サーキット走行を見据えたメーカーチューンの実力に迫る!
クーペ
シボレー
カマロ 2SS
カマロ 2SS 1LE PERFORMANCE PACKAGE
兵庫県
カマロ
BUBU阪神
アメマガ2021年8月号
FUN to DRIVE MUSCLE CAR -マッスルカーに乗る悦楽-
2018 CHEVROLET CAMARO 2SS 1LE PERFORMANCE PACKAGE
FUN to DRIVE MUSCLE CAR -マッスルカーに乗る悦楽-
2018 CHEVROLET CAMARO 2SS 1LE PERFORMANCE PACKAGE
ノーマルのカマロをベースにサーキット走行やワインディングを視野に、足回りや駆動系のチューニングを施した1LE。2013年モデル以降に追加された1LEパッケージはマニュアル一択にもかかわらず、そのニーズは時代に逆行するかのごとく高まるばかり。6.2LのV8をマニュアルシフトで操る心地良さは格別。
スーパーカーと何ら遜色のないアグレッシブな走り!
1LEは、マグネティックライドコントロールにチューブダンパー、スタビライザーによる強化や6podブレンボブレーキによる制動力向上、電子制御ディファレンシャルの3.73レシオ採用など、ZL1譲りの足回りに加え、6.2LのV8 LT1をマニュアルシフトのみで操るという潔さがマニア心をくすぐる。
1LEの登場は2013年モデルから開始され、当初はV8搭載のSSモデル、MT車でしか存在しなかったが、2017年モデルからV6モデルでも1LEが追加され、2019年からは直4モデルのMT車にも採用された。もちろんZL1にも存在しており、世界的にマニュアル車が減少傾向にある中、1LEに限って言えば逆にバリエーションが充実すると言った逆転現象が起こっている。
紹介するのは2018年モデルで、翌年にフェイスチェンジが行なわれる直前のモデル。ここ最近は現行モデルよりひとつ前のモデルの人気が高まっており、BCDでは過去にホワイト、ブルーの1LEを入庫したがどちらも即SOLD OUT。本国でも滅多に中古車市場に出回ることのないレア車だけに、日本国内で販売車両として出回ること自体がかなりのレアケースとなっている。
ちなみに455hpは昨今のハイパフォーマンスモデルと比較すると決して最高峰とは言えない数値ではあるが、600hpを超えるZL1譲りの強靭な足回りを採用しており、コーナーやワインディングでの安定感、安心感は凄まじい。馬力やスペックだけで言えばよりハイパフォーマンスなモデルも数多く存在するが、数字では語れない直感的な速さ、そしてV8 NAエンジンの6L超えをマニュアル操作でダイレクトに操る感覚はマッスルカーの醍醐味。高年式で昔ながらのフィーリングを余すことなく堪能できるマストな選択肢として、1LEは走りにストイックなドライバーたちを虜にして止まない。
マニュアルシフトの古典的なイメージにデジタル表示メーターでは味気ない。計器類も時代に逆行するかのごとくアナログ表示のメーターが採用される。また、クイックなマニュアル操作を可能にするべくショートタイプのシフトが装備され、自動ブリッピング機能や自動で回転数を調整するアクティブレブマッチ機能が追加され、至れり尽くせりの次世代マニュアル車的要素も満載。
専用の20インチホイールに組み合すのはフロント285/30ZR20、リア305/30ZR20タイヤを装着。ブレンボの6podブレーキを採用しており制動力強化も申し分ない。
軽量化が施されるマットブラックのボンネットフードを開けると、5代目モデルと比較して50hpパフォーマンスアップを実現した455hpを誇る6.2LのV8 LT-1エンジンを搭載。90kg減量したボディも相まって、より軽快な走りを実現している。
BUBU HANSHIN【BUBU阪神】
TEL:06-6427-5151HP:https://www.bubu.co.jp
PHOTO:竹内公憲
TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 8月号掲載
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