ノーマルと圧倒的に存在感が違う、史上最強&最速のJEEPが降臨!
Soul of Mopar EDGE CUSTOMS 2018y Jeep Grand Cherokee TRACK HAWK
2018y Jeep Grand Cherokee TRACK HAWK

SUVの持つ二面性を最大限に強調した姿

ヘルキャット
と同じ、6.2ℓのスーパーチャージドV8エンジンを搭載する、
トラックホーク
。
グランドチェロキー
はもちろん、75年以上に渡るJEEPの歴史において、紛れもなく史上最速のモデル。そのモンスターSUVを、惜しげも無く大胆にアレンジしたのは、
チャレンジャー
のカスタムでおなじみの
ラグジ
だ。
毎月アメマガを読んでくれている賢明な読者ならご存知だと思うが、実は全く同じ車両が2019年の2月号 に登場している。その時は、
ラグジ
のオリジナルスポイラーを装着していたが、全体的な雰囲気はストックに近い状態。それに対し今回の仕様は、全く別の個体と思えるほどの変貌ぶりだ。
フロントリップスポイラーは前回と同じものが装着されるが、サイド部分にはカナードを追加。何よりも片側だけでフロントは約170mm、リヤは約200mmもの巨大なオーバーフェンダーや、サイドスカートを装着。オリジナルはブラック一色であったのに対し、追加パーツの端面やボディ後部をシルバーに変更する事で、疾走感やデモカーの持つ二面性を象徴しているとも言えよう。

リヤセクションを見てみると、ノーマルでもディフューザー風のリヤバンパーを採用しているが、よりメリハリの効いたラインに変更。ルーフスポイラーは大型化し形状を変更。ゲートスポイラーも追加することで、ノーマルではスッキリしすぎな後ろ姿を引き締めてくれる。
また、リヤバンパーはディフューザー部分を強調したスポイラーを装着。あたかもレーシングマシンのような佇まいは、ようやくエンジンポテンシャルに見合ったスタイリングになったと言えるだろう。
もちろん、この巨大なオーバーフェンダーの中に収まるのは、TOYOタイヤのスポーツブランド「PROXES」で、そのSUV用最高峰モデルのS/T Ⅲをチョイス。組み合わせるホイールは、鍛造3ピース構造の1221(トゥエルブトゥエンティワン)。
比較的歴史の浅い同社だが、他に類を見ない独創的なデザインを採用しているのが特徴。中でもこのX7337AP3Lは、ホイールが回転しているかのような躍動感あふれるデザインとなっている。過去、似たようなホイールは存在したが、X7337AP3Lは左右専用設計。
つまり、どちらから見ても前に向かう疾走感を感じさせてくれるという訳だ。ちなみにこのオーバーフェンダー、ユーザーのリクエスト次第で発売するか決まるそう。気になる人は、 ラグジ にアクセスすべし!






タイヤはTOYO PROXES S/T III(295/35R22)を装着。タイヤの外径はノーマルの295/45R20と変わりないが、20インチから22インチへと大口径化を実施。ホイールは鍛造3ピース構造の1221(トゥエルブトゥエンティワン)・X7337AP3L。
リムのポリッシュとスポークのブラッシュドグロスゴールドの組み合わせが、ラグジュアリー感を漂わせつつJEEPらしい力強さも演出する。最大のポイントは本文でも述べているが、左右専用設計のデザインを採用していること。ブレーキキャリパーのサイドには、EDGEのロゴがあしらわれる。



トラックホークの純正バンパーは変更せず、そこにオリジナルのフロントリップスポイラーやカナードを追加。各部のエッジをシルバーに変更することで、ブラック一色では埋没していたキャラクターラインを際立たせることに成功。ヘッドライトはフィルムでスモークに変更。近寄りがたいオーラを醸し出している。




サイドのポイントは、何と言っても巨大なオーバーフェンダー。ただワイドにするのでなく、ボディパネルが一体となり、ここがオリジナルバンパーと繋がる形状になっているのが一体感を生み出す秘訣だ。サイドスカートはフェンダーを視覚的に繋ぐだけでなく、車高を低く見せる効果もある。リヤバンパーは、ディフューザーをより強調。


ノーマルのリヤスポイラーに追加するウイングや、テールゲート後端にスポイラーを追加。リヤコンビはノーマルのままだが、ハニカム柄のステッカーを追加することで、レンズガードが装着したかのような雰囲気を漂わせる。
Produce:
LUXZ【ラグジ】
TEL:058-259-3922
URL:https://luxz.jp/
Photo:浅井 岳男
Text:空野 稜
アメ車マガジン 2019年 5月号掲載
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