入手困難になりつつあるサード・カマロ ミントコンディションの美し過ぎるサバイバー
1989 CHEVROLET CAMARO RS
1989 CHEVROLET CAMARO RS
80’s-90’s BREEZE
今こそ80~90年代のアメ車にハマりたい!
約30年に渡りミントコンディションを保持する正真正銘のサバイバー!しかも実走行27000kmという奇跡的なローマイレージ車。この美し過ぎる
サード・カマロ
を見てくれ!!
価格が高騰してきている第3世代カマロ、買うなら今だ!
80年代ならではの直線を基調とするレーザーエッジの効いたスタイリングが今見ると新鮮で美しい サードジェネレーション・カマロ 。スピード感のあるシルエットや、角形4灯式ヘッドライトによる目力の強い顔立ちも、まさに80年代のアメ車といったところ。セカンドから引き継がれたFボディも、インジェクション時代に向け82年からのサードで進化熟成を極めている。
そんな過渡期のモデルなだけに、インジョクシェンをはじめとする電子制御による性能、信頼性、快適性が飛躍的に向上しながらも、キャブレター時代の味わいが楽しめるバランスの良さも大きな魅力。スタイリングや基本設計においては
カマロ
の本質を保持しながらも、次世代に向けたアップデートが導入された正常進化によるモデルチェンジは見事である。
この個体は、ベーシックなグレードだったスポーツクーペに代わって
RS
が復活した89年型。
カマロ
の同義語ともいえるパフォーマンスパッケージのZ‐28や、85年より導入されたIROC-Zに注目しがちだが、
RS
はシンプルでスタンダードならではの
カマロ
の本質的な魅力を味わうことができる。それまでのスポーツクーペではボディカラーと色違いだったグランドエフェクトパーツも同色でペイントされるため、外観におけるグレード間の格差は感じない。
アメリカでは通勤など日常使用車としても選ばれるカジュアルなグレードとあって、中古市場では
ホットロッド
やカスタムのベース車としても人気が高い。日本の中古市場でもかなり安価だった時期があり、既に30年が経過するだけに、現存数は激減している。それだけに、ストックをキープした健全な個体はアメリカでも希少なのだが、実走行距離が2万7000kmというサバイバーな
カマロ
は極めて希少である。
目力の強い顔立ちとレーザーエッジの効いたスタイリング
数あるカマロのジェネレーションの中で一番のイケメン!
本国での絶大な人気はもちろん日本でも高い人気を誇る
カマロ は日本国内においてもポピュラーな存在だったが、アメリカではNHRAのプロストック参戦車としての人気も高く、そのドラッグマシンならではのプロポーションを反映したプロストリートが一大ブームとなった。そのため当時は サード・カマロ のプロストリートが大量に誕生しており、そうした個体は現在でもアマチュアレーサー達によってドラッグマシンとして比較的多く現存している。
この個体は国内正規ディーラーにて販売された89年型カマロのRS。純正色であるミディアムグレイメタリックの車体色もクリーンにキープする奇跡的なサバイバーな状態が素晴らしい。ベーシックなスポーツクーペに代わるベースグレードとして標準エンジンは本来V6だが、ディーラー車では305ciのV8を搭載する。エアコンは従来のR12から134aへとアップデート済み。
88年型以降の
サード・カマロ
は、それまでノーズの先端にあったスリッドがなくなり、よりスッキリとした印象となった。
RS
のエアロパーツがボディと同色となったこともあり、外観状はIROC-Zとほとんど変わらない。パフォーマンスパッケージとしてフードにルーバーが付くIROC-Zに対してフラットな
RS
の方が、
サード
ならではのレーザーエッジの効いたスタイリングの良さが際立って魅力的。
リアガラスの面積が大きいだけにサンシェイド・ルーバーは日よけおよびプライバシーの確保にも貢献する。このエッジの効いたスタイリングにルーバーがマッチして良い雰囲気だ。この個体に装着されたルーバーは社外品だが、純正品ではサードブレーキランプ部が突起するデザインとなる。
直線基調の外観同様に内装でも共通したコンセプトでデザインされている。スタンダードのステアリングはスクエアなスポークが特徴的。コックピットスタイルのダッシュ周辺からセンターコンソール、ドアパネル、スイッチ類まで整合性のあるデザインが魅力的。シンプルでシャキッとした
サード
らしいこのデザインも89年型が最終。
トランクが排除されガラス部が開閉するハッチ式になったことで、リアシートは可倒式となり、荷室スペースが確保される。ロールアップ式のカーゴシェードカバーも装備。オーディオではヘッドユニットこそ従来どおりだが、ツイーターが追加されるなど、よりパワフルなERS(Extended Range Soundsystem) を搭載。
V8ながらスタンダードの305ciの最高出力は170hp程度と決して誇れるものではないが、V8ならではのリッチなトルクや、TBIならではのキャブレター的な味わいが気持ち良い。スタンダードのリアアクセルは2.77:1とハイギヤーなため瞬発性はないが、1.5tを切る軽量な車重が貢献して軽快な走りが楽しめるうえ、高速巡航では低燃費を実現する。低走行距離でグッドコンディションを保持する個体とあって、ハンドル操作、ブレーキのタッチおよび反応、サスペンションの挙動など、全てがスムースでしっかりとしている。
FullHouse【フルハウス】
Location ◆埼玉県三郷市南蓮沼253-1
Phone ◆ 048-949-3030
URL ◆ https://www.fullhouse-mac.com
各国のスポーツモデルをメインに新旧アメ車まで、幅広いラインナップで対応するフルハウスは、80~90年代のネオクラッシックの取り扱いも積極的。現存数が減少する中、今回のカマロのようなアンチエイジングな優良物件に拘ってストック。メーカー・車種に合わせた保証プランも用意され、創業30年以上のキャリアによる信頼性の高さで、カーライフをサポートしてくれる!
Photo ◆ Hiroshi Nose
Text ◆ Hideki Ishibashi
最新記事
2025/01/23
【LANDFOOT XFG】昔ながらの鉄チン風スタイルをラングラーのボトムスに!
本格派ヨンクであるラングラーには数多くのホイールが投入されているが、トピー実業のLANDFOOT XFGはクラシカルな装いをラングラーのボトムスに提供してくれる。
2025/01/22
ラングラーのフォルムを崩さないプライベート空間、ポップアップテントの新提案【トリップトップ】
こんなポップアップテントが欲しかった! アウトドアのプロフェッショナルのRVランドコンセプトが開発販売するトリップトップは、誰もが気軽に簡単にキャンプができることを考えたポップアップテントの新提案!
2025/01/21
【K-Styles vol.3】回を重ねるごとにエントリーが増え、会場はアメ車で埋め尽くされた!
今回で3回目となる「K-Styles Ashikaga American car MT」。晴天にも恵まれて、会場には300台のアメ車がひしめいており、アメ車ファンにはたまらない1日となった。
2025/01/20
【ヴォルテックス横浜】アメ車と共に野遊びをトコトン楽しめ!
アウトドアブームを背景に、SUVやピックアップトラックにルーフラックやテントを載せたスタイルがバズっている。さらにバンやトラックをベースとしたキャンピングカーもこのブームで注目を集めている。しかし、どうせならアメ車をベースとしたオーバーランダーやキャンピングカーでアウトドアライフを謳歌したいところ。そんな想いを叶えてくれるのが「ヴォルテックスヨコハマ」だ。