アメリカ風じゃなく“リアルアメリカン”細かい部分まで本国仕様ハウス
Let's AMERICAN HOME
OWNER: 藤根達矢さん
アメ車に乗るなら自宅もアメリカな雰囲気にしたかった
今東海エリアのアメ車乗りで、ガレージ付きのアメリカンな自宅に住むオーナーが増えているという。いつかは夢見るアメ車オーナーの理想の空間を実現した、藤根さん宅を紹介しよう。
アメリカ風じゃイヤ、リアルを追求した仕様に
「近くまで来れば、場所はきっと分かりますよ」。 今回自宅へ訪問する藤根さんから、住所を聞いた際に補足で言われた言葉通り、近くの通りからでもハッキリと、ここが「藤根邸」と分かる異文化エリアが飛び込んでくる。周辺の良くある日本方式の住宅とはまったく一線を画するラップサイディングの真っ白な外壁は、まさに典型的なアメリカ住宅だ。
建築や設計は、愛知県刈谷市にある「ジェネラルアメリカンホーム」 。代表である杉山氏がアメリカの大学で建築デザインを学び、本場アメリカのデザインを取り入れた建築を行なうハウスメーカーだ。過去にチャレンジャー、現在は97年型タウンカーを所有する藤根さんも、いつかはガレージ付きのアメリカンな自宅に住みたいと憧れを持ち、コツコツと貯金に励みながら、多くの住宅メーカー巡りを実施。しかし、自分が思い描く理想の空間を作るハウスメーカーはなかった。「結局アメリカンな雰囲気だけで、言ってみれば『アメリカ風』。を作るだけ。そこで出会ったのが、リアルなアメリカ住宅を作るジェネラルアメリカンホームだったんです」。
藤根さんご一家。賑やかな二人の息子さんと4人家族。150坪という広大な敷地に、ジェネラルアメリカンホームの設計デザインでリアルアメリカンの住宅を建築。2018年9月に完成。Xマスには電飾が施され、ウッドデッキ正面からはプロジェクターによってライトアップ。ここに住み始めてサボテン栽培にハマったという藤根さん。庭の一角に自慢のサボテン達が植えられている。
自由に相談できる自由設計で理想の空間が完成
思うような理想のハウスメーカーと出会うことがなかった藤根さんだが、ジェネラルアメリカンホームが主催するオープンハウスで遂に運命の空間と出会うことになる。「同じアメ車乗りの方のご自宅で、雑貨が飾られたガレージにはワクワクしたし、外装もアメリカのデザインを忠実に再現し、自宅に入ったら細かい建具までアメリカ仕様。こうした細かい部分にもリアルを追求して、自由に設計できることが分かって、ジェネラルさんに決めたんです」。
本国から材料を取り寄せれば、どのハウスメーカーでもそれなりの家屋は建てられるが、ジェネラルアメリカンホームは、屋根のハリの角度といった細かい部分も本国仕様を再現し、棚の設計配置、壁枠の装飾などといった部分まで自由に相談して、それに見合った提案をしてくれる。まさに藤根さんが探し求めたハウスメーカーだったのだ。
2018年9月に完成した、憧れのリアルアメリカ仕様の藤根邸。BBQができ、のんびり外で過ごせるウッドデッキも設置し、コレクションのアメ雑を飾る秘密基地を備えるガレージも当然完備。自宅内は白を基調にまとめ、ソファなどの家具もアメリカ製にこだわるなどリアルを追求。全館空調システムのセントラルヒーティングを取り入れるなどの最新設備も導入する。
藤根さんが出会ったオープンハウスのアメ車オーナーとは、その後も付き合いがあり、一緒にBBQもする仲。撮影一週間前には藤根邸がオープンハウスとして開放され、約100人が訪れたとか。ここからまた、夢の空間を作る人が増えることだろう。
TV台の棚、玄関横のスニーカー棚といった部分も、ジェネラルアメリカンホームの大工さんと打ち合わせしながら作るなど、本当に自由設計度が高いのが特徴。トイレは別空間にしたかったということで、壁紙もアメリカから取り寄せアダルトな雰囲気に。
ガレージを見渡せる秘密基地が欲しかった、ここが唯一自分が好きにして良い空間です
趣味の部屋である、秘密基地があるガレージ付きの自宅に住むのが夢だったという藤根さん。クルマを上から見下ろす位置に秘密基地を設置。お酒を飲みながら、コツコツと買い集めたアメ雑を配置する時間が至福の時間だという。大事なコレクションだが、息子さんが遊び道具にしてしまうのが悩みどころだとか。
以前はチャレンジャーを所有し、イベントでアメマガに取材された経験もある。その後気分転換で国産SUV に乗り換えたが、自宅をアメリカンにすることをキッカケに再びアメ車へ。ローライダーに乗ってみたかったということで、97年型タウンカーを選び、ベージュ&ブラウンの2トーンカラーでオールペン。ピンストやゴールドリーフも加え、今後はエアサスなどでローダウンを目指す。
ジェネラルアメリカンホーム
所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp
写真:古閑章郎
アメ車マガジン 2020年 4月号掲載
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