お祖父ちゃんの喫茶店を改装しDIYでガレージ製作!

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AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 05
GARAGELIFE × 1970 CHEVROLET CHEVELLE MALIBU

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GARAGELIFE × 1970 CHEVROLET CHEVELLE MALIBU

クルマ好きが講じてカーショップでバイトをした学生時代から、憧れを抱いたクルマは必ず手にしてきた鈴木さん。ガレージは、とある事件をキッカケにして保管場所の重要性を理解し、お祖父ちゃんが経営していた喫茶店をDIYで改装したものだ!

車両盗難未遂に遭いガレージ製作がスタート

デカいSUVが好きでアメ車に興味があったものの、大学生の身では手が出せる価格ではなく、ずっと憧れで終わっていた鈴木さん。そんな折、先輩の知人がクルマを手放し買い手を探していることを聞く。そのクルマが憧れていた「デカいSUV」のシボレー・タホだ。「すぐ飛びつきましたよ。でもお金が無かったんで、肉体労働の短期バイトを新たに組んでお金を用意しました。若いって凄いなって、今でも思います(笑)」。

 

実はその頃、鈴木さんはとある国産カーショップでバイトをしている。友人の多くが飲食店でバイトをするなか、カーショップを選んだのは「単純にクルマが好きというのもあるし、車検のやり方なんかを勉強したかった」という。

 

だが働いているウチに「一番好きなアメ車に携わりたい」と思うようになり、タホの名義変更で一度訪れたことのあるアズールモータリングにバイト採用を依頼。「アズールに名義変更に行ったのは、カスタムでは愛知県で一番だと聞いていたし、一度行ってみたかったからです(笑)。店の雰囲気もスタッフも優しかったし、せっかくアメ車ショップで働くならアズールがいいなと。バイト募集もなかったんですが、ダメ元で電話したら面接をしてくれて採用してもらったんです」。アズールでも車検や保険対応などの手続きや簡単なメンテナンスも勉強し、普通の大学生では知ることができない貴重な知識を蓄えていく。

 

しかし順風満帆なアメ車ライフがスタートしたのもつかの間、愛車タホが後方より追突されてしまう。「まだ2年しか乗っていなかったので凄くショックでしたけど、その後の保険対応などはアズールで勉強していたおかげでスムーズに運んだのが、せめてもの救いです」。そうなると次のクルマをどうするかだが、鈴木さんはアズールに在庫として入ったフルカスタムのキャデラック・XLRにロックオン。「調子に乗ってましたね。さすがに無理だと諭されました(笑)」。そこで選んだのが在庫の300Cで、大学生終了まで1年間所有することになる。

 

就職と同時にアズールのバイトは終了し、社会人としてスタートした鈴木さんは、暫くしてアズールでフルカスタムされたランクルを購入。「アズールで働いている頃、欲しいと思ったクルマが3台あったんです。それがアズールのランクル、H2・SUT、シェベル。ランクル以外はそうそう見付からないので、まずはランクルを買うことにしたんです」。欲しいクルマは絶対に乗ることを決めている鈴木さんだけに、価格は二の次だ。しかし3ヶ月後、自宅裏の駐車場に停めていたランクルは盗難未遂に遭う。「完全にプロの手口で、セキュリティの場所をピンポイントで切断されてました。ギリギリ未遂に終わったけど、さすがにそのランクルに乗るつもりはなく、大事な愛車を保管するガレージの必要性も分かりました」。だが運命とは面白いもので、中々入庫しないH2・SUTがこのタイミングでアズールに入り、憧れのクルマの一つを手に入れる。

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まさかの出来事により、鈴木さんのガレージ構想は始まるのだが、問題はそのガレージをどこに建てるか。そこで思いついたのが、自宅一階にある、亡くなったお祖父ちゃんが経営していた喫茶店の場所。「喫茶店のまま物置として使っていたんで、ソファやテーブルもそのままあったんです。軽トラを借りて全部自分で運んで処分することから始まりました」。極力お金を掛けず、自分で出来ることは自分でやると決めた鈴木さんは、ホームセンターを何度も往復して材料を集め、壁や奥にある部屋の床までも組み立てていく。結果的に、シャッターとエアコン設置以外の作業は全て自分で行なってしまった。因みに鈴木さんの職業は普通の事務職だ(笑)。

 

そうして完成したガレージにH2・SUTを入れて…。「いや、もうその時にはシェベルに乗り換えてます(笑)。ガレージ作業途中にアズールに極上のシェベルが入ったと聞き、すぐさま見に行って購入したんです」。何かと引きが強い鈴木さんだが、シェベルは所有歴が一番長い2年目を迎えるなど、この先ずっと所有していくと語る。現在はガレージに籠もり、バイクのメンテナンスやカスタムが日課のようだ。

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喫茶店を改装ということで、所々にその面影が残る鈴木さんのガレージ。車両奥にあるスペースは、床面を嵩上げして趣味部屋を作った。シャッターとエアコン設置以外は、自分で作業して組み立てたというから凄い。ここでプロジェクターで映画を見たり、ギター演奏するなど、本当に趣味の部屋である。

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過去に色々あった鈴木さんの愛車の写真がガレージに飾られている。一番思い出深いのは、最初のタホと盗難未遂にあったランクルのようだ。

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コロナの影響でガレージに籠もることが増え、遊び道具としてジャンクのバイクを購入して組み立てるのが日課の鈴木さん。そこで使う工具がドンドン増え、通行人からバイクショップと間違えられることもあるとか。

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だいぶ年季の入ったバイクかと思いきや、エイジングペイントで演出している。「シェベルにもエイジングしようかと思ってます」と驚きの発言。後は勇気次第だ。

憧れだったクルマは絶対に乗るシェベルは手放すことはないかな
1970 CHEVROLET CHEVELLE MALIBU

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大学生の頃にタホ、300C、社会人となってランクル、H2・SUT を乗り、現在は2年前に購入したシェベルを所有する。アズールモータリングでバイトしていた際、絶対に乗りたいと思ったランクル、H2・SUT、シェベルの3台すべてを手に入れた。シェベルは基本的にはノーマルだが、ホイールはFOOSE LEGENDの18インチ、ホチキスのショック、CPPのローダウンコイルを装着する。今後欲しいクルマが現れたとしても、シェベルは手元においておくそうだ。

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OWNER:鈴木雅登さん


Thanks:AZZURRE MOTORINGアメ車ショールーム

住所:愛知県豊明市沓掛町前田2-5
TEL:0562-95-1118
HP:https://azzurre-motoring.com
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

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