実際にC3コルベットを運転したことで〝カッコイイ!〟から〝欲しい〟に。
ここ最近はSNSをはじめYoutubeなどもリアルな情報ツールとして、ユーザー同士の交流の場となりつつある。紹介するERIさんもYoutubeをキッカケにクラシックカーの虜となったマニアの一人。VWタイプⅡが縁となってYoutube上の人物とリアルに繋がれたことが、彼女の運命を変えた!?
旧車が縁で繋がった、クラシックカースタジオ(Youtube)から急展開!
アメ車女子のライフスタイル
クルマも人も一期一会、インスピレーションが大切!
CHEVROLET CORVETTE C3
小柄な体でハーレーに跨り、ご主人と共にツーリングに出かけることも多いERIさん。ジープ特集でも紹介したとおり、彼女は旧車とバイク、愛猫と愛犬に囲まれた悠々自適なライフスタイル。
そんな彼女がC3に興味を持つキッカケとなったのがVWタイプⅡの購入エピソードにある。名古屋のレーシングスタッフでタイプⅡを購入した矢先、ユーチューブのクラシックカースタジオチャンネルで、このタイプⅡを狙っていたと話題に。
その後、このチャンネルを進行する小松さんと偶然お店でお会いした時に「いつも動画観てます♡」と挨拶すると、意気投合して小松さんのガレージに遊びに行くことに。そこで見たコレクションの中で目を奪われたのが69年型の黒と71年型の青いC3アイアン。その他にもC2やビートルなど様々なクラシックカーがズラリと並ぶ中で、ERIさんはC3アイアンの試乗を申し出た。マニュアルだけどいけるかなって心配は的中して坂道で何度もエンストしてしまうが、実際にC3を運転したことで〝カッコイイ!〟から〝欲しい♡〟に。早速物件検索した矢先に見つけたのが、東大阪のファースト。表紙にも抜擢された走行わずか28000kmのオリジナルを色濃く残した貴重な個体だった。
彼女が購入するまでの様子はクラシックカースタジオのチャンネルでも赤裸々に紹介されていて、そのページビューは現在8.5万回再生。台本なしのリアルなところが見ていて凄く好印象。ネット社会とは言ってもそれはキッカケに過ぎない。つまるところ、人と人との縁が紡いでいって事が成り立つのは、現在も昔もさほど大きく変わらないのだ。
撮影車両は2020年8月号のコルベットクロニクル特集号で表紙に抜擢された名車。F.A.S.T 大森氏がここまでオリジナルの状態をグッドコンディションで保っている個体は貴重と、特別な場所で室内保管していたC3だ。しかし、いつまでも寝かせておくのは忍びないと、物件情報誌に掲載したところ、ERIさんから熱烈オファーを受けて販売に至った。
プラグコードをオリジナル同様にマフラーの下を通すことで、見た目にもスッキリとしたオリジナル重視のエンジンルームに。劣化の激しかったエアインテークもリプロの新品へ交換。表紙掲載時は82yの純正センターキャップだったホイールもモデルイヤーどおりの79年型の物へ。こうした細かいデティールまでのこだえわりがユーザーの心に刺さる。
ベージュの内装が好みだったERI さんが唯一気がかりだったのが赤い内装。ネットで見るとギラギラした印象だったけど、現物を見ると深い赤で落ち着いていたため逆に赤い内装の虜に。小柄な女性のシートポジションからルームミラー越しに見る後方は死角が多いためバックモニターを追加でインストール。常時映像を流すことでバック時のみならず通常時も後ろの様子が確認できる様に配慮。
owner : ERI
THANKS:F.A.S.T
TEL:06-6784-1976
http://fast1976.jp
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2022年 9月号掲載
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