映画に憧れてアメ車ライフをスタート!マスタング50周年記念モデルを購入!
FORD MUSTANG EcoBoost Fastback 50 YEARS EDITION
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陸上ではマッスルカーを満喫!アメ車に惚れた福岡の競艇選手
400ccの直列2気筒エンジンを搭載したボートで水面を疾走したかと思えば、陸上では2300ccの直列4気筒ターボを搭載したマッスルカーで激走。水陸の両方でスピードを追求する若手競艇選手のアメ車ライフに注目!
50周年記念モデルに一目惚れして購入
読者諸兄はボートレース、競艇をご存知だろうか? 近年はユニークなテレビCMで話題だが、競艇は400ccの直列2気筒エンジンを搭載したボートで争われる水上レースで、最高速度は約80km/hながら、体感速度は120km/hと言われており、激しい波の衝撃を受けながらも、高速の旋回が求められることから、まさに競艇は高度な技術と強靭なフィジカルが求められる過酷な競技だ。
そんな水上のモータースポーツ、競艇でもアメリカン・マッスルカーは人気が高く、多くの選手がアメ車ライフを満喫。ここで紹介する溝口海義也選手もそのひとりで、フォード・マスタングのオーナーとしてドライブを楽しんでいる。
競艇場の近くに住んでいたことが影響したのだろう。幼い時から父親に連れられて競艇場に足を運んでいた溝口選手にとってボートレースは身近な存在だったが、小中高は野球に専念。しかし、怪我により野球を断念したことから、大学進学後は目標がない日々を過ごしていたという。
そんな溝口選手にとって転機となったのが、久しぶりに訪れた競艇場。「選手募集の張り紙を見つけて、これだと思いました」と語る。その言葉どおり、溝口選手は養成所での訓練を経て、2016年に競艇選手としてデビューしているが、この時に最初に購入したクルマはマツダCX‐5だった。
「映画ワイルドスピードの影響でアメ車が好きだったんですけどね。クルマは必要だったけれど、競艇選手になりたててでお金もなかったので、便利な国産のSUVモデルを買いました」と当時を振り返る溝口選手。
しかしアメ車への情熱は捨てきれず、わずか1年半でマツダCX‐5を売却。「少しですが余裕が出てきたので、アメ車を探していたころ、たまたま立ち寄ったショップにマスタングがあって一目惚れしました」と語るように、溝口選手は2018年9月にフォード・マスタングのエコブーストを購入した。
まだマスタングを購入したばかりで、最近は競艇場へのアクセスも公共交通機関を利用していることから、あまり愛車でのドライブは行えていないが、「乗り心地が良いし、優越感もありますね。車幅が広いし、初めての左ハンドル車なので狭い路地には注意していますが、エコブーストは燃費も悪くないので、今後はロングドライブとかもしてみたいですね」と溝口選手。
さらに「クルマのためにレースを頑張っているので、アメ車は競艇へのモチベーションになっています。今回はマスタングを買いましたが、次回はもともと憧れていたダッチ・チャージャーを買いたいし、いつかは古いアメリカンモデルにもチャレンジしたいですね」と語っているだけに、溝口選手のアメ車ライフはしばらく続くことになるだろう。
溝口選手のマスタングはエコブーストの50周年記念モデル。ノーマルながら「フロント周りの丸みを帯びたラインやブラックのホイールも好きですね」と愛着を語る。さらに「50周年のエンブレムも気に入っています。マフラーから響くサウンドも気持ちいいですね」とのこと。
「アメ車はエンジンをかけた時にワクワク感がありますよね。インパネやシートも気に入っています」と溝口選手。ちなみに競艇のボートとクルマの共通項は少ないものの、「船にはブレーキがなかったりしますが、コーナリングはドリフトに近いかもしれませんね」とのことだ。
溝口海義也選手(22 歳)
1995年6月27日生まれ、福岡県出身。大学生の時に選手募集の告知を見たことをきっかけに養成学校を経て競艇選手へ。現在B1級で活躍する23歳の若手選手。
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HP:http://www.looks.co.jp
■PHOTO&TEXT:廣本泉
アメ車マガジン 2019年 4月号掲載
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