子育てもひと段落。夫婦と愛犬ファーストでのんびり暮らす家

HOUSE

アメマガ2023年11月号

アメリカンハウス

アメリカンライフ

ジェネラルアメリカンホーム

Let's AMERICAN HOME

都会の喧騒を離れて、夫婦と愛犬でのんびり暮らしたい。3人の子育てがひと段落したN さん夫婦は、兼ねてより思い描いていた暮らしを叶えるため、2度目のマイホーム計画をスタート。目指すは広いガレージとドッグランの設置!

Let’s AMERICAN HOME


間取りよりも優先したのがドッグランの広さ

定期的に完成した住宅をアップする、ジェネラルアメリカンホームのインスタグラム。個性的なデザインの住宅が並びその都度反響があるのだが、今年特に大きな話題となったのが、今回紹介するNさんの住宅だ。その理由はズバリ、敷地内に広大なドッグランを要していること。190坪という土地に対し、全面天然芝のドッグランの広さはなんと50坪。愛犬をストレスなく遊ばせるためだけの贅沢な空間は、愛犬家が一度は夢見るであろう、まさに夢の光景。

 

オーナーであるNさんは、今回の住宅が2度目の戸建て建築。以前までの住宅は、5人家族+愛犬が住む上では小さくもなく広くもない「普通の住宅」だったと言う。そんな普通の住宅に対し、長年アメ車に乗るNさんはガレージを追加建築し、アメリカン雑貨を飾るなど小さいながらも憧れの「アメリカンガレージスタイル」でカーライフを満喫。だが、ガレージでクルマイジリをするのも趣味だったため、広いガレージに対する思いは徐々に膨らんでいった。

広いガレージと共に、悩みの種だったのがシェパードの愛犬の存在。「狭い住宅で暮らして、本当に幸せなのかどうか」。そんな思いを常に持っていたというNさん夫婦は、「いっそのこと、ポツンと一軒家みたいな田舎に引っ越そうか」と言う話もしていたそうだ。そこであれば、広いガレージも、愛犬と遊ぶ空間もタップリある。ただ、3人の子供たちの事を考えると…。

 

子供たちのことを考え、理想を胸に秘めながら過ごしていたNさん夫婦だが、3人の子供たちが高校卒業を迎えたとき大きな決断をする。「残りの人生は、夫婦と愛犬ファーストの住宅でのんびり暮らそうじゃないか」。

 

理想の住宅は、アメ車が似合うアメリカンデザイン。インスタで検索するとジェネラルアメリカンホームを見付け、オープンハウスに訪問。「見た瞬間にこれだと思いました。インガレージや、リビングの開放的な空間や装飾など、本当に海外に来た感じでしたね。でも一番の決め手となったのが、社長を含むスタッフのフレンドリーな対応。全然営業的な感じもなく、この雰囲気の良さなら、楽しく安心して住宅建築ができると思ったんです」。

 

訪問したオープンハウスで建築を依頼したNさん。土地も探してもらい、地域の拘りもなく、とにかく広い土地を探してもらう。そうして見付けてもらったのが、東海エリアの海岸では屈指の人気を誇る内海海岸近くの190坪の土地。「サーフィンもやらないんですが、せっかく近いので日焼けしに行ってます(笑)」と、海の近くに憧れる人にとっては贅沢な話。

 

建築する上で絶対条件にしたのは、当然ながら広いインガレージと、愛犬を遊ばせられるドッグランで、この2つの広さを確定させてから間取りを決めていった。細かい部分では、奥様が要望のキッチンのアイランド、L字型キッチン、和室。

 

Nさんは、住宅外周のカバードポーチ、ドッグルームなど。他にも、以前の住宅が収納スペース不足だったため、建築内覧中に大工さんにお願いして、空きスペースを収納にしてもらっている。「ジェネラルは、内装施工の際に大工さんと直接相談してその場で要望に対応してくれるからありがたい。ドッグルームは階段下の空きスペースだし、廊下の収納も本来は壁で覆われていた部分ですから。大工さんに、ここのスペースはなんですか? って聞くのも大切ですね」。図面上が全てではなく、現場での変更も可能。デザインばかりにクローズアップされるが、この自由さもジェネラルの魅力。もちろん、構造上の理由などで却下されることもあるが、しっかり対案も提案してくれるので、遠慮せずに相談してみるべきだろう。

自慢のインガレージは8×8mの広さを確保し、2台のフルサイズがすっぽり収まる。だがここは、Nさんの趣味部屋でもあるため、Nさんの愛車専用。奥様のクルマはもちろん、子供たちのクルマも止めることはNGのようだ。クルマイジリが楽しみということで、プロ並みの工具や機械を常備し、床には個人輸入で仕入れたリフトまで設置されている。「もし欲しい方が居れば、ジェネラルを通して連絡もらえれば輸入しますよ(笑)」。

 

ジェネラルは完全自由設計であるため、契約から1年以上掛けて着工するオーナーもいるなか、Nさんは半年とかなり短い。それでいて「お任せ」はほとんどないと言う。「全てが自由なので、決めなきゃいけない事は多いです。でも僕は、一番悩むと言われる壁紙も即決。一度建てていることも大きいですが、打ち合わせ以外でも住宅雑誌やネットで勉強してましたし、オープンハウスでも質問攻めしてました。提案されるのを待つだけじゃなく、自分で勉強することも理想の住宅を造る上では重要だと思います」。

 

2023年の熱い夏が、初めて迎える夏。だが海風がその熱さを遮り、喧騒と離れた土地で、心地良い時間を過ごすNさん夫婦と愛犬ハンター。そして巣立った子供たちも、休みの度にわざわざ足を運び和室でゴロゴロ。第二の住宅ライフとして、「のんびり」をテーマにするのも決して悪くない。

ドッグルームの壁紙が一番高価かも?拘りが詰まったインテリア

住宅雑誌を見て取り入れたのが、階段下のスペースを有効活用したドッグルーム。ジェネラルアメリカンホームでも過去に施工したことがあり、すぐに施工対応。ドッグルームの壁紙は防水加工の輸入品という拘り。「もしかしたら、この家で一番高価な壁紙かも」とNさん夫婦。

日の光がタップリ入るように窓の多さもNさん邸の特徴だが、吹き抜けの壁・天井にある窓は、直射日光がリビングに入らないように位置を調整して設置。吹き抜けデザインは、日光の当たり過ぎが逆にデメリットになる場合もあるのだ。アーチ状の出入口はオープンハウスで見て取り入れたもの。家具はアシュレイで統一。

奥様が要望したのは主にキッチン。調理のしやすさを考えL字型キッチンにし、収納にもなるアイランドも配置。暗いキッチンが嫌だったため、ダイニングから張り出したデザインに変更して窓を追加。

キッチンの他に奥様が要望したのが和室の設置。ダイニング脇に小上がり和室を配置し、PCが置かれている側は掘りごたつタイプ。また、小上がりの部分は大工さんにお願いして引き出し収納にしてもらった。なおこの和室は、奥様の昼寝場所でもあり、子供たちがゴロゴロする人気エリア。

3人の子育てがひと段落し巣立ったとはいえ、それぞれの子供部屋は確保。なお、子供部屋の形状が歪に見えるが、本来は壁や天井として設計されていた部分を取っ払い、少しでも空間を広くするようにしている。

パントリーを含めて収納スペースが豊富なのは、以前の住宅で収納不足で悩んだNさんならではの要望。廊下にある左上写真の腰壁上の部分は、本来は通常の壁。だが、内装施工中にここが空洞であることを知り、大工さんに収納にすることを依頼。そんな要望もしっかり答えるのがジェネラルだ。

190坪ある土地に、約50坪の全面天然芝のドッグランを配置。自由に走り回る愛犬ハンターちゃんを見れば、とても幸せそうなのが伝わってくる。大きなヤシの木はまさにシンボルツリー。

外壁はDIYでクルマを塗装をするNさんらしく、廃材を塗装して外壁に見立てて色見本を作り配色したオリジナルのグレー。カバードポーチは玄関側からドッグラン、裏側へと続く。これもNさん邸の特徴だ。

8×8mとなるインガレージはNさん専用のスペースで、現在の愛車である68カマロ以外は家族のクルマであっても入庫はNG。クルマイジリも趣味であり、個人輸入した3トンリフトも床面に配置。なお、ジェネラルはリフトサイズに合わせて床穴を空け配線スペース作るのみなので、リフト販売は行なっていない。


OWNER:Nさん


General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】

所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp


PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2023年11月号掲載


関連記事

RELATED


自然豊富な故郷に建てた家族が毎日笑顔になる家

家族5人で暮らすアパート暮らしは窮屈そのもの。新たに家族が増えることが分かり、家族みんなが笑顔になれるマイホームを建てることを決意した藤本さん。奥様が憧れたリアルアメリカンの住宅を建てるべく、大家族の夢がスタートする。

【ジェネラルホームアメリカン】憧れのリアルアメリカン住宅で毎日を楽しく過ごす

ジェネラルアメリカンホームで建築し、アメリカを感じながら生活を送るオーナーたち。すべてのオーナーに共通するのは、家族全員が毎日を楽しく過ごしていること。2024年にアメマガで紹介したオーナーを改めて振り返ってみよう!

一度は諦めかけたが夢を追いかけ理想の家に辿り着く

某ハウスメーカーでサーファーズハウスの建築を目指していたが、理想の形を追い求めていくと建築費用は膨れ上がっていった。現実を知り諦めかけたが、インスタで見たハウスメーカーにダメもとで電話すると…。再び理想の住宅計画が動き出す!

家族と愛犬のために何度も考え抜いた理想の住宅

愛犬とのんびり暮らすために、建て替えを前提に中古物件を購入した奥村さん夫婦。その物件がアメリカンスタイルだったこともあり、建て替えデザインはアメリカンスタイルが理想。家族も増えて、間取りは二転三転しながら理想を追求していった。

ハワイを感じながら子供たちが毎日楽しめる家

近所の目を気にしながら子育てするのはもうウンザリ。自分たちも、子供たちが自由に遊べる一軒家が欲しい。大好きなハワイを感じられる、理想は兄夫婦のようなカッコイイ住宅。

 

最新記事


2025/11/06

統一感が生む独自の世界は近未来な印象を抱かせる【ハマーデザイン】

クーペ

ビンテージ

シボレー

ショップ

ハマーデザインの濱岡氏がアメリカ滞在時に出会ったダニーD氏。彼に亡き今、その遺志を継承し後世に広める者として、様々な作品を濱岡氏は生み出し続ける。

2025/11/04

【FIELD STYLE JAPAN 2025】450社以上が出展するアジア最大級のアソビの祭典

イベントレポート

FIELDSTYLE JAPAN 2025
AICHI SKY EXPO(愛知国際展示場)

2025/10/30

【マッスルカーナショナルズ14】イベントの主役は、1960~70年代のアメリカンマッスルカーたち

イベントレポート

MUSCLE CAR NATIONALS 14
18th May 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場

2025/10/28

夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】

クーペ

ダッジ

フォード

一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!

ランキング


2024/12/31

【FORD F-150 LIGHTNING】公道は走行できないですがビジネスのために投入!

ピックアップトラック

フォード

チャレンジャー専門店のラグジ・島澤社長から「F-150のライトニングを、ディスプレイ用として購入したお客様がいますよ」と連絡が。展示するためのクルマってどういうこと? とモヤモヤしながら取材に向かった。

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2018/03/27

スラムドは不向きとされるラムバンを極限まで落とし込む

バン

ダッジ

足回り

アストロやシェビーバンなどのGM系バンでは着地スタイルも珍しくはないが、ベースがラムバンとなると車高調でローダウンが限界…。だが、その一歩先を目指し、アキュエアーを駆使してボディメイクを敢行!

2021/01/22

【アメリカNo.1売上】本場が認めるキャンピングトレーラーJAYCOの内外装とは?

キャンピング

キャンピングトレーラーがあれば、あれもこれもとキャンプ道具を積み込むことなく、必要な時だけ連結して、いつでも贅を尽くしたトリップが可能!

そして切り離せば現地でも気軽に周辺の観光スポットを探索できるメリットもある。さぁ、キャンピングトレーラーを始めてみませんか!

Text & Photos|アメ車MAGAZINE