【シボレー3100】古き良き時代のアメリカを連想させるファームトラックスタイル

ピックアップトラック

シボレー

AMERICAN VINTAGE TRUCK OWNER'S VOICE

アメマガ2020年12月号

アメリカンクラシックス

神奈川県

シボレー3100

1952 CHEVROLET 3100
AMERICAN VINTAGE TRUCK OWNER'S VOICE


1952 CHEVROLET 3100

1952 CHEVROLET 3100

まだ20代前半と若いが、惹かれるのはビンテージモデルばかり。彼をそうさせたのは中学生の頃に見た、映画「アメリカン・グラフィティ」。シーンに登場するフォード・デュースクーペやシボレー・210のカッコ良さに、大人になったら自分もと思いを馳せ、手に入れたのがシボレー・3100だった。

アメリカン・グラフィティがビンテージトラックへと導く

ハリウッド映画がアメ車に興味を抱いたキッカケだったという人は数多くいる。紹介するTATSUYAさんもその一人で、聞けば「アメリカン・グラフィティ」が強く印象に残っているという。劇中では主人公が乗る1932年型フォード・デュースクーペを筆頭に、若きハリソン・フォードが1955年型シボレー・210に乗り主人公とゼロヨン勝負をするといったシーンを見て衝撃を受けたそうだ。ちなみにそれを見たのはまだ中学生の頃。今は20代前半と若い彼だが、惹かれるのはビンテージモデルばかり。

1952 CHEVROLET 3100

免許を取得する時点でアメ車を購入することを決めていたTATSUYAさんが最初に目を付けたのが1989年型フォード・F-350。このクルマをセレクトしたのは、元々リフトアップが施されて迫力満点だったことと、バイク用のトランポとしても最適だと思ったこと。もちろん現車を確認しにいったその日に即決したのは言うまでもない。映画の背景からすると新しめではあるものの、初めて手にする愛車としては大満足。

 

そして、それから数年が経過したある日のこと、アメリカンクラシックスを訪れるとそこには真っ赤なビンテージトラックが並んでおり、それはFOR SALEとのこと。F-350に乗りつつも、いずれはあの映画の世界観に触れられるクルマに乗りたいと思い続けていただけに、もはやこれは運命的な出会い。ショップもTATSUYAさんの想いを知っていたため、彼を見るなり〝SOLD OUT〟のボードを置いたというエピソードがニクい。オリジナルのエンジンでもバリバリ普段の足として使い倒している。

DSC_97281952 CHEVROLET 3100

V8に載せ替えられていることが多かったりもするが、この3100はオリジナルの直6エンジンを搭載したまま。「普段の足として問題なく乗れます!」と話していたが、やはりいずれはV8に載せ替えて“ 羊の皮を被った狼” 的仕様にしていきたいという思いを抱いている。

1952 CHEVROLET 31001952 CHEVROLET 3100DSC_9731DSC_9740

できる限るオリジナルルックに近付けるためエクステリアをデチューン。ホイールは元々装着してあったものからショップに転がっていた鉄チンへと交換。リアバンパーやテールレンズのサビはそのまま生かしつつ、ベッドの木枠をDIYで新設して、ファームトラックっぽさを演出。

1952 CHEVROLET 31001952 CHEVROLET 3100DSC_9770DSC_9765

<インテリアもオリジナルに近付けるべく、元々装着してあったレカラのステアリングから純正に戻して、当時の雰囲気を体感しながらドライブできる仕様へ。

1952 CHEVROLET 3100

リアウインドーに張ってあるこのステッカーは、この3100を所有していた前のオーナーが所属していたオーナーズクラブのもの。TATSUYAさんが自身のSNSにアップしたのを目にしたクラブメンバーからコンタクトがあり、彼らから3100にまつわる話を聞いてさらに大切にしようとの思いを深めた。

1952 CHEVROLET 3100
Owner :TATSUYA


SHOP INFORMATION
AMERICAN CLASSICS【アメリカンクラシックス】

住所:神奈川県高座郡寒川町小谷4-1-41
TEL:0467-75-2221
HP:http://www.american-classics.com
定休日:木曜日(水曜日隔週休み)

アメリカンクラシックス


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2020年 12月号掲載

最新記事


2025/05/19

【東海カーズ】一度きりの人生なんだから乗りたいクルマに乗っちゃいなよ!

ショップ

10年前なら300万円程度で購入できたビンテージアメリカンも、今や4 ケタ万円が当たり前で夢の存在。でも欲しいなら努力するしかないし、毎日の励みになれば…ということで、東海カーズではSNSも積極的に更新中だ。

2025/05/17

【ClassicForged】誰も装着していない鍛造ホイールで愛車のオリジナルティを際立たせる!

ホイール

エアサスやオリジナルのブレーキカスタム、さらにはナローデフなどもリリースする福岡のKROOZが、鍛造ホイールの発売を開始。カラーやサイズまでワンオフでオーダー可能だ。

2025/05/16

僕たちが目指したのは現地でも見たハワイ郊外に佇む住宅

HOUSE

ハワイで見た郊外の住宅に憧れていた池田さん。だが、そんな住宅を建築できるハウスメーカーって日本にあるの?そんな中、クルマ好きの友人が建てた住宅を訪問すると、その住宅はまさに理想とするアメリカを感じるデザインだった。

2025/05/14

【アストロ&サファリミーティング+アメ車の集い】能登半島復興を少しでも応援したい!

イベントレポート

ランキング


2016/12/08

ただでさえ渋いポンティアック中でもカタリナは最上級の渋さ!!

セダン

ビンテージ

ポンティアック

1965y PONTIAC CATALINA
マルセロ

2025/05/19

【東海カーズ】一度きりの人生なんだから乗りたいクルマに乗っちゃいなよ!

ショップ

10年前なら300万円程度で購入できたビンテージアメリカンも、今や4 ケタ万円が当たり前で夢の存在。でも欲しいなら努力するしかないし、毎日の励みになれば…ということで、東海カーズではSNSも積極的に更新中だ。

2025/05/17

【ClassicForged】誰も装着していない鍛造ホイールで愛車のオリジナルティを際立たせる!

ホイール

エアサスやオリジナルのブレーキカスタム、さらにはナローデフなどもリリースする福岡のKROOZが、鍛造ホイールの発売を開始。カラーやサイズまでワンオフでオーダー可能だ。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger