今回のamZ 2019 アワードは、参加者による投票にて決定!
アメ車マガジンミーティングZ 2019 アワード受賞車輛
amZ 2019 AWARD
カーショーにはアワードが付き物だが、今回のamZ では、1位から3位までを、参加者による投票によって決定することになった。しかも、お約束でありがちなトロフィではなく、リアルサイズのラジオフライヤーに、ピンストライパーのグランドアーツ三村氏によるフリーハンドなレタリングが施された一点モノというありがたいアイテムが授与されるのだ。アメマガガールのミキちゃんから立花未来賞が、そして編集部からはアメマガ賞も用意され、合計5台が表彰された。表彰されること自体嬉しいことだが、トロフィにあてたラジオフライヤーが魅力大とあって、受賞者は大喜び!
1st PRIZE 1959 CHEVROLET CORVETTE
OWNER:FUGA ARAI

コルベットを愛し続け、59年型と巡り会う
10代の頃からコルベット がとにかく大好きだったオーナーさん。アメリカを象徴すると同時に、アメリカンスポーツモデルとして憧れる人は少なくないが、その想いの深さはハンパじゃない。若かりし頃は、英語の勉強のためにバンクーバーに滞在し、コルベット のスペシャルショップを何件も巡りながら帰国。その後もアメリカでのコルベット のショーやイベントに何度も足を運んだり、一貫してコルベット を愛してきた。
そんな中、かつてはC2 を所有した時期もあったが、その時は所有するのが精一杯で、満足に楽しむことができないまま手放してしまった。その後もコルベット に対する想いは変わることはなく、いつかはまた入手することを目標にしており、念願かなって、近年この59年型を手にすることができた。
C1 はオリジナルに則ってレストアするケースが多いが、なかなかこの個体ほど総合的にすっきりとまとまったケースは、意外と少ない。ボディ全体のクオリティをはじめ、多用されているクロームパーツは、全て輝きを保持している。ホワイトウォールや内装の細かいところまで、シャキッとして全体の佇まいが凛々しい。いわゆるミュージアムコンディションの個体となると、なぜかわざとらしさがあり、飾り物という印象を直受けるものだが、その点、この個体は、イベントやミーティング、ドライブに頻繁に出かけているだけに、アメリカのロッダーのように、相当な愛情と手間を注いで、この状態をキープしていることが伺われる。そうしたオーナーのクルマ愛が、クルマ全体から感じ取れるため、羨ましくも、好感が持てて素晴らしい。


C1 の中でもヘッドライトが4灯式となる後期に人気が集中するなかでも、初代からの流れをくむネイルテールや、ルーバーのないスッキリとしたフードとなる59年型は、50's全体の中でも究極の存在。ボディー同様、ファイバー製のハードトップも美しいが、オープン状態こそC1 の美しさが発揮される。

赤で統一されたダッシュ、コラム、シート、シートベルト、カーペットから、メーターやスイッチのクロームパーツまで、完璧な状態。社外品のエアコンの装着に伴う吹き出し口以外は、すべてオリジナルの状態。

設定された283エンジンには、インジェクション、8bblキャブのオプションも存在するが、この個体は、平均的な4bblによる250hp仕様。トランスミッションは4速マニュアル。1400kgを切る軽量な車重なだけに、スポーツカーとしての十分なポテンシャルが味わえる。


とにかくコルベットが大好き! 自称コルベットファンは少なくないが、若い頃から一貫して同じ温度で愛し続けるアライさんの姿勢は立派。楽しく維持する上では、奥さんのサポートも大きい。休日のドライブやイベントにも、仲良く二人で参加する感じが、自然体でアメリカン! 1位おめでとうございます!
2nd PRIZE 2015 FORD MUSTANG
OWNER:本間淳一さん

amZ アワード 2位に輝いたのは、函館からのエントリーの本間淳一さん。初めての愛車からアメ車を乗り継いで、これが9台目(マスタング6台、カマロ1台、チャレンジャー2台)というベテランオーナー。これまで所有した愛車の中での、このマスタングがマイオンリーワンとのこと。シザードア仕様、エアフォース製エアサス、エッジカスタムのワイドボディー&フルエアロ、COBB TUNING Stage II、ワークエクイップ鍛造ホイール、ボーラマフラーATAK、ビッグインタークーラーなどなど。

3rd PRIZE 1999 CHEVROLET ASTRO
OWNER:レジェントさん

amZ アワード3位に輝いたのは、レジェントさんのアストロ 。ヤナセのディーラー車を3年落ちで購入してから17年乗り続けている。新車から20年を節目にオールペイントを決意。元色は白×シルバーの落ち着いたボディカラーだったが、どうせ塗るなら! と定番カラーを避けた珍しい三菱純正色を取り入れ、2019年のGWに3日間ピットインアクツの塗装ブースを借りて自家塗装。全塗装を皮切りに、ボンネットやグリル、リアスポイラーなど一通りのリニューアルを施した。次のリフレッシュは2040年!?

AMEMAG PRIZE 2016 FORD MUSTANG
OWNER:あきちゃんさん

amZ2019 アワード: アメマガ賞を獲得した、あきちゃんのマスタング 。キャンディオレンジのボディにLBワークス フルボディキットを組み込み、足元はアシャンティ20インチ&BCレーシング車高調をセット。リアサイズは圧巻の12J! 1年半前に初めてのアメ車として購入し、一気にトップに躍り出るとはお見事! 今後はボディカラー変更(パープル)も検討し、なんと新型コルベットC8も購入予定だとか。いや~、あきちゃんの今後に注目ですな!

MIKI PRIZE 1966 FORD CUSTOM 500
OWNER:永井大輔さん

アメマガガールの立花未来 ちゃん賞を獲得したのは永井大輔さんのフォード・カスタム500。マニアックな車種ながら、取り立てて拘りがあるわけではなく、パッと見のルックスと、コンディションの良さで購入したという自然体な感じがステキ! フェアレーンまたはギャラクシーのベーシックグレードとして60年よりカスタム500としてラインナップ。ポリスカーやタクシーなどでも採用されたメジャーな存在。出荷された大半の車両は、ベーシックな直6エンジンだが、この個体は、V8の289ciエンジンを搭載。オリジナルを保持する好感度の高い状態。

今回のamZ 2019 アワードは、参加者による投票にて決定!
amZ 2019の会場、フェスティバルウォーク蘇我に集まってくれた出店ブース
amZ 2019に集まったユーザーエントリーカーを一気見せ その①
amZ 2019に集まったユーザーエントリーカーを一気見せ その②
amZ 2019に集まったユーザーエントリーカーを一気見せ その③
amZ 2019に集まったユーザーエントリーカーを一気見せ その④
PHOTO ★古閑章郎・浅井岳男・石橋秀樹・石井秋良
TEXT ★高坂義信・石橋秀樹・石井秋良・編集部
アメ車マガジン 2020年 1月号掲載
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