クライスラー300に乗る夫と、シ ボレーC-1500を乗りこなす妻

Soul of Mopar Chevrolet C1500 / 2018y JEEP Grand Cherokee / 2010y Chrysler 300
アメ車に囲まれたエリート家系、3台所有の若きアメ車ファミリー
Chevrolet C1500
2010y Chrysler 300
2018y JEEP Grand Cherokee
クライスラー系モダンアメリカンがスバラシイ理由
目を見張るカスタム多数の
クライスラー・300
に乗る夫と、シボレー・C-1500 を乗りこなす妻。そして夫婦の普段のアシには
ジープ・グランドチェロキー
がある。自然にアメ車と接してきた夫婦は、当たり前のようにアメ車を遊ぶ。3種類のアメリカンを乗りこなす生活
夫のやすさんと、妻のゆうこさん。セダンの クライスラー・300 、ピックアップのシボレー・C1500 、SUVの ジープ・グランドチェロキー と、3種類のアメ車を乗りこなす二人は、日常会話にアメ車のことが話題に上るほどの大のアメ車好き。
やすさんの父がアメ車好きだったそうで、その影響が多分にあるのだろう。さらに兄は、親から譲り受けた
ハマー・H2
を愛用するという家系だから、言わばアメ車のエリート育ち。一方のゆうこさんは、女子大生当時にC1500 を購入した生粋のアメ車女子。
3種類のアメ車は、それぞれに価値観が存在する。
300
は、やすさんにとってザ・愛車。好きなようにカスタムして、自分色を積極的に表現するモデル。C1500 は、ゆうこさんにとって好きな要素がそろったモデル。古めの年式、角ばったデザイン、どっしりとした存在感などがお気に入りのポイント。
実はカスタム志向も強く、荷台のベッドをタイヤが突き抜けるほどのローダウンが理想で、エアサスなどのインストールを挙げるが、いまだ現実には至らず現在は実家に置かれている。個人の思いが詰まった2台は大事な存在なので、気軽にレジャーなどを楽しめるアシとして、18年型グランドチェロキーを追加。あまりの乗り心地の良さに感動し、今ではゆうこさんの愛車になりつつある。
Chevrolet C1500


大学生当時のゆうこさんが購入したC-1500は、購入時にボディカラーにパープル系を入れて以降はそのままの状態。友達からは「似合うね」と評価されたが、「乗りたい」とは言われなかったそう。クラシカルなホイールはやすさんも高評価。ただ年式はうろ覚えで「たぶん1993か1995とかそのあたり」と発言。
2018y JEEP Grand Cherokee


レジャー目的として2018年10月に納車されたグランドチェロキー。フォージアートの22インチをインストールするも、タイヤ上の空間が気になり、将来的にはローダウンも検討。現在はゆうこさんの愛車になりつつある。
OWNER/やすさん

自分だけのオリジナルにしたいから家族でDIYしながらカスタムしてます!
OWNER/ゆうこさん

C1500は年式を忘れちゃったけど、私にとって大事な存在です! でも最近はグラチェロがお気に入り笑
2010y Chrysler 300
自分を表現するためにDIY基軸でコツコツ作り上げた
自分流を盛り込んだDIYカスタム
300 に注目する前に、やすさんの愛車遍歴を紹介する。彼のカーライフは、グロリア、クラウンのVIPスタイルからスタート。父は アストロ や ナビゲーター などを愛用したアメ車乗りで、兄はかつてシーマで同様のVIPスタイルだった。息子たちにとってアメ車は、身近すぎてむしろ当たり前の存在に感じたのだろうか。
そして、やすさんがクラウンのあとに乗り換えたのがこの 300 だ。国産VIPスタイルからのステップアップとして、アメ車へ切り変えた流れだ。だからこそ、特にローダウンの強いこだわりはVIP系のなごり。それ故に、22インチを履いた グラチェロ のタイヤハウスを見て「あの空間が気になってしょうがないんです。
やっぱり低くしなきゃ」と嘆く。カスタムは基本的にDIY。これも父の影響で、好きなように自分でアレンジをしてカスタムしていく父の姿を見てきただけに、DIYカスタムが家族では当たり前なのだ。エクステリアはもちろん、インテリアの立体加工のアームレストや内張りなども、自らの手作業でアレンジした。
妻のゆうこさんは300を「目立つ。人とカブらない」と褒め称えるが「でも低すぎて気を使う」とも言っていたような気も…。それはひとり言か。300はやすさんの自分を表現するキャンパスであり、分身でもあるのだ。
ガルウイング、ローダウン、SAVINIの22インチホイールのほか、前後エアロパーツは自ら加工して取り付け。「やりすぎないデザインが好き」と、エアロ製品の気に入らない部分を独自アレンジした。
ボディカラーはダッジ純正色のデストロイヤーグレーでオールペン。実はやすさんは塗装のプロ(本職は建材)でもあり、ペイント作業は父、兄と一緒に行なった自慢の部分。
Photo&Text:加藤山往(ハチメガプロダクション)
アメ車マガジン 2019年 5月号掲載
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