんなイカしたビッグクーペもリリースしてくれていたのだ!

1965y PONTIAC CATALINA

1950年、ポンティアックのハードトップクーペとして登場した「チーフテン」のグレードのひとつとして登場したのが「カタリナ」だ。その後、59年にはずんぐりとしたボディデザインから、フルサイズのシャープなフォルムに生まれ変わり、チーフテンの後を受け継ぐようにカタリナという車種として独立。「マルセロ」が撮影に提供してくれたのは、そのカタリナになってからの3代目モデル、65年型の2ドアクーペだ。

 

この時代のカタリナは他に2ドアセダン、2ドアコンバーチブル、そして4ドアセダン&ハードトップ、ステーションワゴンまでラインナップしていた。しかし、タテ目4灯の個性的なマスクはもとより、サイドビューの流れるような美しいラインは、クーペならではのものなのだ!

1965y PONTIAC CATALINA
搭載エンジンは389(6.4ℓ)V8、これに3速ATを組み合わせている。このエンジンは実はカタリナにとってはエントリー仕様で、当時のシリーズには最大455(7.5ℓ)も用意されていたから、これはもう間違いなくマッスルカーなのだ。


サスペンションはフロントが独立式、リアはコイル・リジッドを採用するが、今回の車両はエアスプリングによりローライダー風の仕様にカスタムされていた。そういえば、あえていい感じにヤレた雰囲気を出したボディペイント、キレイに張り替えられた天井、トリム、シートが、購入マインドを刺激する。ほらほら、欲しくなっちゃうでしょ?

サスペンションはエアサス仕様に変更されているが、これは乗り心地というよりも上げたり下げたりのパフォーマンス重視…? と思いきや、思った以上に乗り心地が上々だ。柔らかくてリバウンド感はあるが、長大なホイールベースがそれをうち消してくれているようだった。ちなみにこのカスタム、『マルセロ』で行ったのではないそうだが、たまにはこのようなジャンルも扱うのだとか。

1965y PONTIAC CATALINA

エンジンはスタンダードとはいえ、ハイパフォーマンスで定評のあるポンティアックエンジン。今なお、交通の流れに乗る元気さを誇る。ポジショニングとしてはポンティアックのエントリークラス。しかしホイールベース3073㎜、全長5451㎜のフルサイズボディは、かなりの迫力と存在感だ。

タテ目4灯のマスクは少々コワモテだが、そこからリアに向かっていく流麗なラインは、ちょっとアンバランスではあるものの、逆にそこがカッコいい! 今回の車両はマットなグリーン系のカラーにペイントされていたが、それがちょっとヤレていい雰囲気。ドアノブやサイドミラーもスムージングされていた。


インパネまわりはほぼノーマルのままのよう。横直線的なレイアウトがゴージャス感を主張する。後付けで今どきの性能を持ったエアコンも装備。ただしインパネパッドはなくなっている。シートやトリム、天井は張り替えられていて、美しい仕上がり。シートは前後ともベンチ式、ローバックスタイルだ。

撮影車両に搭載のエンジンは、ポンティアックの389(6.4ℓ)。カタリナにとってのスタンダードエンジンで、265hpを発揮する。組み合わせるトランスミッションはコラムシフトの3速オートマチック。ちなみにこの時代、トランスミッションは他に3速マニュアルと、2速オートマチックも用意されていた。またエンジンも、3代目モデルについては'70年まで続いたが、最終モデルでは360hpの455(7.5ℓ)も用意されることになった。



サスペンションはフロントが独立式、リヤがコイルリジッド。基本はコイルスプリングが採用されるが、撮影車両はエアスプリング仕様、いわゆるローライダー風にカスタムされていた。リアトランクにエアタンクを備え、スイッチで車高を上げ下げできる。タイヤはP185/75R14サイズのホワイトリボン、ホイールはアメ車にはオーソドックスなデザイン。


1965y PONTIAC CATALINA

C3コルベットをメインに、質のいいアメリカン・ビンテージやマッスルカーをデリバリーしてくれる横浜のプロショップ。お店には常時、20台以上の車両を確保。納車時までには新車同様に仕上げてくれる信頼感は随一だ。


取材協力:マルセロ
http://www.marcelo.co.jp


Text & Photos|アメ車MAGAZINE


最新記事


2024/04/19

老若男女、誰からも愛される、お店のマスコットとして活躍【アーラキッチン】

バン

198号線(河内長野美原線)から一本離れたローカルロードに店舗を構えるアーラキッチン。田園風景に馴染む様に佇む黄色いスクールバス、そして大きなどんぐりの木は、メインストリートからでも一際目を引く!

2024/04/18

自然な流れのボディパーツにカナードを追加で進化を遂げる【エッジカスタムズ チャレンジャー F】

クーペ

ダッジ

日本はもちろん、世界中のチャレンジャーカスタムを牽引するLUXZ。2021年に登場した初のフルバンパー仕様となる「CHALLENGER F」。そのエボリューションモデルが完成したので、早速紹介しよう!

2024/04/17

63年型フォードギャラクシーはホットロッドのシーンでもとりわけ人気の高いモデル。

ステーションワゴン

ビンテージ

フォード

レースのフィールドで活躍した63年型ギャラクシーはホットロッドのシーンでもとりわけ人気の高いモデル。中でもステーションワゴンは、ハイエンドでありながらSUVとしての魅力を備えて西海岸ではサーフ&ロッドのアイコンとしてお馴染み!

2024/04/16

フェイススワップカスタムに新たな息吹を吹き込む

ボディワーク

シボレー・アストロにはGMC・サファリという兄弟車がいたのと同じく、シボレー・C/K、タホ、サバーバンにはGMC・シエラ、ユーコン、サバーバンという兄弟車がいる。その特性を活かしてフェイスを交換することはテッパンだが、さらに別のアプローチが登場!

ランキング


2024/04/19

老若男女、誰からも愛される、お店のマスコットとして活躍【アーラキッチン】

バン

198号線(河内長野美原線)から一本離れたローカルロードに店舗を構えるアーラキッチン。田園風景に馴染む様に佇む黄色いスクールバス、そして大きなどんぐりの木は、メインストリートからでも一際目を引く!

2024/04/18

自然な流れのボディパーツにカナードを追加で進化を遂げる【エッジカスタムズ チャレンジャー F】

クーペ

ダッジ

日本はもちろん、世界中のチャレンジャーカスタムを牽引するLUXZ。2021年に登場した初のフルバンパー仕様となる「CHALLENGER F」。そのエボリューションモデルが完成したので、早速紹介しよう!

2016/11/04

超レアなマスタング、1969年モデルのBOSS429!

クーペ

ビンテージ

フォード

1969y FORD MUSTANG BOSS 429

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】