FISCOがアメリカ一色に染まったアメフェス
2019.08.18(SUN)
IKURA’S AMERICAN FESTIVAL
富士スピードウェイ
IKURA’S AMERICAN FESTIVAL
2019.08.18(SUN)富士スピードウェイ
富士スピードウェイにて毎年開催される日本最大級のアメリカンモータースポーツイベント
「IKURA's American Festival」 通称AMEFES( アメフェス)
が2019年8月18日に開催された。途中から天候には恵まれなかったものの、今回もFISCOはアメリカ一色に染まったのだった。
ドラッグレースを筆頭に、アメリカを感じられるイベントがアメフェスだ!
数あるイベントの中でも、レース場である富士スピードウェイを会場として、ドラッグレースが行なわれるカーショー&スワップミートは、
イクラ アメフェス
ぐらい。日本ではドラッグレースの専用コースのほか、ドラッグレースを可能とする場所がそもそも限られるだけに、400mでのドラッグレースの開催というだけでもポイントが高い。
そんな国内の状況もあり、ここでは、ハーレーに限定したドラッグレース団体である、Vツイン・ドラッグ(VTD)のシリーズ戦も組み込まれている。とにかくドラッグレースは、アメリカの国技ともいえるほどお馴染みなうえ、最もホットロッドに直結するレースなだけに、アメ車ファンであるならば、絶対に体験または参戦すべきなのだ!
そして、ショートコースでは、ロードレースも行なわれている。レースを通して、実際のパフォーマンスを観ることで、アメ車の魅力がダイレクトに味わえるという点でも重要なイベント。今回は、ドラッグレースの合間に、ハーレーによるエクストリームパフォーマンスが盛り込まれた。急角度のウィリー走行を、不可能と思える巨漢なハーレーでやってのけるのだ。
当日は、晴天に恵まれてスタートしたものの、午後からは雨に見舞われたため、ドラッグレースとロードレースは午前中で終了となってしまった。カーショーの取材を始めたタイミングでの雨だったので、一時はどうなるかと心配したが、雨はしばらくして上がり、晴空が戻った。ステージではライブパフォーマンスが行なわれ、イベントは終盤まで盛り上がったのだった。
ショップや常連レーサーによる参加がメインだが、近年は、純粋にドラッグレースを行なうべく、日本車やVW によるハードコアなマシンの参加が増加傾向にある。レースというと敷居が高く考えがちだが、アメ車オーナーなら、自分の愛車で一度は参加すべし!
グランドスタンドに面したメイン会場では、カーショーとスワップミートのブース、そしてフードコートで埋め尽くされる。通路の部分にも各種パレードに参加するハーレーが大量に整列。特設ステージでは、入れ替わりでお馴染みのアーティストによるライブパフォーマンスを楽しめる。そのほかにも、KICKER SOUND MEETING 、FMXエクストリームショーも行なわれた。
1959 Chevrolet Apache
クラッシックトラック人気で注目度が上がっているアパッチ。スラムド系が主流だが、この個体のようにホットロッドなアプローチが抜群にイカス!
1965 Ford Mustang Coupe
クーペをベースにフードスクープ、スポイラー、そしてアメリカンレーシングのホイール&車高アレンジによって、クラブマンレーサー的にカッコ良い!
1938 Chevy Panel Truck
Ford一色のホットロッド系の戦前車の中でも、ニッチなシェビーにして安定人気の38年型。パネルトラックをレストロッド的に纏めたナイスな個体。
1932 Ford Model B 5window Coupe
程よいチョップトップやバランスのとれた車高&タイヤサイズによって、魅力大な個体。トラディショナルなスタイルが際立つ配色にもセンスを感じる!
2018 Dodge Charger SRT Hellcat
モダンマッスルきっての狂暴マシン、ヘルキャット様! ホイールのアレンジや、化け猫ロゴをあしらったグラフィックで魅力大の1台。
1994 Chevy C1500 Sportside
C1500のショートボックスという時点で近年希少な存在だが、国内では激レアなスポーツサイド!総合的にクリーンな状態で抜群にカッコイイ!
1967 Pontiac GTO
縦目GTOの象徴的な存在の67年型。ストックをキープしながらも足元は定番のAR5スポークで引き締めたクールな個体。
1960 Ford Country Sedan Wagon
水平方向のテールフィン&ラウンドしたリアガラスによる仮想未来感が溢れる60年型フォード・ワゴン。ベーシックな“セダンワゴン” なのが渋い。
1968 Dodge Charger R/T
基本的にオリジナルをキープしながらも、FOOSEのモダンなリムをセットして魅力を高めた個体。サイズ感や車高プロポーションもいい感じ!
Photo & Report:石橋秀樹
アメ車マガジン 2019年 11月号掲載
最新記事
2024/10/12
キリっと引き締まった新顔がチャームポイントの新型モデル【ジープラングラー】
アメリカ本国ではすでに発表されていた新型モデルを、2024年5月10日から全国のジープ正規ディーラーで販売を開始した。今回はあまり大きな変更は実施されていないものの、アイデンティティであるグリルをデザインしなおしていることが一番のトピックだ。
2024/10/11
カリフォルニアハウスには国産車よりも断然アメ車が似合う!【1978y シボレーC-10】
赤いC-1500で一度本誌にも登場したことのあるオーナーさん。実はその後ハイエースへと乗り換えて数年間は便利で快適なカーライフに身を置いていた。しかし、自宅に停めたその雰囲気がシックリこない。セカンドカーのジムニーでも何か違う。ってことでC-10を停めてみたら完璧!
2024/10/10
直線基調のロングホイールベースで魅せる【カプリスワゴン】
故きを温ね新しきを知る。いわゆる“温故知新”ということわざがあるが、若者たちのアメ車事情は新しきを知ってから古きを知るという逆転現象も珍しくない。2000年以降に生まれた若者たちを魅了してやまない80's Classicに迫る!
2024/10/09
VW TYPEⅡの対抗馬に相応しいCalでVintageなルックスを継承【フォードエコノライン】
61年にファルコンをベースに誕生した初代エコノラインは、エンジンを床下にレイアウトしたキャブオーバーワンボックスバン。当時のVWタイプⅡに対抗すべくリリースされたとの噂。その二代目となるのが68年よりモデルチェンジを果たしたこちらの個体だ。