1950年代ミッドセンチュリーのアメリカと常滑のカルチャーを融合【CENTRAL DINER】

招き猫の街として知られる愛知県常滑市。猫(キャッツ)と言えばロカビリーアーティストの名称でも多用され、ミッドセンチュリーなアートの多くも猫をテーマにしたものが多い。それをオーバーラップしつつ、絶妙にカルチャーを融合させた50'sアメリカンダイナーが「セントラルダイナー」だ。
AMERICAN DINER
お店を通してアメリカ文化をもっと身近に感じて貰いたい
本場の雰囲気満載のアメリカンダイナー
CENTRAL DINER
すぐ傍には大型ショッピングモールにコストコ、さらに常滑りんくうビーチからも近く、セントレア空港にほど近い常滑に店舗を構えるセントラルダイナー。セントレアといえばアメ車マガジン2023年9月号に掲載しているamZの会場もすぐ傍に位置する。そんな立地条件もあってイベントやミーティング帰りに、USカルチャーが好きなお客さんが立ち寄ってくれることも多いと語るオーナーの西森さん。

アメ車のみならずバイカーたちが知多半島をツーリングする際のランチスポットとしても多く利用されており、人気の秘訣はご当地の食材にこだわりながら50年代アメリカンダイナーらしいメニューの充実。そして木材を一切見せないフラミンゴピンクとペパーミントグリーン基調の、まるでタイムスリップしたかの様なリアリティ溢れる空間だ。
「売りたいのはハンバーガーじゃなくUSカルチャーそのもの!」。そんなキャッチーな言葉も、実に説得力がある。もちろんハンバーガーも絶品なのだが、音楽、ファッション、クルマ、アクセサリーなど、様々な角度からミッドセンチュリーにこだわる姿勢は、アメリカンダイナーを通して、どんな些細なキッカケでも良い、50年代のUSカルチャーに興味を持ってもらいたい思いの現れである。ぜひそのタイムスリップしたかの様なリアリティを体感して見てはいかがだろう。




ハンバーガーは地元の食材である知多牛100% のパティーを採用したご当地版と、オーストラリア産のオージービーフを使ったリーズナブルなハンバーガーのどちらかを選べる。人気はご当地版だが、オージービーフも絶品!
来店されるお客さんの層はファミリーからシニア世代、時には女子高生がお誕生日会のサプライズパーティーの会場として利用することもある。とにかくカジュアルに、USカルチャーを身近に感じて欲しいとの思いはこうした姿勢からも伝わってくる。


エントランスのガラスショーケースにはコインケースやアメリカン雑貨のほか、西森さんの奥様がハンドメイドで制作したロカビリーファッションにピッタリのアクセサリーなども販売されている。




ジュークボックスはジャンク品を購入後に点灯する様に西森さん自ら修理したオブジェ。スマホからの音源が主流の若者はワンコインでレコードを流す、このエモーショナルな機器に興味津々。ちなみに店内に飾られたギターの中にはブライアンセッツァーモデルなど、ロカビリー御用達のモデルも展示されている。
SHOP DATA:CENTRAL DINER
住所:愛知県常滑市新開町2-91
TEL:0569-47-9002
https://centraldiner50s.com/
OPEN:11:00 ~16:00
18:00 ~23:00(月~金)
11:00 ~23:00(土・日・祝)
定休日/年中無休
PHOTO & TEXT ◆石井秋良
アメ車マガジン 2023年9月号掲載
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