ファイヤーバードのトップグレードがトランザムだ!

クーペ

ビンテージ

ポンティアック

アメマガ2020年1月号

INITIAL P

ファイアーバード・トランザム

オートレイド

トランザム

ファイアーバード

1973 Pontiac Firebird Trans Am

INITIAL P PONTIAC & PLYMOUTH


1973 Pontiac Firebird Trans Am【ポンティアック ファイヤーバード トランザム】

ポンティアックの代表モデルとして最もポピュラーなファイヤーバード。シボレー・カマロと姉妹車関係にありながら、そのキャラクターは大きく異なる。中でも「トランザム」は、大排気量エンジンの搭載と特有のルックスで、マッシブかつエレガントさを兼ね備える。

 

67年のデビューより、バンパーがないかのようなマスクに融合したデザインを採用し、シボレーの姉妹車カマロよりも強い個性を放つポンティアック・ファイヤーバード。70年にモデルチェンジした第二世代では、スチール製バンパーに替わって、ウレタン樹脂によるエンデューラの採用で、独創的かつモダンなルックスとなった。

1970 Plymouth Road Runner、1970 プリマス ロードランナー

ファイヤーバードは、ベーシック、エスプリ、フォーミュラ、そしてトランザムの4バリエーションでラインナップ。デザインが変わらないまま73年まで採用された。73年では、フォーミュラとトランザムに、それぞれSD455が加わる。これは、NASCAR用366を流用したレースに耐えられる「スーパーデューティ(強靭)」な仕様で、当時としてもマニアックであり、出荷台数は250台程度。この個体は、トランザム455だが、レストアの際に、SDのステッカーを追加したトリビュート車である。

1970 Plymouth Road Runner、1970 プリマス ロードランナー

70~ 73年型は基本的に変更がないが、73年型では、フードの大きなファイヤーバード・グラフィックが採用されるのがポイント。シェイカーフードにはSDのデカール。

搭載エンジンは、当時ならではの最大級455ci(7.5ℓ)。排気ガス規制の関係で、300hp以内に留められているが、リッチなトルクで、Dレンジ(ミッションは3速AT)で踏み込むだけで、簡単にタイヤスモークする。

1970 Plymouth Road Runner、1970 プリマス ロードランナー 1970 Plymouth Road Runner、1970 プリマス ロードランナー

エスプリ、フォーミュラがウッド調なのに対して、プリズムのクラスターは、トランザムならではのチャームポイント。ステアリングもお約束の小径なフォーミュラタイプ。

70~76年型に採用されたファイヤーバードを象徴するハニカムホイール。アルミキャストと思いきや、スチールリム&ポリキャスト製!タイヤサイズはF:215/70R15、R:255/70R15。


Special Thanks ◆ Auto Raid

tel:0766-52-8830
HP:http://www.auto-raid.com/


Photo ◆ Hiroshi Nose
Text ◆ Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2020年 1月号掲載


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