初代をオマージュした、ボディカラーがイカす!2019 CHEVROLET CAMARO
![](/cms/amemaga/uploads/2019/12/N6I6856.jpg)
NEW MODEL IMPRESSION 2019 CHEVROLET CAMARO LAUNCH EDITION LT RS
2019 CHEVROLET CAMARO LAUNCH EDITION LT RS
毎年2月に行なわれる、JAIA(日本自動車輸入組合)主催の、輸入車一斉試乗会。その年の輸入車シーンを占う意味で、本誌・アメ車マガジンも積極的に参加しているが、さて、2019年、アメ車の動向はどうだろう? 気になるあのクルマは? さあ、乗りまくるぜ!
2019カマロが早くも登場記念限定車にシビれる!!
2015年に第6世代へと進化した カマロ 。ボディサイズは先代より少しコンパクトになったが、ワイド&ローを強調した筋肉質なフォルムは、ネオ・マッスル界を牽引するのに十分な存在感を放っている。
さらに2019年モデルではマイナーチェンジが行なわれて大幅なフェイスリフトを実施。と同時に、そのデビューを記念した限定モデル「ローンチエディション」が、各グレードに設定されている。
新開発の2.0ℓターボエンジンを搭載する「クーペLT LS」は限定20台、そして
カマロ
史上、最強の6.2ℓV8を搭載する「クーペSS」は限定30台。何よりインパクトがあったのが、そのボディカラー。
初代カマロに採用され、そのヘリテージを象徴する鮮烈なオレンジのカラー「クラッシュ」。それにブラックデカールやブラックペインテッドホイールを組み合わせ、よりいっそうのスポーティさとパワフルな印象をアピールしているのだ。あとあと、相当な価値の出るモデル…となるのは、間違いなし!
さて、そんなワケで早速、そのパフォーマンスをチェックしよう。今回試乗できたのは「カマロ・ローンチエディションLT RS」。つまり2.0ℓターボ搭載車だ。ホンネを言えば453psのLT1エンジン+10速AT搭載の史上最強グレード「SS」を試してみたかったところだが、それは今後のお楽しみに。
しかし、275psの2.0ℓターボ+8速ATの走りだって、けっして負けていない。エンジントルクの美味しいところをATがきめ細かくピックアップしてくるので、フル加速時のターボラグもほとんど感じず、一気に軽量なボディをここでは書けないスピード域まで持っていく。サスペンションもピシっと引き締まって、リニアなハンドリングを生み出す。何よりハイウェイのクルーズではさほどの足回りの硬さも感じさせず、もっともっと長距離を走ってみたくなってしまうだろう。
まあ、2.0ℓの直4エンジン…というと、V8にこだわるアメ車マニアからはネガな意見も聞こえてきそうだが、全然、卑屈になることはない! そう、アメ車だって、時代はダウンサイジング。
2.0ℓならエコで燃費は良いだろうし、ニッポン国内の税金だって有利。そしてこのパフォーマンスなら、V8とだって十分、勝負になる! はっきり言って乗る前は、レポーターも2.0ℓには疑心暗鬼だったが、見直したぜ!
初代以来の
カマロ
のDNAを受け継ぎながら、さらに洗練されたフォルムを実現。力強く、マッシブにデザインされたフロントフェイスには、シャープなLEDヘッドライトを公開的に配置。
リアコンビネーションランプもLEDを採用しながら、初代をオマージュしたデザインだ。ボディカラーは、鮮烈な“クラッシュ”。これも初代カマロのヘリテージを象徴している。
シート表皮には上質なレザーを採用。運転席と助手席にはシートヒーターとベンチレーションを装備し、スポーツバケット形状と相まって、快適なロングドライブを提供してくれる。トランクルームのユーティリティが、期待以上に確保されていることに驚いたのだ。
フロントグリルのエンブレム、ただのシボレーのボータイじゃない!フロータイと名付けられ、輪郭だけを残した構造で、真ん中は空気の通り道になっているのだ。このためエンジンルーム内のクーリングにも貢献。開発テストでは空気の流れを1分間に約3m増加させたのだそう。
使用するギミックにもこだわり抜き、質感を高めたコクピット。センターパネルにはドライビングをさらなる次元へと引き上げる、次世代シボレーMyLinkインフォテイメントシステムを搭載。直感的に操作できる8インチの高解像ディスプレイ、同時に2名がBluetooth機能が利用できる。
LT RS(そしてコンバーチブルにも)に搭載されるのは2.0ℓ直4直噴インタクーラーターボ。8速AT(パドルシフト付き)と組み合わされ、275ps&40.8kg-mを発生する。
最大トルクは3000~4000rpmの広い回転域で発揮、これがよどみない加速レスポンスのポイントだ。3モードのドライバーモードセレクターなど、ドライビングを楽しむ装備も充実だ。
GM JAPAN
TEL:0120-711-276
URL:https://www.gmjapan.co.jp
Photo:浅井岳男 Text:高坂義信
アメ車マガジン 2019年 5月号掲載
最新記事
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_DSC7442.jpg)
2024/07/26
物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!
燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/DSC_2937.jpg)
2024/07/25
ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】
70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_DSC7249.jpg)
2024/07/24
アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ
名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_K2A80611.jpg)
2024/07/23
仮契約までしたけどLBスタイルに惚れて変更【ダッジチャレンジャー】
過去2回、LBワークスで武装したチャレンジャーに乗ってアメマガ主催イベントamZに参加したみっちさん。軽自動車が長年の愛車だった彼女が、初めてのアメ車としてチャレンジャーを手にするストーリーとは。