本国で流行りのスタイルに感化されて日本で実践!【1992 シボレーC-1500】

最初はロワードフォルムにワイヤーホイールのローライダー系、そして純正車高を経て4インチ、6インチとリフトアップを施工。最終的にはベッドの製作にまで着手したC-1500のヘビーユーザーから長年愛用する秘訣を伝授!
WE LOVE PICK UP TRUCKS
アップデートし続けることが20年乗り続ける秘訣!
1992 CHEVROLET C-1500
ユーティリティーにステーキベッドなど、ピックアップトラックの荷台には様々なアレンジが存在する。ここ最近はDIYでキャンパー仕様にするなど様々なベッドメイキングが日本でも浸透しつつあるが、今回紹介するC-1500を20年間愛用し続けるオーナーは、長年の経験値も加わって筋金入りのこだわり様。 「19歳の時、成人式にカッコいいアメ車に乗っていきたい!」という理由から始まったC-1500ライフ。
当時はローライダー全盛でトラックでもワイヤーホイールが珍しくなく、ロワードフォルムで地を這う様に走る姿こそトラッキンカスタム最前線だった。そこから年齢と共にボイドへと履き替え、10年経過した頃には落ち着いた雰囲気で乗りたいと純正車高へ戻したが、履きたいタイヤサイズが履けないことをキッカケに4インチリフト。その後35インチ履きを実現するべくファブテックの6インチキットを導入。年々車高が成長していく中で気になってきたのがベッド部分の劣化だった。
雨風にさらされ、本国のトラック事情と何ら変わらないワイルドな使い方をしていたことで純正ベッドのリペアを決意したものの、そのまんまベッドを乗せずに走らせるのも不恰好。ならば最近気になっていたアメリカのトラックベッドメーカー「CM」の様なクールなベッドを制作してみようと。
もともと競技用ジムニーで切った貼ったの溶接作業が得意だったこともあってアッサリとでき上がったものの、1mロングで作った初期作品は駐車問題や取り回しが煩わしくなって断念。50cmロングで改めて制作したのがこのベッド。趣味のバイクは横に4台積めるし、イベントやミーティングでは即席ステージとしても活躍。何よりビジュアルがワイルド! あまりのできの良さにトラッキン仲間から「作って欲しい!」と依頼が来るほどだ。
今後はボックスタイプのキャンパー仕様など様々なベッドアレンジにも挑戦していくらしく、「一般ユーザーさんでも相談してくれたら可能な限りカタチにします!」とのこと。オリジナルベッド制作を考え中の方はぜひ!




当初は縞板での制作も考えたが、重量増や炎天下にさらされた時の熱対策も考慮してウッドデッキ仕様にアレンジ。テールレンズ周りは本国のソレを参考にレイアウトして、バンパー部分の絶妙な曲げ角度の調整にもこだわりが際立つ。様々な積載物に対応すべくロープを通す箇所は多めに作っており、バイクを積む際の固定も問題なし!


サイドステップもRyuさんの自作。懐かしいハートビートのボウタイエンブレムが長年の愛用を物語るグリル部分は、ラプターライナー塗装のアレンジを施す。エンジンは350ハイアウトプットに換装済みで、ヘダースからステンレスでマフラーを制作。






リアのエアサスは重量増によってリーフスプリングへの負担増を補い車高を保つのに有効。ファブテックの6インチアップキットによって35インチ履きも余裕のフェンダークリアランスへ。リアベッド部分のフェンダーアーチは職人技レベル! ちなみに前後ヒッチ装着は趣味のレジャーボートをけん引したり、マリーナの前引きスロープに対応すべく装着しているとのこと。理に適った装備も格好良い!


92年型のインテリアはスクエア基調で味わい深い。ステアリングはレア物のレカラ・ガンスミス! 革を巻き直してクリーンコンディション!
OWNER:Ryu さん
THANKS:竹内オートサービス
http://www/j-1factory.com
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2024年6月号掲載
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