【ファイヤーバード・トランザム】4th前期モデルでコンバーチブル、しかも6MTは希少

オープン

ポンティアック

ファイアーバード

大阪府

THE 90's STRIKES BACK

ファイアーバード・トランザム

TAKA AUTO

アメマガ2020年4月号

1995 PONTIAC FIREBIRD TRANS-AM

THE 90's STRIKES BACK ナインティーズの逆襲


1995 PONTIAC FIREBIRD TRANS-AM

パーツを共有するカマロやマスタングと比較しても絶対数が少なく、どちらかと言えばマニアックなポジションのファイヤーバード・トランザム。しかしこうして並べてみると、リトラクタブルヘッドライトをはじめ、ポンティアックならではのギミックが満載されている。

LT‐1エンジンをMTで、操る感覚は正統派スポーツ

1993年から2002年までリリースされた4thファイヤーバード・トランザム。紹介する車両は前期モデルで、後期モデルはボンネット回りにボリューム感が溢れ、次世代マッスルカ―を彷彿させる独自のフォルムを持っており、WS6ラムエアなるものも登場した。


そして撮影車両は前後のオーバーハングが長く、フォルムそのものはカマロに似ているが、リトラクタブルヘッドライトやポンティアックらしい独特のボンネットフード、テール形状など、革新的なボディデザインの変更を受け、スポーツカーとしての存在感が一気に高まったモデルであり、先に述べた後期モデルとはまた異なるキャラクターである。

1995 PONTIAC FIREBIRD TRANS-AM

特筆すべきは6速マニュアルで操るLT‐1のダイレクトな走りを堪能できるところだ。4速ATでは味わえない任意のシフトチェンジは、低速からのトルク感を意のままに操れ、回転数が上がるにつれて、クラッチを踏んで右手でシフトさせる儀式が、ベタではあるがまさにリアルスポーツカー!!ストロークの大きなギアはスムーズな操作感でMTならではの扱いにくい印象は皆無。


撮影車両の様なコンバーチブルモデルならオープンエアーのオプション付きなので、その心地良さをさらに刺激してくれるはず。 トランザムと聞くとナイトライダーが真っ先に思い浮かぶが、ホワイトレザーインテリアに赤いボディの爽やかなカラーコントラストも絶妙に映える。ビンテージと呼ぶにはまだまだ早いが、現行モデルでは味わえないダイレクト感はまさに正統派スポーツカーだ。

DSC_1266

エンジンはカマロと同じ5.7L V8 LT-1を搭載。285hp、最大トル325lb-ftを発生。撮影車両はボディにマッチさせた赤いホッチキスのタワーバーを追加。6速マニュアルで意のままにに操るLT-1は、AT車では決して味わえない特権だ。また、整備が行き届いた印象のクリーンなエンジンルームが程度の良さを物語る。

DSC_1277 DSC_1273

フロントウィンドーの角度がキツくダッシュボードの奥行きが狭いのは90 年代ならでは。ステアリングを握るとウィンドーとの距離の近さに違和感を覚えるが、昔を知るものからすればそれこそ懐かしい印象。ホワイトレザーのインテリアはクリーンそのもので、硬派なトランザムの印象を良い意味で和らげている。

装着するホイールはWORK・グノシスGR203

装着するホイールはWORK・グノーシスGR203。ステップリムのバフフィニッシュ5スポーク19インチは、トレンドに左右されることない王道のリムデザイン。

OWNER:KIMURA


THANKS:TAKA AUTO

TEL:072-915-1777
HP:https://taka-auto.net
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 4月号掲載

最新記事


2025/04/21

【ティフィン アレグロ ブリーズ 33BR】異次元の存在感と質感、究極のアウトドアカー

キャンピング

OTHER

アウトドア

自由気ままなクルマ旅がしたい。それを実現するにはトレーラーかモーターホームの二者択一となる。取り回しを考えるとトレーラーに軍配が上がるが、熊本のワッツが輸入するティフィンは、まさに贅を尽くした1台だ。

2025/04/19

僕たちの自慢のおばあちゃんは黄色いハマー乗り

SUV

アメマガガールズ

ハマー

21年所有したアストロが致命的な故障を負い、泣く泣く手放すことになったオーナーさん。新たな愛車は絶対にアメ車。次に乗るアメ車を相談するためにショップを訪れた際、光り輝いて見えた1台のクルマ。それが黄色いH2だった。

2025/04/18

8年住んで分かったことビンテージ感が生まれてそれもまた好きになる

HOUSE

ジェネラルで建てたのは約8年前。当時は今ほど建築例も少なく任せて大丈夫か不安もあったが、時間が経っても飽きることなく毎日が楽しい日々。家具や壁に多少のキズも増えてきたけれど、アメリカンビンテージみたいに味が出てそれもまたお気に入り。

2025/04/17

雨ニモマケズ風ニモマケズ… アメ車ファンミーティング開催!

アメマガミーティング

イベントレポート

2024年に引き続き2025年度も年4回のイベントを開催していくこととなり、その第1弾となる「アメ車FAN ミーティング」を3月16日に、千葉県のフェスティバルウオーク蘇我にて開催した。

ランキング


2025/04/21

【ティフィン アレグロ ブリーズ 33BR】異次元の存在感と質感、究極のアウトドアカー

キャンピング

OTHER

アウトドア

自由気ままなクルマ旅がしたい。それを実現するにはトレーラーかモーターホームの二者択一となる。取り回しを考えるとトレーラーに軍配が上がるが、熊本のワッツが輸入するティフィンは、まさに贅を尽くした1台だ。

2020/12/23

古き良き時代のアメリカを連想させるファームトラックスタイル

ピックアップトラック

シボレー

1952 CHEVROLET 3100

2023/09/04

【右ハンドルのマスタングが人気な理由】フォード・マスタング右ハンドルの魅力まとめ

フォード

ショップ

フォード・マスタングといえば、アメリカンマッスルカーの代名詞。力強いパフォーマンスと独自のスタイルが特徴的だ。

そんな多くのファンを持っているキング・オブ・アメ車「フォード・マスタング」に、実は右ハンドルが存在することをご存じだろうか?

今回はそんな右ハンドルのマスタングが、いかに魅力的か、ご紹介していこう。

2025/04/19

僕たちの自慢のおばあちゃんは黄色いハマー乗り

SUV

アメマガガールズ

ハマー

21年所有したアストロが致命的な故障を負い、泣く泣く手放すことになったオーナーさん。新たな愛車は絶対にアメ車。次に乗るアメ車を相談するためにショップを訪れた際、光り輝いて見えた1台のクルマ。それが黄色いH2だった。