大量生産品ではない、唯一無二の仕様を提案【ヘブンスペース】

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アメマガ2023年2月号

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熊本県

アメ車を買って自分だけのカスタムもしたい!そう考えるユーザーから支持され続けるお店、ヘブンスペース。まったく異なる仕様に仕上がった2台のC-1500は、同社の幅広い技術力が垣間見える。

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同じベース車両と思えない、変幻自在なカスタム手腕

'93 Chevrolet C-1500 EXT-CAB
'98 Chevrolet C-1500 EXT-CAB

アメ車の最大の魅力、それはあらゆる面のゆとりだ。その気になれば結構速いけど、目が血走って運転するものでもない。ノーマルでも満足度は高いけど、やっぱり自分だけの仕様を極めたいもの。

 

そんなユーザーたちに10年以上愛され続けるのが、熊本のヘブンスペース。アメ車全般を取り扱うが、販売だけでなく個性豊かなアレンジも得意中の得意。例えカスタムしてあっても「量産型」なスタイルは避けたいものだ。そんなユーザーの気持ちをしっかり汲み取り、オンリーワンを提案してくれるのが、ヘブンスペースの最大の魅力と言えるだろう。

ワインレッドを基調にレースペイントを施した93年型C-1500は、スタイルを最優先したスラムド仕様。本来は様々なギアを積載できるベッドスペースだが、これを惜しげもなくカットアウトし、エアサスに変更。ボディ全体を覆い尽くすレースペイントは、立体感を感じさせつつも非常に滑らかな仕上がりで、見た物の心を間違いなく揺さぶること間違いなし。

対して98年型C-1500は、2WDがベースで、車高はノーマルのまま。かつてはメッキパーツを満載するのが定番だったが、SUVの世界的な盛り上がりを受けて、タフなイメージを強調。シャイアングリルやブラックアウトしたミラー類などに変更し、タフなイメージを強調する。同じ車両でありながらここまで違う。まさにヘブンスペースなら、望み通りの愛車をを作り上げてくれる訳だ。

'93 シボレー C-1500 EXT-CAB

ピックアップの実用性を敢えて無視し、ベッドスペースを徹底的に加工して着地するほどのスラムドを実現。エアサス&大口径ホイールに加え、オリジナリティ溢れるペイントもこのクルマの見所だ。セカンドシートもウーファー類に変更し、ビジネス色を徹底的に排除。

炎のイメージをクルマ全体で表現しており、一度見たら必ずまぶたに焼き付くような、そんな強烈な存在感を漂わせている。

'98 シボレー C-1500 EXT-CAB

かつてはローダウンスタイルやメッキパーツの装着がカスタムの主流だったこともあり、ノーマル車高を見るとリフトアップしているように見えてしまう。シャイアングリルや各部をブラックアウトすることで、凛々しくワイルドな雰囲気を演出。

以前はステップバンパーを外す人がほとんどだったが、カスタムの流れが一周回って、むしろ今ステップバンパーが重宝されているところがオモシロい。


HEAVEN SPACE【ヘブンスペース】

住所:熊本県熊本市東区小山2-30-16 
電話:096-349-1577 
営業時間:9:00~19:00(平日)9:00~18:00(土日祝) 
定休日:月曜日

熊本市街から大津方面へと延びる国体道路の小山第一陸橋に面したところにヘブンスペースはある。広い敷地には様々な在庫が並び、ファクトリーには大口径ホイールにも対応したタイヤチェンジャーも冠されている。


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2023年2月号掲載


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Text & Photos|アメ車MAGAZINE