人気は本国でも快調! 新型第6世代エクスプローラー

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エクスプローラー ST

やっぱり乗るなら 4WD・SUVでしょ!?

アメマガ2020年4月号

エクスプローラー

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2020 FORD EXPLORER ST

やっぱり乗るなら 4WD・SUVでしょ!?


2020 FORD EXPLORER ST

2019年発表された第6世代となる新型のフォード・エクスプローラー。新開発したプラットフォームCD6をもとに、外観上の変化はもちろんのこと、走りの質感を大幅に向上させた。なかでも、フォードパフォーマンスチームがチューンしたグレード「ST」は大きな注目モデルだ。

オールニューとなる注目のプラットフォーム

いつの時代も、フォード・エクスプローラーはSUVの王道だ。第6世代に入っても、エクスプローラーの人気は衰えを知らない。2019年、アメリカでの販売総数は23万8056台を記録した。2019年は、第5世代と第6世代が市場で共存しており、第6世代が販売の主流となる2020年は2019年に比べてさらに販売数が伸びる可能性が高い。


2019年の北米市場を振り返ってみると、上期について、第5世代はインセンティブ(販売奨励金)が若干上昇。その効果で安定した販売の落ち込みは最小限で抑えられ、次世代へと綺麗に橋渡しできたといえる。


2019年夏以降になり、北米ディーラー店舗にズラリと並んだ第6世代。同モデルが世界初披露となったのは19年1月、事実上、最後の北米国際自動車ショー(通称デトロイトショー)だった。その場で、筆者は全米各地ディーラー関係者と意見交換したが「外観上は正常進化だが、とにかく中身が違う。走りの質感がこれまでとはまったく違う」と、ディーラー向け車両説明会の感想を熱く語る人が多かった。


第6世代での最大のウリは、フォードがCD6と呼ぶプラットフォーム(車体)だ。フォードはCD6を含む次世代プラットフォーム事業に、総額で5ビリオンドル(1ドル110円換算で5500億円)の巨費を投じて、フォードのクルマ作りの手法を根本を変えた。近年、トヨタやフォルクスワーゲングループなどがプラットフォーム開発を強化しているが、フォードとしても世界市場を見据えた次世代事業戦略の柱として、プラットフォームの重要性を再認識。その代表格として、エクスプローラーが存在する。

ハイブリッドモデルの本格導入が進む

第6世代エクスプローラーの走りが良いのは、新設計CD6を得た上で、サスペンションでの電子制御も拡充したことだ。インテリジェント4WDを、テレイン・マネージメント・システムにより、ノーマル、トレイル(林道など)、ディープスノー/サンド(砂地)、スリッパリー(滑りやすい路面)、スポーツ、そしてトー/ホール(けん引)それぞれの走行状態で最良の乗り心地とハンドリングを実現する。


パワートレインについては、直列4気筒2.3ℓエコブースト、V型6気筒3ℓエコブーストが設定され、グレードによって搭載エンジンが変更となる。モデルグレードは、これまでのエクスプローラーでも聞き慣れた、XLT、リミテッド、プラチナム、そしてスポーティモデルのSTとした。


今後注目されるのが、やはりV型6気筒3ℓのハイブリッド車だ。フォードにとっては、アメリカでの企業別平均燃費(CAFE)や欧州CO2規制への対応が必須の中、ミッドサイズSUVでのハイブリッド車として、2021年はアメリカで本格導入となる。


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■写真:古閑章郎
■文:桃田健史
アメ車マガジン 2020年 4月号掲載

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