本気でレストアしたいなら、新品パーツでリフレッシュ【レストアパーツ.com】

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AMERICAN VINTAGE

レストアパーツ.com

アメマガ2021年11月号

RESTORE
produced by RESTORE PARTS.com

AMERICAN VINTAGE -色気漂う「アメリカンビンテージ」-


RESTORE produced by RESTORE PARTS.com

ビンテージカーに乗ることは、金属部品のサビや樹脂パーツの劣化との戦いと言える。とくに湿度の高い日本は、クルマにとって最悪な環境。モグラ叩きの様に修復を続けるぐらいなら、いっそ新品の部品でレストアした方が手っ取り早く、リーズナブルだ。

金属だけでなくガラスや樹脂部品までラインアップ

アメ車の世界では、遥か昔から自動車メーカー以外の会社からリプロダクションパーツが制作され、古いクルマでも永く乗り続けることが可能。今でもファーストマスタングやC2コルベットは、ボディやフロアカーペットなど、1台分丸々部品が供給されている。それに対し日本では、自動車メーカーの意向もあって、旧車を切り捨てる様な傾向があった。

 

最近になって国産メーカーも「ヘリテイジパーツ」などと言って再販する動きが見られるが、肝心なのはその部品の価格。あまりにも高額で現実離れした金額では正直誰も手が出せず、単なるメーカーの自己満足にしか過ぎないだろう。これまでは「自動車文化が違うから…」と言って、半ば諦める人がほとんど。中には「幾ら費用が掛っても構わない」という人もいると思うが、正直言って現実的ではない。

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そんな状況を打破するのが、ここで紹介するレストアパーツドットコムだ。代表の井上さんは、元々AE86が大好きで、30年近く乗り続けるがパーツの供給打ち切りに悩まされていた1人。それまで「まんさく自動車」というモータースを経営し、86レースなどにも参戦しているが、新たにレストアパーツドットコムという新事業を始めたのは、3年ほど前のこと。実は台湾に拠点を置くマッスルカーGTという会社では、日本車のボディパーツはもちろん、各部のヒンジやバンパー、さらにはガラスなど、ありとあらゆるレストアパーツの製作・販売を実施中。実際取り寄せてみると非常に品質は高く、自動車メーカーが出している部品そのものに見えるほどクオリティが高かったため、マッスルカーGTの日本総代理店になったそうだ。

 

さて、そのマッスルカーGTという会社、実はアメ車の様々な車両の部品も製作しており、マスタングやチャレンジャーなど、およそ6000点もの部品をラインアップ中。近年はebayなどで、アメリカから個人輸入をする人も増えているが、パーツ代がリーズナブルでもアメリカは送料が高く、2万円の商品を購入するのに送料が10万円掛かるというケースも良く耳にする。それに対しレストアパーツドットコムなら、送料は日本国内だけでOK。アメ車用の部品は常に在庫を確保しているわけではないが、問い合わせをしてくれれば即対応可能だそうだ。

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ビンテージカーに乗り続け、サビや劣化と格闘する人の本音をいえば、新品パーツに交換したいことだろう。どうしても当時モノの純正部品にコダワリたいという人はそれもあリだが、補修部品も数十年経過していることを念頭に置いて欲しい。それならば、最新の技術で製作されたボディに交換するだけで、見た目のリフレッシュはもちろんだが軽量化にも繋がりグレードアップさせることが可能と言える。気になるその製品の精度だが、井上さんは「本格的なレストア専門店でなく、いわゆる町の鈑金屋さんで、補修部品の様に取り付けが可能ですね。中にはDIYで取り付ける方もいらっしゃいますが、それなりの設備や広さがあれば可能ですね」と語る。

 

どうしてもレストアと聞くと、ボディの金属部品ばかりに目が行くが、レストアパーツドットコムの有難いところは、ガラスやモールといった金属以外のパーツも豊富にラインアップしていることだ。しかも倉庫内にはGM・シボレー系の純正パンパーやエアロパーツも豊富に在庫中。今でもアストロのスタークラフトを愛用するオーナーは多いが、補修部品が見つからない…と悩んでいる人はぜひ相談してほしい。

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ほかにも、車両本来の性能を引き出せるということで、マジカルフューズという製品が今脚光を浴びている。そのヘリテイジ車用のフューズを、レストアパーツドットコムでは取り扱いを開始。今まではミニやマイクロフューズしか設定されていなかったが、ビンテージ車用に平型フューズがラインアップに追加された。また、もっと旧車用のガラス管も計画しているので、気になる方はフューズボックスの画像、車検証などの情報を送れば対応可能だそうだ。

 

スタイリングのリフレッシュだけでなく、新車の様に気持ちよく走りたい! そう願うユーザーにとって、レストアパーツドットコムは、非常に頼もしい存在だと言えるだろう。

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見る人が見ればわかると思うが、アストロ・サファリのスタークラフト用サイドパネル。長年乗っていると色々なトラブルが起きるもので、今当時モノの部品を探してもなかなか見つからないもの。だが、あるところにはあるので、気になる人や探し求めている人は、今すぐレストアパーツ.comに相談してみよう。

 

新たにレストアパーツ.comが取り扱いを開始するマジカルフューズ。最新のクルマは非常に小さなフューズを使用しており、もちろん旧車には装着不可。だがその機能はそのままに、旧車用として平型フューズの発売を開始。愛車の走りを蘇らせることが可能だ。

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レストアパーツ.comでは、ありとあらゆるパーツを在庫中。窓ガラスやドアヒンジ、インパネのダクト&アッシュトレイ、ベルエアのリアデッキパネルや、67/68マスタングのテールランプハウジングのボディシールなどなど。興味のない人にとってはゴ●かも知れないが、レストアを計画している人にとってはまさに宝の山。自分のクルマはもちろんだが、仲間のパーツも思わず問い合わせてしまいそうになる。

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ちなみに、1967年型のマスタングファストバック1台分のボディパネルも新品で購入可能!HPに記載されている様に、新品のパネルが税込163 万円となっているが、筆者としてはサビと終わらない戦いを続けるぐらいなら、これで終止符を打ったほうが結果的にリーズナブルに思える。最新技術で製作されたパネルは、当然の事ながら当時の部品よりも防錆効果は高く、耐久性が向上していると言えるだろう。

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レストアパーツ.comのホームページから、24時間いつでもオーダーが可能。日本に在庫がなくてもマッスルカーGTのパーツは即座に取り寄せが可能なので、純正のパーツ番号やリプロパーツの番号を教えてもらえれば対応できるそうだ。また上で述べた様に、アストロのパーツなどもホームページにはアップされていない。欲しい部品、探している部品があるのなら、とにかくレストアパーツ.comに相談してみよう。

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THANKS:レストアパーツ.com

TEL:058-374-9010
HP:https://www.restore-parts.com/
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 11月号掲載

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