古き良き時代のアメリカを連想させるファームトラックスタイル
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1952 CHEVROLET 3100
AMERICAN VINTAGE TRUCK OWNER'S VOICE
1952 CHEVROLET 3100
Owner :TATSUYA
まだ20 代前半と若いが、惹かれるのはビンテージモデルばかり。彼をそうさせたのは中学生の頃に見た、映画「アメリカン・グラフィティ」。シーンに登場するフォード・デュースクーペやシボレー・210のカッコ良さに、大人になったら自分もと思いを馳せ、手に入れたのがシボレー・3100だった。
アメリカン・グラフィティがビンテージトラックへと導く
ハリウッド映画がアメ車に興味を抱いたキッカケだったという人は数多くいる。紹介するTATSUYAさんもその一人で、聞けば「アメリカン・グラフィティ」が強く印象に残っているという。劇中では主人公が乗る1932年型フォード・デュースクーペを筆頭に、若きハリソン・フォードが1955年型シボレー・210に乗り主人公とゼロヨン勝負をするといったシーンを見て衝撃を受けたそうだ。ちなみにそれを見たのはまだ中学生の頃。今は20代前半と若い彼だが、惹かれるのはビンテージモデルばかり。
免許を取得する時点でアメ車を購入することを決めていたTATSUYAさんが最初に目を付けたのが1989年型フォード・F‐350。このクルマをセレクトしたのは、元々リフトアップが施されて迫力満点だったことと、バイク用のトランポとしても最適だと思ったこと。もちろん現車を確認しにいったその日に即決したのは言うまでもない。映画の背景からすると新しめではあるものの、初めて手にする愛車としては大満足。
そして、それから数年が経過したある日のこと、アメリカンクラシックスを訪れるとそこには真っ赤なビンテージトラックが並んでおり、それはFOR SALEとのこと。F‐350に乗りつつも、いずれはあの映画の世界観に触れられるクルマに乗りたいと思い続けていただけに、もはやこれは運命的な出会い。ショップもTATSUYAさんの想いを知っていたため、彼を見るなり〝SOLD OUT〟のボードを置いたというエピソードがニクい。オリジナルのエンジンでもバリバリ普段の足として使い倒している。
V8に載せ替えられていることが多かったりもするが、この3100はオリジナルの直6エンジンを搭載したまま。「普段の足として問題なく乗れます!」と話していたが、やはりいずれはV8に載せ替えて“ 羊の皮を被った狼” 的仕様にしていきたいという思いを抱いている。
できる限るオリジナルルックに近付けるためエクステリアをデチューン。ホイールは元々装着してあったものからショップに転がっていた鉄チンへと交換。リアバンパーやテールレンズのサビはそのまま生かしつつ、ベッドの木枠をDIYで新設して、ファームトラックっぽさを演出。
<インテリアもオリジナルに近付けるべく、元々装着してあったレカラのステアリングから純正に戻して、当時の雰囲気を体感しながらドライブできる仕様へ。
リアウインドーに張ってあるこのステッカーは、この3100を所有していた前のオーナーが所属していたオーナーズクラブのもの。TATSUYAさんが自身のSNSにアップしたのを目にしたクラブメンバーからコンタクトがあり、彼らから3100にまつわる話を聞いてさらに大切にしようとの思いを深めた。
SHOP INFORMATION
AMERICAN CLASSICS【アメリカンクラシックス】
住所:神奈川県高座郡寒川町小谷4-1-41
TEL:0467-75-2221
HP:http://www.american-classics.com
定休日:木曜日(水曜日隔週休み)
PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2020年 12月号掲載
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