【ジェットシティ】マスタング・エコブースト用オリジナルマフラー

フォード

チューニング

アメマガ2023年7月号

ジェットシティ

広島県

マスタング

マスタングエコブースト

華麗なるフォード

個性的なカスタム、SEMA ショー出展、イベント主催など、数々の話題を振りまくジェットシティ。マスタング・エコブースト用のオリジナルマフラーを開発し販売中!

華麗なるフォード


派手さを抑えたマフラーの要望が多かった

2021年にアメリカ・ラスベガスで開催されたSEMAショーにおいて、日本の匠のカスタム技術を取り入れたマスタングを披露したジェットシティ。展示されたマスタングは、刺激的なスタイルながら日本人らしい繊細な仕上がりをみせ、本国カスタムビルダーからも注目を浴びた。

 

とりわけ大きく注目されたのが、芸術的なパイプ取り回しのマフラーだ。車両のベースはエコブーストだけに「これはさすがにダミーだろ?」と勘違いされることも多く、リアルマフラーであることを知ったビルダーから「クレイジーと何回言われたことか…」と、ジェット代表の萩原さんは当時を振り返る。

そして、ビルダー達から熱心な要望と質問も受けている。それは「同じようなマフラーを作ってくれ」という要望と、「エコブースト用で、ここまで派手じゃないマフラーは作っていないのか?」という質問だ。同様のマフラーに関しては、製作はワンオフであり、日本で製作し現地に送るか現地に赴いて製作になるため、いずれにしても相手側の予算次第。萩原さんが深く考えさせられたのは、派手さを抑えたマフラーの需要だ。

 

ビルダーによれば、アメリカでもエコブーストに乗るオーナーが多いこと、そしてそれ専用の社外マフラーは激安粗悪品か高額マフラーしか販売されておらず、しかたなくワンオフ製作するオーナーも多いと言う。とはいえ「遠いアメリカでの話だろう…」と萩原さんは思っていた。だが日本にマスタングが戻り、多くのメディアやオートサロンなどで車両が披露されると、ジェットシティにはマフラー製作の要望と質問が急増。しかもその多くは、マスタング・エコブーストだった。

そうした経緯があり、ジェットシティはエコブースト用のオリジナルマフラー開発に着手。拘ったのは、メイドインジャパンの精密なクオリティでありながら価格を抑えること。開発は国内の某マフラメーカーと共同で進められ、高い品質に加えて取り付け・取り外しの容易さと、バンパーの加工不要にも拘った。

 

一般的な社外マフラーは、触媒から出口までの一体型や、出口だけ交換のタイプがあるが、ジェットのマフラーは中間ストレートから両サイドに分かれるパイプ部分で切り離し、出口までを交換するタイプ。パイプ接合を溶接ではなくU字ボルト固定にしたのは、車検時に簡単に交換ができるためだ。装着には純正サイレンサーを外すことになるが、マフラーサウンドは爆音にはならず、心地よい低音サウンドに変化。V8とまではいかないが、確実に純正エコブーストとは大きな違いを感じられる。

 

さらにジェットは、マスタング・エコブーストに加え、カマロの2.0ℓ直4モデル用も開発し同時発売している。

MUSTANG EcoBoost
ジェットシティオリジナルマフラー

取り付けは溶接不要のU字ボルト固定

ジェットシティ・オリジナルマフラーの取り付けは、純正マフラーを所定の位置で切断し、付属するジョイントで繋ぎ合わせ付属のU 字ボルトを使って固定。出口側は純正の吊りゴムにマフラーハンガーを引っ掛けるだけだ。チタン風の焼き色が特徴の出口Φ径は115Φとなり、バンパーの広げ加工無しで取り付けられる。素材はオールステンレス製。

車検の際に簡単に純正に戻せる

取り付けに溶接ではなくU 字ボルトを使っているので、車検などで純正に戻す際も簡単に交換することができるのも大きな特徴。中間から丸々交換の一体型マフラーではないので、取り外したマフラーを保管しやすいのもメリットだ。

純正サイレンサーを外すため爆音になることを不安に思うかもしれないが、サウンドは心地よい低音を響かせる程度。だが、明らかに純正エコブーストとは違う重厚なサウンドに変化している。

アメリカのカスタムビルダーもエコブースト用マフラーに注目

SEMAショーに出展されたジェットのマスタングは、エコブーストにも関わらず過激なマフラーを取り入れたことで現地ビルダーから大きな注目を浴びる。「俺にも作ってくれ」、「ライトスタイルの量産型は無いのか?」など多くの要望や質問があったことも開発のきっかけとなった。


MUSTANG EcoBoost
ジェットシティオリジナルマフラー

ジェットマフラーのPOINT

・国内マフラーメーカーと共同開発
・オールステンレス素材で出口はチタン風焼き色
・日本製で高い品質を誇り低価格を実現
・U字ボルト固定で溶接不要・バンパー加工不要
・純正と同じΦ径でトルク低下はなし

価格:¥143,000
適合:2015 ~マスタング・エコブースト


カスタムだけじゃなく販売・整備もお任せ!
ジェットシティ【JET CITY】

所在地:広島県安芸郡海田町国信2-6-43
TEL:082-820-0377
URL:https://jetcity-motoring.com/
営業時間:10:00 ~19:00
定休日:日曜日

SEMAショー出展のマスタングなど、カスタムばかりに注目されるジェットシティだが、代表の萩原さんを含めて二級整備士資格を持つ整備士が在籍し、整備の実績や経験も豊富。販売車は本国から直輸入した違いのある車両が並び、ビンテージモデルは萩原さんが現地でオーナーと直接交渉して持ち込むこともある。


アメ車マガジン2023年7月号掲載


関連記事

RELATED


単なるマスタングGT350じゃないRこそが本気の証

一般的なショップでは二の足を踏むハイスペックのモデルすらも、堂々と入庫させてきたカーボックス。そんなショップにして、仕入れの勇気を持てず、そもそも購入のチャンスすら巡ってこなかった幻のモデルがある。それがシェルビー・GT350Rだ。

物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!

燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」

アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ

名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。

【フォードマスタングGT500E】ピンクを大胆に注入したエレノア仕様のマスタング

マスタング乗りの憧れであるエレノア仕様に変更しながら、そのゴリゴリのスタイルをあえて消し去るピンクをボディ各所に注入。こんな斬新なやり方は、とっても個性的だし何より面白い

【フォードマスタングGT】派手さの中に垣間見える、繊細な拘りも見逃せない

日本のカスタム技術をフルに取り入れ、SEMA SHOW出展を果たしたジェットシティのマスタング。その雄姿に触発され、「世界基準」のマスタングに乗るべくジェットにカスタムを依頼したオーナーさん。その全貌が遂に公開された!

 

最新記事


2025/09/25

【F-BODY MEETING EAST】F-BODY愛好家たちが日本一の山の麓に集合!

イベントレポート

F-BODY MEETING EAST
26th Apr 2025
ドライブインもちや駐車場

2025/09/23

数々のアメ車を乗り継いできた義父とアメ車デビューした娘婿

ピックアップトラック

バン

シボレー

初めてのアメ車にアストロを購入した娘婿のYuuriさん。一方ナビゲーターに始まり、C-1500、タホ、アストロ、そしてC1500とアメ車を乗り継いできた義父であるAtsushiさん。人生の先輩として、アメ車乗りの先輩として伝えたいこと、そしてその先へと紡ぐ将来の夢を語る。

2025/09/18

【ウイングオート】車両の購入やメンテだけでなく クルマを走らせる楽しさも提供

クーペ

フォード

ショップ

愛車のポテンシャルを引き出して走るは、技術や知識が必要となる。ウイングオートではドライビングアカデミーを開催し、それらを提供する機会と場所を提供する。

2025/09/16

【モーターファンフェスタ 2025】様々なクルマを身近に感じられる日本最大級の「体験・体感」イベント

イベントレポート

MOTOR FAN FESTA 2025
in 富士スピードウェイ
20th Apr 2025

ランキング


2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2025/09/25

【F-BODY MEETING EAST】F-BODY愛好家たちが日本一の山の麓に集合!

イベントレポート

F-BODY MEETING EAST
26th Apr 2025
ドライブインもちや駐車場

2019/02/09

エレノアらしい“走り”を磨き上げた珠玉の一台、シェルビーマスタング

クーペ

ビンテージ

フォード

クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。

AMERICAN DAILY VINTAGE CAR
気軽に、楽しく、毎日乗れるアメリカンビンテージカー

2021/03/15

【注目のアメリカン雑貨】大阪の老舗ブランド、アンダーウッドが同業者の買い付け地に!

ショップ

大阪府吹田市の閑静な住宅街にあるユニークなショップ「アンダーウッドブランド」。ヴィンテージカーやオートバイからアパレル、多肉植物など幅広いアメリカンアイテムが豊富。同店はヴィンテージ・アイテムの素晴らしいコレクションを展示するだけでなく、カスタムカーやオートバイのレストアなど様々なサービスも提供しており、一度は訪れるべきショップ!