ツーリングで偶然見かけた 空き店舗をフルリノベーション!【ROUTE 65】
クルーキャブのロングベッドに乗って、本誌イベントをはじめ様々なミーティングに参加している池田さん。OBS界髄一の超ロングホイールベースは、どこに出没しても注目の的。そんな彼が大阪府の最南端でアメリカンダイナーをオープン!
やっぱり OBS!
急ピッチで仲間と仕上げてトントン拍子にお店が完成
1998 CHEVROLET C-3500 with Shinji Ikeda
大阪府貝塚市から和歌山県の加太方面へと抜ける65号線。心地良い潮風を感じながら海沿いを走るこの道は、ツーリングコースとしても人気でバイカーたちの聖地としても知られている。だが、その道中にゆっくり休める施設が無く、ちょっとお茶でもって休憩を取ろうとしても、あるのは自動販売機ぐらい…。そこで「いい感じの雰囲気でバイカーたちの憩いの場を提供できないものか?」とツーリングで走るたびに思っていたのが、クルーキャブにロングベッドで全長6m強のC-3500に乗る池田さん。

そんな思いを抱いていた彼がある日、ふと目にしたのがこの店舗だったそうで、飾り気のない2階建てのテナントだったが、立地条件は申し分なし。一緒にツーリングしていた仲間とその場で大家さんに問い合わせをして即契約したそうだ。思い立ってから行動に移すまでの時間はわずか数分。そこから縁起の良い開店日が7月だと知って、それを目指して店舗の全面改装に着手。トントン拍子で作業は進み、わずか1カ月足らずで改装を終え、2021年の7月9日に「ハンバーガーカフェROUTE65」をオープン。

豊富なフードメニューも相まって来店するお客さんのイメージはアメリカンダイナーであるが、バイクのツーリングはもちろん、出入りのしやすい駐車場はアメ車で乗り付けても余裕。バイクならウッドデッキの上に駐車も可能で、サイドウォールのホットウイールズのロゴも含めて、愛車を撮影する映えスポットとしても人気を博している。ちなみに人気のメニューはブラックタイガーの良い部分だけを厳選して調理した有頭エビフライ。こちらはハンバーガーとしても提供しており、プリプリで口の中に頬張った時の満足感は格別。大きな窓からは駐車した愛車やバイクが丸見えなので、自慢の愛車を眺めながらコーヒータイムに浸れる点も嬉しいポイントだ。
ちなみに2階は大きなゲストハウスとしても機能しており、近隣で早朝から釣りをする人や、大所帯のツーリング客の仮眠施設としても機能。シャワー室や応接室まで完備しており、合宿的な使い方もできそうだ。クルマもバイクもスケールが大きなオーナーが手掛ける新感覚アメリカンスポットにぜひ一度遊びに行ってみてはいかがだろう。


大型トラックが身近な存在である運送業を営む池田さんにとって、ロングベッドのクルーキャブはさほど大きな乗り物ではない。とはいっても、一般的には全長6mクラスは規格外!4枚ドアがあることに違和感を覚えるOBSビギナーたちから、熱い視線を浴びることも多いと言う。

大型バイクで乗り入れても床が抜けない様に頑丈に製作したウッドデッキには、遊び心で製作したウッディーな原付や、近所の足代わりのスーパーカブなどが無造作に並ぶ。週末になるとここにツーリングで訪れたバイクがズラリと並ぶ。その光景を眺めながらのコーヒーが格別に美味い!

「好きに改装してくれていい!」との大家さんからの承諾を得て、天井から壁、フロアまでをフルリノベーションした店内。今回取材時に立ち寄ってくれたC10 のオーナーさんをはじめ、アメ車仲間やハーレー仲間が時間の許す限り手伝ってくれた甲斐もあって、契約から開店までのタイトな準備期間を乗り越えた。オススメの席は大きなガラス越しのソファ席。ここで愛車を眺めながらのランチやカフェタイムは格別だ!


どれを頼んでもお腹いっぱいになりそうなボリューム感満載のフードメニュー。ハンバーガーはもちろん、有頭エビフライ定食、日替わりのサービスランチもオススメだ。ちなみにランチタイムは10時半から14時まで営業しているので、ツーリングでちょっと早めにお腹を満たしたい時も有り難い。

インスタグラムの投稿を見るとバイカーズカフェとしてのイメージが強いが、アメ車のお客さんも多数来店しており、さすがに池田さんのC-3500は大きくはみ出してしまうが、シングルベッドのトラックなら映え写真スポットもしっかり収まる。来店の際はぜひ記念撮影してみてはいかが?

1998 CHEVROLET C-3500 with Shinji Ikeda
ROUTE 65
住所:大阪府泉南郡岬町多奈川谷川1900-1
TEL:072-479-3987
営業時間:8:00〜17:00(金曜〜日曜)
定休日:月曜~木曜
URL:https://route65-cafe.business.site/
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2023年2月号掲載
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