C1500の中でも激レアなモデルが454エンジンを搭載した「454SS」だ。

1990 CHEVROLET C-1500 454SS × BIG BLOCK JUNKIE
AMERICAN TRUCK & SUV

1990 CHEVROLET C-1500 454SS × BIG BLOCK JUNKIE Owner:ジョニー
ビッグブロックが面白過ぎてこれ以下には戻れない
26年前に1996年型のカプリスセダンから始まったアメ車生活。現在に至るまでに数台乗り換えているが、そのすべてがアメ車。ドップリとアメ車に魅了されたベテランが辿り着いたのは、ビッグブロックエンジンを搭載する454SSだった。
26年のアメ車生活を送るベテランが選んだ激レア車
シボレー・C1500。C/Kシリーズのフォースジェネレーションとしてデビューしたのが1987年(1988年モデル)。日本でもアメ車ブームとなった90年代には爆発的に人気を博したモデルである。ちなみに現在もリバイバルヒットしていて、入手困難な状態だったりする。
さらにC1500の中でも激レアなモデルが存在する。それが何かと言うと、454(7.4L)エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル「454SS」だ。SSはスーパースポーツの頭文字。しかも製造していた期間は90~93年の4年間のみということで、これもまたレア度を高めている要因だったりする。アメリカンクラシックスの武藤代表に相談してみると「454SSに乗るオーナーさんがいるよ!」とのことで紹介してもらったのがジョニーさんだ。
早速話を伺ってみると、購入したのは約3年前で、その前は2000年型のF150に6年乗っていたそうだ。気になったのでさらに遍歴を深掘りしていくと、1972年型シェベルワゴンに8年乗り、1987年型エルカミーノは2年、1996年型カプリスセダンは7年所有していたということで、合計すると約26年をアメ車とともに過ごしてきたこととなり、もはやアメ車のない生活は考えられないと言う。
少しそれてしまったが本題の454SSの話に戻そう。実はこの454SSは前オーナーが所有している時から気になっていたそうで、アメリカンクラシックスを訪れるたびに羨望の眼差しで見ていたとか。そんなジョニーさんの想いを知っていた武藤代表が「下取りで入ってきたよ」と連絡すると、すぐさま駆け付けてその場で乗り換えたのは言うまでもない。「いつかはビッグブロックに乗ってみたいという思いがあったので、その思いが叶いました。それしてもビッグブロックのグイグイ押し出す感じがたまりません。もう病み付きになってしまって、これより低い排気量のは乗れないかもしれません」 ドップリと454SSの魅力に取りつかれてしまったジョニーさん。これ以上となるとSRT10とかですかね~(笑)。
搭載するエンジンは454(7.4L)V8。モデルイヤーは90年ということで、カタログ的には最高出力は230hp(翌年から255hp)。組み合すミッションは3速AT(翌年から4速AT)。納車時に調子の悪かった箇所をしっかりと直しているため、これまでノントラブルだと言う。
ボトムスはバセットホイール(15インチ)にBFグッドリッチ・ラジアルT/A(235/70R15) を組み合わせて、往年のアメ車らしいスタイルを形成。マフラーは納車時にステンで換装しており、エンドはリアタイヤ前から出してサイド出しに。
ドアを開けると、まさしくこれぞ“ザ・アメ車”と言わんばかりの雰囲気が漂うインテリア。レッド(ガーネット)を基調にダッシュパネルを始め、ドアパネルにピラー、シートにカーペットまで、インテリアを構成するすべてを同色で仕立て上げられている。それにしても30年が経過しているというのに状態の良さがスバラシイ!
Thanks:AMERICAN CLASSICS【アメリカンクラシックス】
TEL:0467-75-2221HP:http://www.american-classics.com
Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載
最新記事

2025/09/18
【ウイングオート】車両の購入やメンテだけでなく クルマを走らせる楽しさも提供
愛車のポテンシャルを引き出して走るは、技術や知識が必要となる。ウイングオートではドライビングアカデミーを開催し、それらを提供する機会と場所を提供する。

2025/09/16
【モーターファンフェスタ 2025】様々なクルマを身近に感じられる日本最大級の「体験・体感」イベント
MOTOR FAN FESTA 2025
in 富士スピードウェイ
20th Apr 2025

2025/09/11
足利から宇都宮に場所を移したが、変わらずアメ車ファンが押しかけた。【K-Styles × DETERMINATION】
K-Styles × DETERMINATION
20th Apr 2025
マロニエプラザ

2025/09/09
【1985 シボレーC-10】人気爆上がりの第3世代後期 激レアのディーゼル
シボレー・C/Kモデルの第3世代(1973~1987年)。特に角目4灯に変更された後期型の人気は高く、車両の争奪戦が行なわれている。スカイオートで販売中の85年型C-10は、ディーゼルエンジンを搭載する超激レアモデルだ。