走りのパフォーマンスはもちろん、乗り心地も良いのでファミリーカーとして機能する「ライトニング」
ピックアップトラックとして最もメジャーなF150の中でも、SVTによるマッスルトラックバージョンのライトニングは、希少でコレクタブルな存在。クールなルックスとホットなポテンシャルを兼ね備える憧れのピックアップを3人家族のファミリーカーとして活用?
アメ車を10倍楽しむ方法!
クールなルックスとホットなポテンシャルのマッスルトラックを「家族車」として使用?!
2001 Ford F150 SVT Lightning
ライトニングオーナーの角さんは、お馴染みのムーンアイズ(MOON OF JAPAN) のジェネラルマネージャーとして商品の企画、イベントの運営、広報など、とにかくワイドバンドで大活躍。サブカルチャーも含めたアメリカ依存症の人からすると、思わずニヤっとしてしまう商品や広報でのデザインは、彼の仕業だったりする。当然のようにクルマをはじめ乗り物全般においてもサザン・カリフォルニアを感じるスタイルが好み。
愛車ではこれまでにC10やブレイザーなどをカスタムしたり、現在も所有するフォード・ファルコンは、なんと希少なセダンデリバリーだったり。ファルコンは20年ほど前に入手してコツコツと手を加えたカスタムカーなので、家族とともに使用するファミリーカーも必要で、以前からルックスはもちろん、使い勝手が良いうえに、速さも兼ね備えるSVT(Special Vehicle Team)によるF150ライトニングに憧れていた。

映画ワイルド・スピードでは劇中車として登場。ブライアンが働いていたスピードショップのサービスカーという、ライトニングのキャラクターに見合う設定でなんとも魅力的。
99~04年の合計で2万8000台程度の希少車。それだけに売り物件も少なく、バリューも高騰する中、好条件の1台がヒットしたため、思い切って入手。アメリカから輸入して、諸々の改善を済ませ納車されたばかり。
走りのパフォーマンスに大満足だし、乗り心地も良くファミリーカーとしても機能しているのだ。
Fシリーズの10世代目の99~04にラインナップしたライトニングは、Ford GTなど特別仕様のハイパフォーマンスモデルを担うSVTのモデル。5.4ℓV8にスーパーチャージャーを搭載し、最高出力380hpを発揮。レギュラーキャブのステップサイドのみでラインナップするマッスルトラック。グリル、フォグランプ内蔵のフロントバンパー周辺、キャブのロッカー部からベッドの下部(右側:サイド出しのマフラー)など、ライトニング専用パーツで構成。ステップサイドのみでラインナップ。純正色はブラック、ホワイト、レッド、ダークブルーの4色で、いずれもフルカラー!

通常のF150(5.4ℓ SOHC V8)が最大でも260hpなのに対し、スーパーチャージャーでモディファイされたライトニングは380hpを発揮。それに合わせて4R100(OD4速AT)もモディファイされている。車重を感じない加速が魅力!

さり気なく刺繍で入るSVTが誇らしいシートは、ハイパフォーマンスモデルにふさわしくホールド感の高いバケット形状。それでいて中央、助手席は一体型のベンチタイプなため、乗車定員は3人。オーディオはキッカーでアップグレード。

趣味に特化したカスタムカーとしてファルコンのセダンデリバリーを長年所有しているだけに、ライトニングが日常使用車として活躍。サスペンションが絶妙にアレンジされており、ロワード状態にして抜群の乗り心地。バケットシートにして3人乗車とあって、家族3人のファミリーカーとしても活躍する。そして、なんといってもスーパーチャージャーのサウンド&パフォーマンスに大満足!これまでの愛車の中でも最もハイパフォーマンスにしてフレンドリー!

角“Pan”正和さん
ムーンアイズのジェネラルマネージャーとして多方面で活躍中。アメリカのカーカルチャーやポップカルチャーに関係するモノをとことん愛している。乗り物は基本的にサザン・カリフォルニア的なカスタムが好み。このライトニングはストックのままでも十分魅力的なのでホイールだけアレンジする予定。
PHOTO & TEXT:石橋秀樹
アメ車マガジン 2023年1月号掲載
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