ヘネシーパフォーマンスにチューニングを依頼して1000hpを叩き出すマシン

セダン

ダッジ

アメマガ2022年11月号

チャージャー

チャージャー SRT HELLCAT

HPE1000

THRILL RIDES

ヘネシーパフォーマンス

コーストモータリング

埼玉県

400hpを越すクルマなんてレースだけの世界のことだと思っていたのが嘘のように、今やその倍の数値を出力するカタログモデルが販売されている。だがそれに満足することなくモアパワーを求める人がいればそれに応える人もいて、ヘネシーパフォーマンスにチューニングを依頼して1000hpを叩き出すマシンが日本へと姿を現した!

THRILL RIDES


数値アップをとことん楽しむ、それがアメリカン!1000馬力のモンスターセダン

HENNESSEY PERFORMANCE
DODGE CHARGER HELLCAT WIDEBODY

チャレンジャーと並びダッジの人気を二分するチャージャー。マスタングに端を発した原点回帰傾向の波に乗って、ダッジもチャージャーを2005年に2006年モデルとして20年振りに再導入。ちなみにチャレンジャーの方が先と思われていたりするが、チャージャーの方が先に市場へと投入されているのだ。

 

2006年モデルからの第6世代当初のラインナップはSE(2.7ℓV6)、SXT(3.5ℓV6)、R/T(5.7ℓV8HEMI)、SRT8(6.1ℓV8HEMI)で、トップグレードであるSRT8でも425hpというパワーが最高であった。今から17年前のことだが、その当時はカタログモデルでこの数値はヤバくねえ!!と大いに盛り上がった記憶が蘇る。

そしてその後はというと、モダンマッスルにおけるパワーウォーズが繰り広げられ、年を追うごとに数値がアップしていく始末。NAでは限界であれば過給機というドーピングにまで手を染めて、今となっては800hp以上の数値を叩き出すモデルが普通に購入できる状況。800hpなんていう数値はそれこそレーシングマシンなどの特別なモデルだけが手にできるものという認識が覆された次第。

 

この十数年の進歩は目覚ましい限りとしか言いようがない。だが、数値を上げることができると分かればすぐさま実行して楽しもうという心意気がいかにもアメリカらしく、こういったところにワクワクせずにいられないのは筆者だけではないはずだ。

現にこのクルマのオーナーであるO社長氏もこれまでにマスタングや300C、チャージャー・ヘルキャットを乗り継いできており、モダンマッスルに魅了された一人である。しかし彼はというと、カタログモデルの数値では満足できず、パワーモンスターを世に送り出し続けているヘネシーパフォーマンスにチューニングを依頼して1000hpという有り余るパワーを手に入れたのだ。HPE1000という表記がその証明。

 

そんなにもハイパフォーマンス、いやモンスターでありながらもその見た目はヘルキャットそのままで、数値から期待する過激さはなく大人しめと言えるだろう。

 

とはいえ、ひとたびエンジンに火を入れればマフラーからは凄まじい咆哮を放ち、軽くアクセルを踏んだだけでもホイールスピンしてしまうほどの勢いはまさに羊の皮を被った狼という表現が打倒。だが、オーナーはまだまだ満足していないようでモアパワーを追及。

 

果たしてどこまでその数値がアップしていくのか今後に期待したいところ。良い意味でクルマもオーナーもイカれている!

アクセルを解放した際の強烈な雄叫びはまさに野獣

エクステリアに関してはヘネシーモデルだからといって特別な仕様変更はとくになく、ヘルキャットワイドボディそのままのフォルムをキープしているが、ボディサイドとリアのバッジがそれを証明する。タイヤはすぐに消耗してしまうため常にストックを常備している。

ストックのチャージャー・ヘルキャットは、707hpのパワーと650lb-ftのトルクを生み出す6.2ℓのスーパーチャージャー付きV8を搭載しているが、それでは満足できないと、ヘネシーはこのヘルキャットにMAGNUSONのスーパーチャージャーへ換装して新たな高みへとアップグレード。証としてシリアルナンバー入りプレートが配される。

インテリアも基本的にはヘルキャット仕様であるが、メーターパネル及びステアリングにはカーボンを用い、操作系スイッチにはボディと同色のリングなどを用いてアクセントを付けている。シートのヘッドレストにHennesseyの刺繍が施されているのみで、ブランドネームをさり気なく押し出すところが粋である。


THANKS:コーストモータリング【COAST MOTORING】

TEL:04-2946-7203
https://coast-jp.com


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2022年11月号掲載


関連記事

RELATED


遂にこの時が来た…チャレンジャー&チャージャー2024年で生産終了!

世界的な脱ガソリン車の流れには逆らえず、2024年にダッジ・チャレンジャー、チャージャーの生産が中止になると発表された。半導体不足、円安に加えて生産中止ということも重なり、今後は新車の争奪戦が始まる…かもしれない。今のうちに、日本で買える新車購入の検討するのもありだろう。埼玉のオールインポートに、そんな大注目の新車チャレンジャー&チャレンジャーが並んでいる。

エアサスでもゼロヨンは可能、でもヘネシーの速さは異次元!

「カスタムカーって、見るだけで実際には走れないんじゃない?」と、そんなイメージを多くの人が持っているのでは。そんな先入観を払拭するために、コーストモータリングがゼロヨンという方法で、その走りを大検証してみた!

先代チャージャーのカスタマイズはコーストモータリングの大本命!

2006 DODGE CHARGER R/T

【ダッジ チャージャー SRT8】アメ車界隈でもスタンス系が盛り上がってほしい

スポーティー系からフルサイズトラックまで所有してきたが、一貫しているのはシャコタンスタイルが好きだということ。タンドラをシャコタンフォルムにと計画したものの、それならチャージャーの方がと勧められて理想へと近づける。

【WORK VS XV】圧倒的な多交点メッシュによる最新トレンドとクラシカルの融合

 

最新記事


2025/10/16

名称を変更して3回目となるAME★JAM開催!【AME★JAM vol.3】

イベントレポート

AME★JAM MARCHE vol.3
American fun jamboree
18th May 2025
ウラレナ向かい駐車場

2025/10/14

【TDI-Tuning】サブコンを装着することでパフォーマンスと燃費が向上!

チューニング

ショップ

アメ車は燃費を気にしていては乗れないクルマだとしても、良くなる方法があるのであれば試してみて損はない。さらにパフォーマンスアップするとなればなおさらだ。TDIチューニングがもたらす恩恵は百利あって一害なし。

2025/10/09

【2012 シボレーサバーバンLT】走りを楽しむなら 6ATモデルを狙え!

SUV

シボレー

ハマー・H2を主軸に高品質なアメ車を長年販売する埼玉県のSIC。今回、在庫車で注目したのが12年型のシボレー・サバーバン。07年から登場した第10世代のモデルだが、10年型以降はミッションが6ATになるなど走行性能がブラッシュアップされているため、より走りを楽しむことができるモデルとして狙い目だ。

2025/10/07

【1or8カスタムライドミーティング】初回より本誌で追い続けてきた

イベントレポート

1or 8 Presents AMERICAN CUSTOM RIDES MEETING
11th May 2025
高鷲スノーパーク駐車場

ランキング


2025/04/11

お台場がアメリカン一色に染まるスーパーアメリカンフェスティバル 2024

イベントレポート

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2022/01/24

「グラディエーター」はJLラングラー・アンリミテッドがベース

ピックアップトラック

ジープ

2020 JEEP GLADIATOR RUBICON

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger