こう見えても家族の送迎車、子供のために内装をアレンジ【キャデラック エスカレード】

SUV

キャデラック

アメマガ2023年3月号

エスカレード

EXOTIC CUSTOMS

これまで乗った愛車はみんなカスタムし、しかもどれも2年で手放すことが殆どだったと語るのりさん。エスカレードはラグジュアリーなスタイルが似合うけど、ほかとは違う方向性で個性を主張する。

EXOTIC CUSTOMS


外観はビーストで中はメルヘン♡その意外性やギャップを楽しむ!

'18 CADILLAC ESCALADE

「カスタムするからには徹底的に追求したいけど、実用性はスポイルしない!」というポリシーを持つのりさん。若かりし頃にC4のコンバーチブルに乗ってことはあるが、それ以降は国産や欧州車を乗り継ぎ、久々にアメ車に戻って来たのが2年前のこと。きっかけは奥様の「子供たちも大きくなってきたし、広いクルマにしたら?」という一言。奥様的にはアルファード辺りのツモリだったそうだが、人とは違うクルマで、しかもカスタムしたいのりさんは、エスカレードをチョイス!

「いざ乗ってみるとブレーキの甘さを最初に感じましたね。あと、大統領護衛車の様なオジサン臭さを払拭し、若者らしさを採り入れています。サスペンションはフルノーマルのままですが、低く見せるためにエアロを装着し、ホイールを変更。これだけでスタイルが見違えるほど変わり、ほかのキャデラックオーナーから『絶妙な車高だね』とお褒めの言葉を頂いていますよ」。

 

チルトボンネットに変更し、グラインダータトゥも施工。ラグジュアリー感満載だが、車内を見るとそこに居たのは……マイメロちゃんとクロミちゃん!?

 

セカンドシートをレスにしたリムジン仕様だが、車内はまさにサンリオワールド全開で、まさにガーリー色全開! 「外は渋く、中は可愛くがテーマです(爆)。」と語る。今まで様々な仕様を見て来たが、ここまで意外性に富んだカスタムに、正直驚きを隠せなかった。

ボンネットは通常と逆に開くチルトタイプに変更。ROHAN のグラインダータトゥを施す。またグリルやボンネットの縁にはエングレービングをあしらい、塗装では表現できない立体感を表現。のりさんとしては「ただ市販品を装着するのでなく、ワンオフパーツを付けてこそ本当のカスタムなのでは?」と力説。その持論を見事に具現化したと言えるだろう。

エアロパーツはNEXT NATIONをチョイス。オフロードタイプのステップバンパーは今まで各社から発売されているが、サイドステップに格納されるのは画期的。ノーマル車高のまま装着しても、ワイド&ローなシルエットが実現できるところも魅力的。ラグジュアリーとスポーティを融合させた、独創的で個性を主張したい人に最適と言える。

足もとはフォージアートの26インチに変更し、25偏平タイヤをセット。大径ローター&6ポッドキャリパーに変更し、安心感を格段にアップ。もちろんホイールとブレーキの隙間もなく、スタイリングもGOOD。

ブラックの外装に対し、車内はピンク&パープル系に変更。色のチョイスは奥様のアイデアだそうだ。純正レザーの質感は高いが、これを惜しげもなく変更。外したフロントグリルはセンターコンソールにビルトイン。ラゲッジにいるマイメロちゃん&クロミちゃんもサンリオにワンオフ製作を依頼。リボンの数が市販品とは異なり、左右につくのがポイントだ。

OWNER NORI


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野陵
アメ車マガジン 2023年3月号掲載


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