シンプルなシェベルとアメリカンなリフトアップサバーバン

ステーションワゴン

SUV

シボレー

リフトアップ

アメマガ2020年3月号

ラフカントリー

グリッドオフロード

シェベルノマド

EXTREME AMERICAN

静岡県

スリーエスモーター

SAVINI

ワンオフ

トゥルースパイク・ラグナット

サバーバン

ローダウン

シェベル

フォージアート

CHEVROLET CHEVELLE NOMAD
CHEVROLET SUBURBAN

EXTREME AMERICAN


スタイルを追求するためにジャンルや仕様は選ばない

静岡県・焼津の地で5年前からアメ車を手掛ける「スリーエスモーター」。ローダウンからリフトアップまで、クルマのキャラを活かせるなら敢えて手法を選ばないのが最大のウリ。そんなスリーエスモーターのスタンスを反映したシンプルなシェベルとアメリカンなリフトアップサバーバンを紹介しよう。

大胆なカスタムをしても普通に乗れる仕様を目指す

CHEVROLET CHEVELLE NOMAD
CHEVROLET SUBURBAN

5年前にアメ車をメインに手掛けるスリーエスモーターを立ち上げた森氏は、そもそも大のアメ車好き。以前勤めていたショップでもアメ車を積極的に扱っており、キャリアは合計で14年。これまで4回ほどSEMAショーにも足を運び、現地の最新カスタムをその肌で感じている。そんな森氏が手掛けた、異なる方向性の2台を紹介しよう。

CHEVROLET CHEVELLE NOMAD

まずは1968年型のシェベルノマド。実はカスタムを開始したのはわずか半年前で、オリジナルのエアサスを組みローダウン。グリルや灯火類をマットブラックでペイントしてオールディーズ臭を完全に払拭し、どことなくラット的な雰囲気を演出。そんなマットカラーの中に、敢えてグロッシーなフォージアートのリムを組み込むことで、その存在感をフルに引き出している。今後のプロジェクトとしてはラグトップの装着や内装の張り替え、ミッションコンバージョン、ブレーキ強化などを予定しているそうで、まだまだ発展途上にあると言えそうだ。

CHEVROLET SUBURBAN

対する2007年型のサバーバンは、ラフカントリーのキットを組み込み7.5インチのリフトアップを実施。最近アメリカで沸騰中のリフトアップスタイルをいち早く採り入れつつも、日本の道路事情を考慮したサイズに設定。35インチタイヤに24インチのリムを組みわせるあたりは、まさに最先端のUSスタイル。足回りも魅せることを重視し、メタリックブルーでフルペイント。ワンオフマフラーやリアコンビのペイントなど、小技を効かせることでトータルバランスの良さも追求している。ちなみにこちらのサバーバンは毎日通勤で使用中とのこと。見た目はもちろんだが、乗り心地も追求したベストバランスな仕様だ。

CHEVROLET CHEVELLE NOMAD

シボレーシェベルノマドシボレーシェベルノマドシボレーシェベルノマドシボレーシェベルノマド

オリジナルのエアサスシステムを構築するが、タンクユニットなどはサードシートを取り外し、床下にビルトイン。エンジンは305で、エーデルブロックのキャブを装着。タコメーターをコラム部分に追加し、電圧/油温/水温計を装着するが、森氏的にはダコタに仕様変更したいと計画中。前後バンパーや灯火類をブラックにペイントすることで、オールディーズ風でなく、マッドマックス的な佇まいを見せる。

フォージアートのITO-FFフォージアートのITO-FF、トゥルースパイク

フォージアートのITO-FFで、フロントは20インチで、リアは22インチをセット。インナーはグロスブラックで、リムはブラッシュドをチョイスし、ホイールがスリムに見えるように演出。エアバルブは、トゥルースパイクをセット。

CHEVROLET SUBURBAN

シボレーサバーバンシボレーサバーバン_N6I0538

ヘッドライトはLEDとプロジェクターのコンビに変更。リフトアップするとマフラーとボディの間が広がるが、ワンオフマフラーで自然なスタイルに修正済み。カスタムしても違和感がなく、毎日乗れるように仕上げるあたりはスリーエスモーターの技術力の高さと言えるだろう。

SAVINIのオフロードチャンネル「GRID OFF ROAD」の鍛造2ピーストゥルースパイク_N6I0568

SAVINIのオフロードチャンネル「GRID OFF ROAD」の鍛造2ピースをセット。サイズは14J×24、-108。これにトゥルースパイクのポセイドンを組み合わせる。タイヤがガッツリはみ出しているが、公道走行時は脱着式フェンダーを装着するので、心配ご無用。

_N6I0512_N6I0606_N6I0506

サスペンションはラフカントリーのフルキットを装着し、7.5インチのリフトアップを実施。キットにはロングショックやスプリングも含まれており、併せて交換することで、スタイルだけでなく、安定した走りも実現する。サブフレームや各部のアームをメタリックブルーにペイントするあたりは、リフトアップ車ならでは手法だ。


Thanks:SSS MOTOR

TEL:054-631-7856
HP:https://www.sss-motor.com


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2020年 3月号掲載


最新記事


2025/10/30

【マッスルカーナショナルズ14】イベントの主役は、1960~70年代のアメリカンマッスルカーたち

イベントレポート

MUSCLE CAR NATIONALS 14
18th May 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場

2025/10/28

夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】

クーペ

ダッジ

フォード

一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!

2025/10/23

兄のゴリ推しで実現させた!?兄弟でアメ車を所有する喜び【ナビゲーター&300Cツーリング】

ステーションワゴン

SUV

リンカーン

クライスラー

25歳で初めての愛車にキャデラック・SRXを購入していらいアメ車の虜となった兄のNATSUKIさん。一方「国産ミニバンや1ボックスが便利!」とアメ車に無関心だった弟のNORIさん。弟にアメ車に乗ってもらって、その魅力を共有したい!その想いよ届け!

2025/10/21

自然豊富な故郷に建てた家族が毎日笑顔になる家

HOUSE

家族5人で暮らすアパート暮らしは窮屈そのもの。新たに家族が増えることが分かり、家族みんなが笑顔になれるマイホームを建てることを決意した藤本さん。奥様が憧れたリアルアメリカンの住宅を建てるべく、大家族の夢がスタートする。

ランキング


2024/03/14

-フリースタイルで行こう- #32 浪漫を感じずにはいられない洋書の世界

コラム

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2025/10/28

夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】

クーペ

ダッジ

フォード

一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!