走りを追求するクルマからモーターホームまで対応!【WOT'S】
アメ車専門店と言っても、マッスルカーやSUV、さらにはモーターホームなど、ジャンルで別れるのが殆ど。だが、それらすべてを扱うオールジャンルなアメ車専門店と言えるのが、熊本のワッツだ。
ショップキャラバン九州
素の状態で十分楽しめるだからこそZ06を選ぶ!
'17 CHEVROLET CORVETTE Z06
かつてはビンテージなピックアップにエンジンスワップをするなど、ハードなカスタムのイメージが色濃かったワッツ。元々ガソリン車だけでなくディーゼル車も得意で、いつしかバスの様な巨大なモーターホームの輸入・販売を積極的に展開。買ったは良いけれど、どこでもメンテナンスできる訳でもなく、先刻各地からモーターホームが駆け込む様になっている。
もちろん、これまでと同様に、SUVやマッスルカーも扱っているが、今までのワッツをよく知る人からすると「クルマが新しい…」と思うだろう。でもクルマが新しくても、C7の中でもホットモデルと言えるZ06を選ぶ辺りがさすがワッツ。お店の由来である「ワイド・オープン・スロットル(要はガバっとアクセル開こうゼ!)」という言葉と照らし合わせてみると、創業当初のポリシーを今なお貫き続けていることがよく分かる。
実際、トップグレードのZR1はサーキット以外ではそのポテンシャルを持て余してしまうし、かと言ってZ51では物足りなさを感じるし、色々とカスタムをしたくなる。だがZ06であればシボレー自らがチューニングを施したと言える内容で、正直言って手を加える必要はない。
今回のC7はルーフにカーボンラッピングを施し、リアサイドのリフレクターをUSモデルに変更した程度の変更を実施。だが、それでもノーマルとは異なる雰囲気を醸し出しており、このさりげない違いこそ、大人のアメ車乗りのあるべき姿と言えるだろう。
2017 シボレー コルベット Z06
デビュー当初は非常にストイック&スパルタンなイメージがあったC7のコックピット。だが、現行型のC8と比較すると、まだ乗用車的な雰囲気を感じなくもない。追加されたフェンダーやスプリッターなど、専用パーツを随所に装備しているが、これらは歴とした機能部品だ。
最大のポイントは、スーパーチャージャーで武装された6.2ℓのLT4エンジン。650psもさることながら、89.4kg-mというとてつもないトルクは、ドライバーに対しシビアなアクセルワークと自制心を要求するだろう。
WOT'S【ワッツ】
住所:熊本県熊本市南区砂原町329-1
電話:096-228-1666
営業時間:9:00~19:00
定休日:年中無休
http://www.wots.co.jp/
熊本の市街地から熊本港方面に進んだところにあるワッツ。かつてはピックアップやエスカレードを数多く販売していたが、現在の主力はウィネベーゴやティフィンといった、バスの様な巨大なモーターホーム。
販売を行なうお店はワッツの他にもあるが、しっかりとメンテナンスできるお店は残念ながらあまり多くなく、アメ車のモーターホームを愛用するオーナーたち にとって、欠かせない駆け込み寺の様な存在と言えるだろう。
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2023年2月号掲載
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