C1500の中でも激レアなモデルが454エンジンを搭載した「454SS」だ。
![](/cms/amemaga/uploads/2021/01/DSC_0852.jpg)
1990 CHEVROLET C-1500 454SS × BIG BLOCK JUNKIE
AMERICAN TRUCK & SUV
![DSC_0878](https://www.amemaga.com/wp-content/uploads/2021/04/DSC_0878.jpg)
1990 CHEVROLET C-1500 454SS × BIG BLOCK JUNKIE Owner:ジョニー
ビッグブロックが面白過ぎてこれ以下には戻れない
26年前に1996年型のカプリスセダンから始まったアメ車生活。現在に至るまでに数台乗り換えているが、そのすべてがアメ車。ドップリとアメ車に魅了されたベテランが辿り着いたのは、ビッグブロックエンジンを搭載する454SSだった。
26年のアメ車生活を送るベテランが選んだ激レア車
シボレー・C1500。C/Kシリーズのフォースジェネレーションとしてデビューしたのが1987年(1988年モデル)。日本でもアメ車ブームとなった90年代には爆発的に人気を博したモデルである。ちなみに現在もリバイバルヒットしていて、入手困難な状態だったりする。
さらにC1500の中でも激レアなモデルが存在する。それが何かと言うと、454(7.4L)エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル「454SS」だ。SSはスーパースポーツの頭文字。しかも製造していた期間は90~93年の4年間のみということで、これもまたレア度を高めている要因だったりする。アメリカンクラシックスの武藤代表に相談してみると「454SSに乗るオーナーさんがいるよ!」とのことで紹介してもらったのがジョニーさんだ。
早速話を伺ってみると、購入したのは約3年前で、その前は2000年型のF150に6年乗っていたそうだ。気になったのでさらに遍歴を深掘りしていくと、1972年型シェベルワゴンに8年乗り、1987年型エルカミーノは2年、1996年型カプリスセダンは7年所有していたということで、合計すると約26年をアメ車とともに過ごしてきたこととなり、もはやアメ車のない生活は考えられないと言う。
少しそれてしまったが本題の454SSの話に戻そう。実はこの454SSは前オーナーが所有している時から気になっていたそうで、アメリカンクラシックスを訪れるたびに羨望の眼差しで見ていたとか。そんなジョニーさんの想いを知っていた武藤代表が「下取りで入ってきたよ」と連絡すると、すぐさま駆け付けてその場で乗り換えたのは言うまでもない。「いつかはビッグブロックに乗ってみたいという思いがあったので、その思いが叶いました。それしてもビッグブロックのグイグイ押し出す感じがたまりません。もう病み付きになってしまって、これより低い排気量のは乗れないかもしれません」 ドップリと454SSの魅力に取りつかれてしまったジョニーさん。これ以上となるとSRT10とかですかね~(笑)。
搭載するエンジンは454(7.4L)V8。モデルイヤーは90年ということで、カタログ的には最高出力は230hp(翌年から255hp)。組み合すミッションは3速AT(翌年から4速AT)。納車時に調子の悪かった箇所をしっかりと直しているため、これまでノントラブルだと言う。
ボトムスはバセットホイール(15インチ)にBFグッドリッチ・ラジアルT/A(235/70R15) を組み合わせて、往年のアメ車らしいスタイルを形成。マフラーは納車時にステンで換装しており、エンドはリアタイヤ前から出してサイド出しに。
ドアを開けると、まさしくこれぞ“ザ・アメ車”と言わんばかりの雰囲気が漂うインテリア。レッド(ガーネット)を基調にダッシュパネルを始め、ドアパネルにピラー、シートにカーペットまで、インテリアを構成するすべてを同色で仕立て上げられている。それにしても30年が経過しているというのに状態の良さがスバラシイ!
Thanks:AMERICAN CLASSICS【アメリカンクラシックス】
TEL:0467-75-2221HP:http://www.american-classics.com
Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載
最新記事
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_45I0244.jpg)
2024/07/27
キャデラックはいかがでしょう?【キャデラック葛西/シボレー葛西】
GMの最高峰モデルに君臨するキャデラック。贅を尽くした高級ブランドというイメージが強いが、大統領専用車に採用されることから「絶対的な信頼性」も重視しているのは言うまでもない。単なるステータスではなく、アメリカの象徴と言えよう。
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_DSC7442.jpg)
2024/07/26
物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!
燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/DSC_2937.jpg)
2024/07/25
ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】
70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_DSC7249.jpg)
2024/07/24
アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ
名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。