初代をオマージュした、ボディカラーがイカす!2019 CHEVROLET CAMARO

クーペ

シボレー

アメマガ2019年5月号

NEW MODLE IMPRESSION

カマロ

NEW MODEL IMPRESSION 2019 CHEVROLET CAMARO LAUNCH EDITION LT RS


2019 CHEVROLET CAMARO LAUNCH EDITION LT RS

毎年2月に行なわれる、JAIA(日本自動車輸入組合)主催の、輸入車一斉試乗会。その年の輸入車シーンを占う意味で、本誌・アメ車マガジンも積極的に参加しているが、さて、2019年、アメ車の動向はどうだろう? 気になるあのクルマは? さあ、乗りまくるぜ!

2019カマロが早くも登場記念限定車にシビれる!!

2019 シボレーカマ ロ・ローンチエディションLT RS、2019 CHEVROLET CAMARO LAUNCH EDITION LT RS

2015年に第6世代へと進化した カマロ 。ボディサイズは先代より少しコンパクトになったが、ワイド&ローを強調した筋肉質なフォルムは、ネオ・マッスル界を牽引するのに十分な存在感を放っている。

さらに2019年モデルではマイナーチェンジが行なわれて大幅なフェイスリフトを実施。と同時に、そのデビューを記念した限定モデル「ローンチエディション」が、各グレードに設定されている。


新開発の2.0ℓターボエンジンを搭載する「クーペLT LS」は限定20台、そして カマロ 史上、最強の6.2ℓV8を搭載する「クーペSS」は限定30台。何よりインパクトがあったのが、そのボディカラー。

2019 シボレーカマ ロ・ローンチエディションLT RS、2019 CHEVROLET CAMARO LAUNCH EDITION LT RS

初代カマロに採用され、そのヘリテージを象徴する鮮烈なオレンジのカラー「クラッシュ」。それにブラックデカールやブラックペインテッドホイールを組み合わせ、よりいっそうのスポーティさとパワフルな印象をアピールしているのだ。あとあと、相当な価値の出るモデル…となるのは、間違いなし!


さて、そんなワケで早速、そのパフォーマンスをチェックしよう。今回試乗できたのは「カマロ・ローンチエディションLT RS」。つまり2.0ℓターボ搭載車だ。ホンネを言えば453psのLT1エンジン+10速AT搭載の史上最強グレード「SS」を試してみたかったところだが、それは今後のお楽しみに。

2019 シボレーカマ ロ・ローンチエディションLT RS
しかし、275psの2.0ℓターボ+8速ATの走りだって、けっして負けていない。エンジントルクの美味しいところをATがきめ細かくピックアップしてくるので、フル加速時のターボラグもほとんど感じず、一気に軽量なボディをここでは書けないスピード域まで持っていく。サスペンションもピシっと引き締まって、リニアなハンドリングを生み出す。何よりハイウェイのクルーズではさほどの足回りの硬さも感じさせず、もっともっと長距離を走ってみたくなってしまうだろう。

2019 シボレーカマ ロ・ローンチエディションLT RS
まあ、2.0ℓの直4エンジン…というと、V8にこだわるアメ車マニアからはネガな意見も聞こえてきそうだが、全然、卑屈になることはない! そう、アメ車だって、時代はダウンサイジング。

2.0ℓならエコで燃費は良いだろうし、ニッポン国内の税金だって有利。そしてこのパフォーマンスなら、V8とだって十分、勝負になる! はっきり言って乗る前は、レポーターも2.0ℓには疑心暗鬼だったが、見直したぜ!


2019 シボレーカマ ロ・ローンチエディションLT RS
2019 シボレーカマ ロ・ローンチエディションLT RS
初代以来の カマロ のDNAを受け継ぎながら、さらに洗練されたフォルムを実現。力強く、マッシブにデザインされたフロントフェイスには、シャープなLEDヘッドライトを公開的に配置。

リアコンビネーションランプもLEDを採用しながら、初代をオマージュしたデザインだ。ボディカラーは、鮮烈な“クラッシュ”。これも初代カマロのヘリテージを象徴している。
 
2019 シボレーカマ ロ・ローンチエディションLT RS
2019 シボレーカマ ロ・ローンチエディションLT RS
2019 シボレーカマ ロ・ローンチエディションLT RS
シート表皮には上質なレザーを採用。運転席と助手席にはシートヒーターとベンチレーションを装備し、スポーツバケット形状と相まって、快適なロングドライブを提供してくれる。トランクルームのユーティリティが、期待以上に確保されていることに驚いたのだ。
 

フ ロータイと名付けられ、輪郭だけを残した構造
フロントグリルのエンブレム、ただのシボレーのボータイじゃない!フロータイと名付けられ、輪郭だけを残した構造で、真ん中は空気の通り道になっているのだ。このためエンジンルーム内のクーリングにも貢献。開発テストでは空気の流れを1分間に約3m増加させたのだそう。
 
2019 シボレーカマロ・ローンチエディションLT RS
2019 シボレーカマロ・ローンチエディションLT RS
2019 シボレーカマロ・ローンチエディションLT RS
使用するギミックにもこだわり抜き、質感を高めたコクピット。センターパネルにはドライビングをさらなる次元へと引き上げる、次世代シボレーMyLinkインフォテイメントシステムを搭載。直感的に操作できる8インチの高解像ディスプレイ、同時に2名がBluetooth機能が利用できる。
 
2.0ℓ 直4直噴インタクーラーターボ
LT RS(そしてコンバーチブルにも)に搭載されるのは2.0ℓ直4直噴インタクーラーターボ。8速AT(パドルシフト付き)と組み合わされ、275ps&40.8kg-mを発生する。

最大トルクは3000~4000rpmの広い回転域で発揮、これがよどみない加速レスポンスのポイントだ。3モードのドライバーモードセレクターなど、ドライビングを楽しむ装備も充実だ。


GM JAPAN
TEL:0120-711-276
URL:https://www.gmjapan.co.jp


Photo:浅井岳男 Text:高坂義信
アメ車マガジン 2019年 5月号掲載


関連記事

RELATED


【東海カーズ】カマロが大好きなので在庫がどんどん増えてます

様々なビンテージアメリカンを得意とする、愛知の東海カーズ。カマロが好きなのは分かるが、ちょっと多すぎないか? と思うほど、豊富に在庫を取り揃えているので、お気に入りの1台が見つかるだろう。

【ワークグノーシスCVS】エレガンスとスポーティの融合 2ピースの高い自由度も魅力的

カスタムの第一歩にして、もっとも重要な存在となるのがタイヤ&ホイール。目指すスタイルが異なる様に求める内容も人それぞれだが、ほかの人とカブりたくないなら、2ピースの自由度の高さに着目すべきだ。

【1969年型 シボレーカマロ】絶品コンディションのベビーカマロ

官能のビンテージアメリカン Vintage Ecstasy オリジナルブランドを展開し、エスカレードなど高級SUVカスタムを提案するAZRことアズールモータリング。しかし同店の魅力は、こうしたヴィンテージカーの扱いにもある。

1969 Chevrolet Camaro RS
1969 Chevrolet Camaro Convertible

異なる楽しみ方を堪能 シボレーカマロ & GMCユーコン

幼き頃に見た映画に触発されてアメ車が好きになり、そしてアメ車の購入を目標にコツコツと貯金をして、人生初となるクルマとしてカマロを購入した若者が、つい最近さらにユーコンを増車して、複数所有というアメ車ライフを謳歌している。

日本仕様が遂に発売開始!!CHEVROLET CAMARO

2017年11月11日(土)から、ついにシボレー・カマロの日本仕様が発売開始となる。アメリカ本国ではすでに2016年モデルで新型の第六世代へと切り替わっていたので、日本ではほぼ2年遅れでの切り替えとなる

 

最新記事


2024/07/26

物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!

クーペ

フォード

燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」

2024/07/25

ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】

バン

ビンテージ

シボレー

70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!

2024/07/24

アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ

クーペ

フォード

名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。

2024/07/23

仮契約までしたけどLBスタイルに惚れて変更【ダッジチャレンジャー】

クーペ

ダッジ

過去2回、LBワークスで武装したチャレンジャーに乗ってアメマガ主催イベントamZに参加したみっちさん。軽自動車が長年の愛車だった彼女が、初めてのアメ車としてチャレンジャーを手にするストーリーとは。

ランキング


2024/07/26

物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!

クーペ

フォード

燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」

2024/07/25

ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】

バン

ビンテージ

シボレー

70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger