大好きすぎるアメリカ愛、クルマも家もライフスタイルも全部が拘り!
父親の影響で、小さい頃からアメ車やアメリカンカルチャーにハマった奥様のチョスさん。だからこそ、建てる家はリアルアメリカンとなるのは自然の流れ。旦那さんのセイヤさんを引っ張るカタチで、自ら書いた図面を持ってジェネラルアメリカンホームを訪れる。
Let’s AMERICAN HOME
自ら間取りを書いて持参、こんな家を建てたいです!
いつものようにジェネラルアメリカンホームから住宅の写真と住所が送られ、それを頼りに現地に向かうと、そこにはリフトアップされた見覚えのあるシルバラードが止まる。「このクルマはもしかして…」。出迎えてくれたのは、過去に2度アメ車女子として誌面に登場してくれた奥様のチョスさん。そういえば以前の撮影時、「アメリカンな家を建築中なので、家が建ったらまた取材お願いしますね!」と言っていたが、まさかジェネラルアメリカンホームの連載で三度出会うことになるとは…。
2018年12月に完成したチョス&旦那さんのセイヤさん邸は、113坪の土地に建つ6LDK。それ以前は賃貸マンションに家族5人で住んでいたが、子供が大きくなるにつれて手狭に感じるようになり、「家でも建ててみる?」とチョスさんの軽いノリから、マイホーム計画はスタートする。そのスタートから「建てる家は絶対にアメリカン」と決めたのは、言うまでもなくチョスさんだ。こんなにも、チョスさんがアメリカ好きになった理由は父親の影響による。長年アメ車(ポンティアック・GTO)に乗り、その姿は同級生のどの父親よりもカッコよく自慢の父だった。その父を見て、アメ車、アメリカンカルチャーにどっぷりハマっていったのだ。そんな彼女だからこそ、住宅にもアメリカンデザインを求めるのは自然の流れ。
アメリカンな住宅を建築すべく検索すると、愛知県内にある「マグネットダイナー」がアメリカンなデザインで有名と知る。すぐさま家族で向かい目の前にしたダイナーは、まさにチョスさんの思い描いた雰囲気。「実は色んなダイナーに通っていたんですが、こんなにアメリカンな雰囲気を感じられるダイナーは見たことがなかったです」。そして、子供の世話で奮闘するセイヤさんを横目にチョスさんは、「どこで建てたんですか? 紹介してください!」とダイナー代表に迫り、建築デザインしたジェネラルアメリカンホームに行くアポを取ってしまう。
ジェネラルと初の打ち合わせに訪れたチョスさんは、密かに用意していた一枚の紙を持参。それは、自らが書いた住宅の間取り。「こんな家を建てたいです」と、挨拶も程々に自分の理想の住宅を熱く語り、ジェネラルもそれに沿ったデザインを取り入れ建築することを快諾。一方セイヤさんは、ここでも子供相手にキッズルームで過ごしており、チョスさんの素案図面もチラッと見た程度。「絶対欲しかったのがガレージと趣味部屋だったので、それがあるかどうかだけ確認しました(笑)」。
細かいデザインについては、幾つかのオープンハウスを訪れ勉強し、ネットで様々な住宅を調べ、マネしたいデザインをプリントアウトしジェネラルに提案。その役目は、もちろんチョスさん。外壁や内装の壁色の指定はもちろん、、収納は既製品を一切使わず、寸法も自ら測定しオーダー。広いアイランドキッチンも、アメリカから取り寄せフルオーダーする拘りだ。
デザインしていく中で、考慮したのがシベリアンハスキー2匹を含む3匹の愛犬と、7匹の愛猫のこと。階段下の空間にペットハウスを作り、外でも開放的に遊ばせるために裏庭にウッドデッキを備え、敷地正面にあるスライドゲートフェンスは特注オーダー。そして何より驚くのが、「犬が土足で家に入るから、僕たちも家の中は土足です」と、チョス&セイヤさん邸はアメリカのように土足で住宅に入るスタイル。子供たちにとって違和感あるスタイルと感じてしまうが、インターナショナルスクールに通う子供には、なんら違和感はないようだ。
住宅建築に合わせ、ガレージに置くクルマとしてセイヤさんが購入したのがドンクスタイルの72年型インパラ。ガレージはチョスさんのシルバラードとエコノラインを収納する広さもあるが、なんとかインパラ用として死守。趣味部屋から一人でインパラを眺める時間が「最高の時間」と笑う。
父親の影響でアメリカンカルチャー好きが始まりアメ車に乗って、遂には自ら設計もしてリアルアメリカンの住宅を手にしたチョスさん。大満足過ぎて「一度建てたら楽しくて、もう一回建ててみたい(笑)」と語る言葉は、なんだか冗談に聞こえない…。彼女の行動力を知るセイヤさんも、きっと内心ドキドキだろう。もしかして「新たに家を建てたから、取材してください!」と、4度目の撮影をする日がくるのだろうか…。
自宅内は土足でOK ライフスタイルもアメリカ流
家族5人と愛犬3匹、愛猫7匹、その他にも複数の小動物と暮らすチョス&セイヤさん邸。リビング・ダイニング側にはウッドデッキと庭も整備。愛犬が自由に出入りすることに合わせ、住宅内は土足で過ごすアメリカ流。リビングはブルーグレーの壁紙とダークウッドの組み合わせ。ダイニングとの段差も敢えて取り入れる。
ダイニングはホワイトを基調に仕上げる。シンクだけが備わるアイランドキッチンは、家族5人が並んで食事ができる広さで、キッチン収納と共にアメリカから取り寄せたもの。夫婦の寝室には、お互いのウォーキングクローゼットが備わり、チョスさんのエリアは部屋と同等の広さで収納棚もオーダーして製作された。2階には、みわちゃん、けいと君、いおり君の部屋もあり、男子2人の壁紙はクルマ柄、みわちゃんの部屋はドット柄となる。
土地探しから夫婦で行ない、113坪の土地にインガレージ付きの6LDKの住宅が建つ。愛犬を敷地内で遊ばせるため、特注オーダーしたスライドゲートフェンス。奥様のチョスさんがサーフィン・SUP・ウインドサーフィンを趣味とするため、ガレージ横にはシャワーも設置している。
旦那さんのセイヤさんは、広いガレージとガレージを眺められる窓付きの趣味部屋を要望し、居住の間取りはチョスさんにお任せ。趣味部屋には大好きなアメコミフィギュアやダイキャストを飾り、ここに座りながらドンクスタイルの愛車72 年型インパラを眺めるのがお気に入り。インパラは住宅建築に合わせ、アメリカ・マイアミから輸入したものだ。アメ車女子として2度アメマガに掲載の経験があるチョスさんの愛車は、プレランバンパー、RBP・22インチホイール(オフセットマイナス70)、6インチアップとなるシルバラードに、普段乗りのエコノライン。
OWNER:チョス&セイヤさん
General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】
所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2022年 9月号掲載
最新記事
2024/10/07
アメ車の偏見を払拭し、本当に好きなクルマに乗る【クライスラー300】
ユーチューブチャンネルをきっかけにジェットシティを訪れたブラジル人のオーナーさんは、アメ車は欲しいが維持費などに不安があり、国産車のカスタムを依頼する予定だった。しかしジェットシティとの対話から、本当に好きなクルマに乗ることを決断する。
2024/10/05
走りを楽しむCHALLENGER OWNER 続々CARBOXに集結中!!
アメ車を長く乗る秘訣として、「走ることを楽しむ」ためのスタイルを優先する広島のカーボックス。それに共感するオーナーは年々増加し、競い合うように上を目指している。そんなチャレンジャーオーナー達の撮影会を開始!
2024/10/04
正しいトラックの使い方とは 何たるかを地で行くスタイル!【1977y シボレーC-10】
希少価値は年々高まり、コンディションの良い個体は高値で取引されるシボレー・C-10。しかしそんな情勢には目もくれず、モデルイヤー相応に、むしろちょっと老けて見えるくらいヤレた77年型のC-10を軽トラ感覚で乗りこなすスターキーズハンバーガー店主の日常に密着。
2024/10/03
【シェルビーF150スーパースネーク】より低くオンロードに特化したスーパースネーク
ハイパフォーマンストラックと言うジャンルを築いた、フォード・SVTラプター。そしてフォードは、そのラプターをも凌駕するシェルビー・F150スーパースネークを登場させた。最高出力は、なんと770馬力。並みのスポーツカーでは太刀打ちできない加速を備えた、まさにシェルビーの名に相応しいモデルとなっている。